ようこそ『MNPのコンシェルジュ』へ。
今回は
iPhoneをデュアルSIMで使う方法・手順についての記事です。
こんな疑問についてお答えします。
- iPhoneで2枚のSIMを使う方法ってどうやるの?
- eSIMってなんじゃらほい?
- 結局2枚のSIMを使って、どんな風に使い分けたらお得?
- サブ回線におススメのSIMは?
あなたもこんな風な疑問をお持ちではないでしょうか?
国内の約半数のスマホユーザーが利用する
AppleのiPhone。
かっこ良いですよね!
今までiPhoneは日本において、通信契約と抱き合わせで購入するのが一般的で、iPhoneを持っている=3大キャリアと契約しているといっても過言ではありませんでした。
しかし2020年からは状況が一変。
スマホの抱き合わせの販売は原則禁止。それによる大幅な値下げ・契約年数の縛りも禁止されました。
iPhoneの最新機種の取り扱い自体も
先日のサブブランドのワイモバイル。
2020年から第四のキャリアとしてMNOに参入した、楽天モバイル。
とApple側も発売するキャリアの幅を広げつつあります。
実際最新機種ではありませんが、iPhoneを発売している格安SIMキャリアも数多くあります。
これが何を意味するか?
これからは契約するSIMカードも自由に選んで、自身でお得で使い勝手の良い端末を作ることが出来る!
ということです。
このことの詳細は記事本文で紹介していきます。
お楽しみに。
私の手元にはiPhone12があります。
デュアルSIM対応機種なので、実際に使った画像などを用いながら分かりやすく解説していきます。
記事後半ではさらにお得なキャンペーンをやっている2枚目のSIMにおススメなキャリアも紹介していきます。
- iPhoneをデュアルSIMで使うためのeSIMってどんなもの?
- 実際のiPhoneのデュアルSIM利用手順。
- デュアルSIMで使って出来る事。
- 2枚目のSIMにおススメなキャリアはここ。
Contents
iPhoneをデュアルSIMで使うためのeSIMってどんなもの?
デュアルSIMは一台のスマホに2枚の異なるSIMカードを入れて使うことはご存知かと思いますが、iPhoneでデュアルSIMを利用するためにはeSIM(イーシム)を利用する必要があります。
eSIMとは?
eSIMはSIMカードをスマホに実際に入れるのではなく、キャリアから提供されたデータ情報をスマホに書き込むことで通信をする方式のSIMカードです。
今までどおりSIMカードが送られてきてスマホに挿すタイプのSIMを区別するために
物理SIMって呼んだりします。
iPhoneのデュアルSIMでは2枚目は必ずeSIMになる
iPhoneのSIMカードスロットを取り出してみましょう。
SIMピンと呼ばれる専用のピンを挿し込んでとりだします。
なければクリップなどを伸ばして差し込んでもとりだせます。
iPhoneのSIMスロットは今まで通りSIMカードが1枚しか入らないようになっています。
それでもデュアルSIM利用ができるようになったのは、eSIM対応になったから。
つまりiPhoneで2枚のSIMカードを入れてつかうには、片方は必ずeSIMで利用しないといけません。
eSIMのメリット・デメリット
なんといってもeSIMならカードの出し入れをいちいちする必要がなくなります。
意外とこの作業は面倒くさいですし、取り扱いにも気を使いますので直接出し入れする必要がないというのは大きなメリットです。
デメリットはeSIM対応ではない他の端末では使う事が出来ないということです。
まだまだ全ての端末でeSIM対応されているわけではありません。
それらの端末ではその会社のSIMデータを入れて使うことができません。
また逆にキャリア側でもeSIMに対応していないキャリアもあります。
iPhoneの場合キャリアがeSIM対応してくれないと、その会社をデュアルSIMで利用することはできません。
iPhoneのeSIM対応機種は?
iPhoneでeSIM対応したのは比較的最近です。
対応しているのは
iPhoneXS,XS Max,XR以降の機種になります。
AndroidではかなりデュアルSIMが普及している
ようやくデュアルSIM対応が進んだ感じのiPhoneですが、Androidはもう少し対応がすすんでいます。
メーカーにもよりますが、物理SIMで2枚入るスロットはいまや当たり前ですし、eSIM対応している機種も多くみられます。
中には3枚のSIMが入るトリプルスロット対応の機種なんかもあります。
実際にiPhoneをデュアルSIMで使ってみた。
では実際にiPhoneをデュアルSIMで使う手順をみてみましょう。
今回は楽天モバイルをeSIMで申し込んでみました。
iPhoneをデュアルSIMで使う手順①SIMロック解除の確認
物理SIMではありませんが、当然利用したい機種がSIMロック解除されていないとeSIMを利用することができません。
各キャリアでSIMロックの方法がありますので、まだSIMロック解除がかけられている場合は必ずSIMロック解除をしてから作業に望みましょう。
docomoのSIMロック解除の条件とは?中古端末でも解除してくれる!って知ってた?
auのSIMロック解除を無料でする方法。au端末にはちょっと面倒くさい注意点があるぞ!
ソフトバンクのSIMロック解除方法について。iPhoneの手順を元に解説。
iPhoneをデュアルSIMで使う手順②eSIMで申し込み、QRコードの読み込み
回線を申し込みする際、eSIMで申し込みましょう。
SIMタイプの選択にてeSIMを選択してください。
楽天モバイルでeSIMを申し込む際には
『AIかんたん本人確認(eKYC)』
を利用することができます。
eKYCはWeb上から申し込みを出来るシステムで、運転免許証もしくはマイナンバーカードで本人確認を行うことができます。
スマホひとつで行うことができ、さらに最短5分で開通手続きすることが出来る大変便利な開通方法です。
私も実際eKYCを利用しましたが、確かにすぐに開通することが出来ました。
この方法ならより早く開通できます。
SIMの到着を待つ必要もありませんので、手続きがスムーズです。
QRコードの確認
楽天モバイルでeSIMを申し込んだ場合、
『my楽天モバイル』からQRコードを表示させます。
- 申し込み履歴からeSIMの申し込みを選択
- 準備が出来た状態なら『開通手続きへ進む』ボタンが表示されているので、タップします。
- QRコードが表示されますが、いったん戻ってホーム画面から『設定』に進みます。
- モバイル通信を選択
- モバイル通信プランを追加をタップ
- QRコードを読み取る
⑥で読み取りをすると、デフォルトで使う回線や音声通話で利用する回線などを設定する画面が表示されますので、それぞれで主回線・副回線のどちらを使うかを選択してください。
iPhoneをデュアルSIMで使う手順③詳細設定を行う(iOS14の場合)
続いて詳細な設定を行っていきます。
- 通話のオプション⇒VoLTEをオンにする
- 『モバイルデータ通信ネットワーク』をタップ
- APNの部分に『rakuten.jp』を入力
これで設定が完了しました。
回線の表示をみると、2回線が表示されています。
主回線・副回線の表示もありますので、どちらがデフォルトの通信回線なのかもわかりやすいです。
デュアルSIMで使う2枚目のSIMには、楽天モバイルがおススメ!
今回紹介したように楽天モバイルはeSIMに対応しています。
なんといっても楽天モバイルはサブ回線(副回線)として利用するには、もっともおススメのSIMです。
データ通信無制限・通話完全無制限
この両方を無制限としてウリにしているSIMは他にはありません。
サブ回線として設定すれば、主回線の通信容量を下げることができ節約になります。
実際楽天エリアは計画より速いペースで広がり、この1年で飛躍的に通信出来るエリアが増えました。
しかしエリアだけでは不安があります。
それは
楽天にはまだプラチナバンドが割り当てられていないという部分です。
プラチナバンドは特に建物の中や、地下などでの通信で力を発揮します。
速度はでませんが、障害物に対して回り込むことが出来る電波で、通信の安定感には必ず必要です。
メインSIMはキャリアの信頼感・安定感
実際楽天モバイルの通信ではまだ地下や建物の中で使えない…という事例が多くみられます。
良く楽天の電波が届く場所なら、無制限の楽天モバイルを利用していれば良いのですが、通信が不安定になる場面では
大手キャリアだったり、UQモバイル・ワイモバイルなどのサブブランドなどの安定した通信のSIMを選びましょう。
auネットワークで月々980円(税抜)~!【UQモバイル】
ワイモバイルからiPhone12登場!
2枚目にはストレスなく使えるSIMを選択
副回線には楽天モバイルをおススメしましたが、それ以外にも出来るだけ使い放題のSIMを選択しましょう。
例えばmineoの
『パケット放題Plus』というサービスがあります。
月額385円のオプションになるのですが、いわゆる節約モードと呼ばれるものです。
専用アプリ『mineoアプリ』からmineoスイッチをONにすると、最大1.5Mbpsで使い放題になります。
最安はデータ専用のシングルタイプ。
月額880円+パケット放題385円=月額1,265円
これで使い放題のSIMを作ることが出来ます。
この1Mbpsというのはひとつのキーポイントです。
私も今まで最大1Mbpsを色々使ってきましたが、動画を見たり音楽を聴いたり、ゲームをしたり…ほぼ全ての使い方において十分な速度です。
断言します。
日常でのスマホ利用において1.5Mbpsは十分の速度といえます。
そして通信において容量を気にせず使えるということは、最大のメリットです。
通信容量に上限があるプランでは、絶対に容量が気になって外でなかなか自由に使うことはできません。
全く容量を気にせず使えるSIMは非常に貴重です。
そんな時メインSIM として例えばUQモバイルを契約していれば、そちらに切り替えて高速通信をすることが出来ます。
この使い方なら、
マイネオ(1,265円)+UQモバイル(1,480円)
=2,745円(税抜き)
で利用することが出来ます!
この価格で通信制限を全く気にすることがないSIMを作ることが出来ます!
そしていざ高速通信が必要な時は、メインSIMへ切り替えてストレスなく通信することができます。
まとめ:デュアルSIMで自分好みのSIMを作ろう!
ようやくiPhoneもデュアルSIMに対応したことで、様々な組み合わせで快適な通信環境を作ることができます。
2020年に発表された大手キャリアの新プランのほとんどは中容量~大容量プランです。
正直、それほど容量が必要ないんだよな…という人も多いはず。
格安SIMの中には、通信速度を抑える代わりに無制限で通信できるSIMがいくつもあります。
外出先で通信容量を気にせず無制限で使うことができるのは、一度使い慣れてしまうと通信制限を気にしながら使うことが苦痛になるほど快適です。
これからの時代はデュアルSIMで自分好みの組み合わせを考える時代です!