SIMカードを2枚契約して、1台のスマホにいれて場面によって使い分けられるデュアルSIMを知っていますか?
デュアルSIMと呼ばれる機能ですが、近年デュアルSIM対応のスマホがどんどん増えています。
これによってSIMカードの併用ができるわけです。
私のおススメの併用は楽天モバイルとmineo(マイネオ)の2枚のSIMカードの併用です!
楽天モバイルとマイネオの併用がおすすめの理由…
ズバリそれは
マイネオ…節約モードが最速1.5Mbpsで優秀!
楽天モバイル…楽天リンク利用で通話が完全無料!
二つのSIMがこのような特徴を持っているからです。
ふたつを組み合わせることで、格安な価格で無制限・使い放題なSIMを作れます。
- わざわざふたつのSIMを使うメリット。
- デュアルSIMの具体的な使い方。
- 大手キャリアの使い放題との料金比較。
国内でもMNP(乗り換え)がしやすい環境が整いつつあります。
これからは自由にSIMを乗り換えたり、組み合わせたりしながら自分の使い方にあったスマホ通信を確保する時代です!
デュアルSIM検討しているあなたの参考になりましたら幸いです。
Contents
マイネオのおススメポイント:節約モード(マイネオスイッチ)が優秀
データ通信に利用するのはマイネオのほうです。
理由は、節約モード「マイネオスイッチ」の機能が優秀ということ。
節約モードにしている間は通信してもデータ通信料が加算されません。
無制限でデータ利用出来るのです。
節約モードがある格安SIMは他にもありますが、料金やオプションの内容をみてもマイネオのマイネオスイッチが一番優秀です。
なので楽天モバイルとの併用ではデータ利用にマイネオを利用します。
マイネオスイッチの使い方
マイネオスイッチの使い方はカンタンです。
ユーザーアプリである『minneoアプリ』からスイッチをON/OFFするだけ。
ホーム画面にスイッチが表示されていますので、こちらをタップするだけです。
ONにすることによって通信速度が制限されて、そのかわりデータ通信は無制限で利用することが可能になります。
しかしこのままマイネオスイッチを利用すると、制限速度が最大200kbpsになってしまいます。
よく大手キャリアの通信制限速度に使われているのが、最大128Kbpsです。それよりはましですが、かなり制限された速度ということになります。
軽めのネット閲覧、メールの受送信、LINEのやりとりくらいはできるかもしれませんが、動画の視聴をしたりビデオ通話を利用したりというのは難しい速度といえるでしょう。
パケット放題plusに加入で最大1.5Mbpsで通信できる
そこで利用したいのが、『パケット放題plus』というオプションです。
月額385円(税込み)のオプションに加入することで、制限速度が最大1.5Mbpsになります。
この制限速度は節約モードの中では最速です。
そしてこのオプションはデータ利用のみの『シングルタイプ』にも使えるのが特徴。
シングルタイプの料金は以下のとおり。
通信容量 | 料金 |
1GB | 880円 |
5GB | 1,265円 |
10GB | 1,705円 |
20GB | 1,925円 |
一番安い1GBで契約してもパケット放題plusは利用できるので
880円+385円=1,265円で使い放題のデータSIMを利用出来ます。
最大1.5Mbpsってぶっちゃけどうなの?
気になるのは最大1.5Mbpsという通信速度。
これがどれほど使えるのかによって快適さが変わってきます。
マイネオの公式サイトからユーザーの声が掲載されているので、参考までに集計を紹介します。
1.5Mbpsの速度の体感を教えてください。
十分な速度でちょうど良い | 77% |
十分だがやや遅い | 19% |
遅い | 4% |
それぞれのサービスの使い心地を教えてください。
使い方 | 利用できた割合 |
メッセージやメールのやり取り | 99% |
音楽ストリーミングの利用 | 97% |
SNSの利用 | 97% |
QR支払いの利用 | 97% |
Webサイトの閲覧 | 97% |
地図アプリの利用 | 94% |
YouTubeのなどの動画視聴 | 92% |
Zoomなどのビデオ会議 | 82% |
アプリのアップデート | 82% |
いかがでしょうか?
ほとんどの利用において不便なく利用できているという結果です。
いままで節約モードにおいては最大1Mbpsが最速で主流でした。
私も最大1Mbpsは体験してきましたが、ほとんどの場面で問題なく使えました。
特に動画の視聴が出来る点は便利で、YouTubeは外出先でも結構みるほうなのでデータ消費を気にすることなく見放題にでき、ストレスもなく最高に快適でした。
今までの主流の最大1Mbpsを超える1.5Mbps。
これは快適です。
さらに通信速度が落ちるといわれる混雑時間帯。
一般的に昼休み時間帯・夕方の時間帯をいいますが、節約モードの速度はそもそも制限されている速度なので、混雑時間帯でも1.5Mbpsを割り切ることはほとんどありません。
1.5Mbpsしか出ない=ほぼ1.5Mbpsはでる。
ともいえます。
マイネオユーザー満足度が高い格安SIMです。
mineo(マイネオ)は株式会社オプテージが運営する格安SIMキャリアです。
マイネオは他の格安SIMにはない独自のサービスを提供することによって、顧客満足度が高い格安SIMとして知られています。
- マイネオユーザー同士でわからないことを教えあえる、コミュニティサイト『マイネ王』。
- 余ったパケットをユーザー全員で貯めて、使いあえる『フリータンク』。
- 余ったパケットを誰とでも分け合える『パケットギフト』。
これらはなかなか他の格安SIMではみない独特のサービスです。
ユーザーには好評で、満足度の高いSIMのひとつといわれています。
楽天モバイルのおススメポイントはズバリ通話し放題!
併用における楽天モバイルの役割は無料通話です。
楽天リンクという無料通話アプリ経由で利用した通話は完全無料です。
今までの格安SIMで多くみられた、特定の識別番号を付けて通話することで通話料が割引になるプレフィックス通話とは違います。
楽天リンクからの通話は相手が楽天リンクでなくても無料です。
相手が楽天リンクの必要はありません。固定電話でも無料です。
オプション料金なしでここまで無料通話を装備したSIMは楽天リンクがはじめてでしょう。
楽天リンクは安定感がまだない?
『じゃぁ早速アプリ使ってみよう!』
ってダウンロードしにいくと目立つのが悪い評判。
- 使いにくい
- 通話が途切れる
- 着信音の変更が面倒くさい
など酷評されています。
楽天リンクはインターネット回線を使って通話する、いわばIP電話です。
なのでまだアンテナの数が足りない楽天モバイルでの利用は安定感がまだ足りません。
途切れたり、声が聞こえなくなったり最低限の機能が快適に使えない場合があります。
これは確かにその通りです。
私もサービス開始当初から楽天リンクを利用していますが、はじめは安定感がありませんでした。
『今声が聞こえなかった…』とか『もう一回お願いします。』とか言われることがしょっちゅうでした。
しかし1年以上使って、かなり安定感が増してきました。
埼玉県南東部に住んでいる私のエリアではアンテナの拡充がかなり進んでいるようです。
最初これでは楽天リンク使えないな…と思い仕事の電話には使いませんでしたが、いまでは普通に仕事の電話も楽天リンクで通話します。
これは住んでいるエリアの状況にもよると思いますので、一度試しに使ってみるしかありません。
ぜひ利用してみてください。
安定して使える!となれば今まで通話無制限には2,000円近く払っていたのに、オプション料金なしで使えるようになりますよ!
使えない場合は無料通話オプションもできました。
以前は楽天モバイルの無料通話は楽天リンクしかありませんでした。
なので、もし楽天リンクの通話が不安定だった場合他に逃げ道がありませんでした。
(そのようなクレームにも配慮してのオプション追加かもしれません。)
オプションは月1,100円で、1回10分以内の通話が何回でも無料になります。
データ利用が0ギガなら月額料金がかからない!
そして楽天モバイルのもうひとつのメリットが従量制プランであること。
従量制プランとは使ったデータ利用料に応じて料金が決まるプランのこと。
データを使わなければ使わないほど料金が安く済みます。
楽天モバイルの従量制プランが楽天アンリミットVIです。
このプランはデータ利用が1GBまではなんと無料なのです!
そして楽天リンクで使う無料通話のデータ利用は月間のデータ利用に含まれません。
つまり楽天リンクを利用して無料通話は使いますが、データ利用はマイネオを利用するので楽天モバイルには月額利用料が発生しないことになります。
マイネオの料金は先ほど紹介したとおり、基本料金+パケット放題plusのオプション料金なので、880円+385円=1,265円。
楽天モバイルへの支払いは0円なので、月額1,265円でデータも通話も使い放題のSIMが完成します。
実際に楽天モバイルとマイネオをデュアルSIMで使ってみよう!
では実際に楽天モバイルとマイネオのSIMをデュアルSIMで使う手順を見ていきましょう。
今まで2枚のSIMを使い分けようとすると、それぞれのSIMカードを入れたスマホを2台持ち運んでそれぞれの場面で使い分けるしかありませんでした。
わざわざスマホを2台も持つのでかさばりますよね。
これが最大のデメリットでした。しかし近年デュアルSIM対応機種がでてきたことで、見た目には1台のスマホで2つのSIMカードを使い分ける事ができるようになりました。
まずはデュアルSIM対応スマホを購入しましょう。
デュアルSIMについてはAndroidの方が早く対応していました。
主なAndroidスマホはデュアルSIM対応していますし、中には3枚のSIMカードを入れられるトリプルSIM対応スマホもあります。
一方iPhoneは2018年以降のモデル(iPhoneXS)がデュアルSIM対応しています。
対応機種は以下の通り。
- iPhone XS
- iPhone XS Max
- iPhone XR
- iPhone11
- iPhone 11 Pro
- iPhone 11 Pro Max
- iPhone SE(第2世代)
- iPhone 12 mini
- iPhone 12
- iPhone 12 Pro
- iPhone 12 Pro Max
- iPhone 13シリーズ
iPhoneの場合eSIM+物理SIMになる。
国内版のiPhoneの場合SIMカードは1枚しか入りません。
つまりもう1枚のSIMカードはeSIMを使うことになります。
eSIMを契約すると実際のSIMカードは届きません。
eSIM対応機種にはあらかじめSIMカードが内蔵されています。
使う人がこれを抜き差しすることはありません。
キャリアから送られてくる『プロファイルデータ』を書き込むことで、使えるようになります。
一般的なSIMカードは物理的にSIMカードが送られてきて、挿し込む形なので『物理SIM』と呼ばれます。
eSIMと物理SIM…。
この違いを理解しておいてください。
デュアルSIMの利用方法
デュアルSIMの利用方法については長くなります。
もし興味がある方がいらっしゃいましたら、下記の記事をごらんくだい。
まとめ
楽天モバイルとマイネオの併用がおススメな理由を解説しました。
なんといってもそれぞれがデータ通信・通話の分野において、優秀な使い放題プランを提供してくれているので、それを利用させてもらうということです。
月々1,265円でデータも電話も使い放題って超魅力的ではないでしょうか?
この二つのSIMの組み合わせならそれを実現できます!