- 楽天モバイルがプラチナバンドをもらったらしいけどプラチナバンドって何?
- 楽天モバイルのプラチナバンドはいつから使えるの?
- 楽天モバイルはプラチナバンド割り当てで何か変わるの?
2023年10月のニュースを見てこんな疑問お持ちではないですか?
ようやく楽天モバイルにプラチナバンドが割り当てられましたが、実は割り当てられたからといっていきなりプラチナバンドが使えるわけではありません。
なぜならプラチナバンド用のアンテナを整備する必要があるからです。
この記事では
- 楽天モバイルのプラチナバンドはいつから使えるようになるのか?
- それによってなにが変わるのか?
を分かりやすく解説していきます。
データ無制限・通話無制限の最強プランを提供している楽天モバイル。
この記事を読めば、ついにプラチナバンドを手に入れた楽天モバイルを利用して、データ量や通話料を気にせず快適なスマホライフが送れますよ!
- そもそもプラチナバンドって何?
- 楽天モバイルのプラチナバンドはいつから使える?
- 楽天モバイルのプラチナバンド割り当てで何が変わる?
Contents
ついに総務省が楽天モバイルへのプラチナバンド割り当てを発表!
2023年10月23日総務省が楽天へのプラチナバンド割り当てを発表!
2023年10月23日、総務省が楽天モバイルへプラチナバンドを割りあてると発表しました!
地下鉄副都心線駅間の楽天モバイル電波状況
和光市〜地下鉄成増 つながらない
平和台〜小竹向原 つながらない
要町〜池袋 つながらない
西早稲田〜新宿三丁目 圏外— 竹末李葉 (@X8fJ8jPB86cFpLf) October 19, 2023
楽天モバイルの欠点:
多摩川でつながらないので副回線が必要— 774 (@iriam774) October 20, 2023
楽天モバイルつながらないぞー
— kiyo@ (@kiyo81) October 21, 2023
建物内や地下でつながりにくい・・・!
口コミが目立った楽天モバイルが待望のプラチナバンドを手にしたことで、ユーザーにも大きなメリットがあります!
無制限プランを提供している楽天モバイルだけに、しっかりつながるキャリアになってくれれば超お得ですね!
電波が実際に発射されるのは2024年はじめごろとみられる
ただし、割りあてが決まったからと言ってすぐにプラチナバンドの電波が発射されて、つながりやすくなるという訳ではありません。
プラチナバンド用のアンテナを整備する必要があり、完全に整備が行き届くまでには数年かかると言われています。
しかし、2017年のサービス開始からアンテナを積極的に設置してきた実績から、用地交渉はスムーズに行える可能性もあり、徐々にプラチナバンドによってつながりやすさを実感していく形になると思われます。
プラチナバンド用アンテナへの追加投資は544億円になる見通し
楽天モバイルが提出した事業計画によると、今後10年間でプラチナバンドに対する追加投資は544億円になる見通しです。
モバイル事業が赤字になっている楽天モバイル。
これだけの投資をして大丈夫か?と心配になってしまいますが、2026年ごろには黒字化を目指すとしています。
これまでの設備投資によって、大幅な赤字がでている楽天モバイルですが、プラチナバンド獲得によるユーザーの流入で健全な運営ができれば、サービスの安定につながりますね。
そもそもプラチナバンドとは?
楽天モバイルに割りあてられたプラチナバンドとは、そもそもどんなものか解説します。
つながりやすさを担当するキャリアに無くてはならない大事な電波
プラチナバンドとは700MHz~900MHz帯の低周波帯で、一度に送れるデータ量は少ないがビルなどの障害物では回り込んでつながり、地下などでもつながりやすい電波です。
高速通信ができる高周波の電波もキャリアの魅力ですが、どこでもつながる特性を持つプラチナバンドはキャリアを運営していく上でなくてはならない大事な電波です。
割りあてられた帯域は広くない
今回楽天モバイルに割りあてられたのは、770MHz~773MHz帯域と大手3社と比べると狭い範囲の電波です。
大手3社は10MHzの範囲がありますが、楽天モバイルの割りあて範囲が狭いことが分かります。
この範囲でまかなえるユーザーは1,000万人ほどです。
2023年10月現在で、楽天モバイルのユーザー数は500万人なので、現状は問題ありませんが、ユーザー数が増えてくると安定した通信を圧迫してくる可能性はあります。
まずは、この帯域幅でしっかりと設備環境を整えれば、追加の割りあても検討されると考えられます。
楽天モバイルへのプラチナバンド割り当てで何が変わる?
建物や地下でつながりやすくなる
なんといっても建物の中や、地下での通信が安定します。
障害物があっても浸透したり、回り込んでつながる電波なので安定してインターネットが楽しめます。
かつてのソフトバンクも、発足したばかりの楽天モバイルもプラチナバンドがないのが原因で、つながらないキャリアとして悪い口コミが広がってしまいました。
これからアンテナが整備されて、プラチナバンドがいきわたれば、安定してつながり悪い口コミも改善されていきます。
プラチナバンドによる通信の安定は、キャリアの満足度と契約者数に直結します。
これからの楽天モバイルの運営に期待ですね。
auローミング契約が解消されるので価格が安くなる?
これまでの楽天モバイルでは、自社のアンテナ整備が遅れているエリアで、プラチナバンドのかわりにau回線にローミング接続されていました。
【データローミングとは?】
インターネットサービスで、利用者が契約している通信事業者のエリア外でも他社の設備を通してデータ通信できる仕組み。
海外で使える国際ローミングが良く使われるサービス。
楽天モバイルにとっては、つながらないエリアをカバーしてくれる非常に重要な回線ですが、当然接続料がかかるのでこれまで数百円規模の負担となってきました。
プラチナバンドの拡充で、ローミング契約が解除されれば経営面ではかなりのプラスになります。
ユーザーが求めるより安くて使いやすいプランが提供される可能性もあります。
データ・通話無制限プランが快適に使えるようになる!
楽天モバイルの最大のウリは、データ無制限・通話無制限の最強プランです。
両方無制限で使えて月額3,278円は、大手3社を圧倒する安さです。
プラチナバンドで安定感が増せば、コスパ最高の料金プランになるのは間違いありません。
楽天モバイルプラチナバンドに関するよくある質問
プラチナバンド割り当てまで何年かかりましたか?
楽天モバイルは2017年にMNO参入を発表してから、6年でプラチナバンドが割り当てられました。
ソフトバンクの場合も、参入からおよそ6年で割り当てを受けたので、年数は妥当と言えます。
新規参入の業者が一定の設備投資と認められるには、このくらいの年月がかかるといえますね。
プラチナバンド割り当てで通信速度は速くなりますか?
プラチナバンドの通信速度は、一般的に10Mbps~50Mbpsといわれ高速ではありません。
しかし、楽天モバイルのようにプラチナバンドが無い状態だと、つながらない状態が続き=通信速度が遅いと感じてしまいます。
10Mbps以上安定していれば、体感としては遅いとは感じません。
場面によってはプラチナバンドで安定してつながるのが最も重要になります。
楽天モバイルは赤字らしいけど使っていても大丈夫ですか?
楽天モバイルは2022年度で3700億円の赤字、2023年上半期でも789億円の赤字となっています。
ちょっと想像つかない赤字額ですが、今後プラチナバンドによってつながるイメージが定着すれば黒字化可能と言われています。
楽天モバイルも2026年の黒字化を目指しています。
安定した運営にはプラチナバンドが欠かせませんね。
楽天モバイルがつながりにくいけど人口カバー率は嘘?
楽天モバイルの人口カバー率は2022年で97%を超え、2023年度内には99%に達すると言われています。
もはや、大手3社に引けを取らない人口カバー率ですが、つながりにくいという評判が目立ちますね。
結論、人口カバー率は本当です。
それでもつながらないのは、人口カバー率のカラクリに原因があります。
人口カバー率については、関連記事で解説していますので、あわせてご覧ください。
まとめ:楽天モバイルがプラチナバンド獲得!実際に電波が発射されるのは2024年はじめから!
- 2023年10月楽天モバイルにプラチナバンドの割り当てが発表された
- 実際に電波が発射されて、プラチナバンドにつながるのは2024年から
- プラチナバンドでつながると評判になれば、無制限プランが快適に使えるようになる!