2枚のSIMカードをスマートフォンに入れて、両方を使える便利なデュアルSIM。気になりますよね。
最近は個性的なSIMカードが増えました。
- データ無制限のSIMカード
- 通話無制限のSIMカード
- 最大1Mbpsで使い放題のSIMカード
いっそ乗り換えてしまえば話が早いかもしれませんが
- 大手キャリアの安心感は欲しい
- いざという時、高速通信・安定した通信ができるようにはしておきたい
こんな希望もあるでしょう。
いろんなSIMの”いいとこどり”ができたら最高ですよね。
今までその”いいとこどり”をするために、スマホの2台持ちをしていた人もいるでしょう。
そんなデメリットもありました。
今日はデュアルSIMの基本的な使い方と、おススメのデュアルSIM対応スマホを解説していきます。
デュアルSIMって実際どう使うの?基本的な使い方
デュアルSIMで可能なSIMのカスタマイズ方法
おススメのデュアルSIM対応のスマホ
Contents
デュアルSIMとは?
デュアルSIMとは1台のスマホに2枚のSIMカードを入れて両方使える機能のことです。
こちらの画像はわたしが使っているデュアルSIM対応スマホ
OPPOのRenoA 128GBです。
SIMスロットを取り出してみたところですが、SIMカードが2枚セットされているのがお分かりいただけますでしょうか?
このように物理的にSIMカードを2枚セットして使えるのがデュアルSIMです。
ちなみにSIMスロットの右側を見るとスペースに少し余裕がありますね。
この2枚目のSIMカードのスペースは、マイクロSDカードを入れる事も出来ます。
SDカードを入れて記録容量を増やせて便利ですが、SDカードを入れるとSIMカードを入れられなくなります。
デュアルSIMは4種類
デュアルSIMは機能によって4種類あります。
- DSSS(デュアルSIMシングルスタンバイ)
- DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)
- DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)
- DSDA(デュアルSIMデュアルアクティブ)
DSSS(デュアルSIMシングルスタンバイ)
この方式は2枚のSIMをスマホに入れられます。
どちらかのSIM1枚のみを有効にして使えます。
電話番号は有効にしているSIMの番号のみ電話を受けられます。
無効になっているSIMは電話を受ける事も、データ通信することも出来ません。
有効な側のSIMは4Gで使えます。
DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)
この方式は2枚のSIMをスマホに入れられます。
電話番号は2枚の電話番号いずれに着信しても、電話を受ける事が出来ます。
2つの電話番号で同時に着信することはできません。
先に通話した方で着信して、もう片方では通話中になってしまいます。
片方で着信しているときもう片方のSIMでデータ通信することはできません。
有効な側のSIMは4Gで使えます。
もう片方は3G通信になってしまいます。
DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)
この方式はほとんどDSDSと変わりません。
違いはDSDSではどちらか片方で4G利用していたとき、もう片方が3Gになってしまっていたのに対し、この方式では両方4Gで通信できることです。
VoLTEは4Gで行う通話で通話品質が向上します。
片方3GになってしまうDSDSでは、両方VoLTEで待ち受け出来ません。
サブ回線の方に着信があると、非VoLTE着信になってしまい通話品質が落ちます。
しかし、DSDVならどちらもVoLTEで待ち受けしているので、どちらに着信しても通話品質が保たれます。
DSDA(デュアルSIMデュアルアクティブ)
この方式が使い方としては一番グレードが高く、どちらのSIMに着信があっても、電話を受ける事ができます。
また片方のSIMで通話しながら、もう片方のSIMでデータ通信を4Gで行うこともできます。
2つのSIMで同時に通話することはできません。
eSIMと物理SIMがある
デュアルSIMを調べていると、
『eSIM』という用語も目にするかと思います。
これはSIMカードを抜き差しして認識させるのではなくて、データ情報をスマホに書き込んでSIMカードを認識させる方式です。
データ情報でSIMを読み込むので、いちいちSIMカードを抜き差しする手間が無くなります。
eSIMに対して実際のSIMカードを抜き差しするタイプのことを
『物理SIM』と呼んだりします。
iPhoneシリーズもXS以降の機種でデュアルSIM対応になりました。
しかしSIMスロットをみると、物理SIMは1枚しか入らない形になっていますので、2枚目はeSIMにしなければなりません。
デュアルSIMの使い方
実際のデュアルSIMの使い方を見てみましょう。
機種は先ほど画像を使ったOPPO RenoA 128GBを使います。
この機種はDSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)です。
まずはSIMカードをセットしましょう
まずはデュアルSIMで使う為にSIMカードを2枚セットしましょう。
機体を横から見るとこんな感じです。
音量ボタンの上にSIMピンを挿す小さい穴があります。
ここにSIMピンを挿してください。
SIMピンはこんな専用の器具です。
機種を新規購入した場合、通常箱の中に一緒に入っています。
なければクリップを伸ばしても使えます。
最初SIMピンを挿すとグッと手ごたえがありますが、スロットは出てきません。
そこからさらに押し込むとSIMスロットが手前に出てきます。
2枚SIMカードをセットした様子です。
1枚だけ入れて使う時にはSIM1の方に入れます。
四角の角が取れている部分がありますので、そこをスロットの形とあわせましょう。
SIMカードをセットしたら、ずれないようにそっと戻しましょう。
本体の設定からデュアルSIM設定する
SIMカードをセットしたら設定しましょう。
OPPO RenoA 128GBはAndroid端末になりますので、『設定』→『デュアルSIM&モバイルネットワーク』に進んでください。
設定画面がでました。
SIM1、SIM2といれたSIMカードの契約している電話番号が表示されています。
画面真ん中に目をやると、デフォルトのカード設定という部分があります。
ここでダイヤル(電話利用)、インターネットそれぞれにメインで使うSIMを選べます。
これによって、例えばインターネットはワイモバイルの高速通信で…通話は楽天モバイルの無料通話『楽天リンク』を利用する…といった具合にそれぞれのSIMのメリットを活かせます。
なお画面上部の『SIM情報および設定』でそれぞれの電話番号をタップすると、詳細設定に進みます。
こちらの設定は基本的に自動でSIMを判別してくれますので、そのままでも問題ありません。
デュアルSIMが使えるおススメのスマホは?
ここで私がおススメするデュアルSIM対応スマホをご紹介します。
機種はズバリOPPO Reno3Aです。
DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)で使えます。
※ワイモバイルのOPPO Reno3Aは独自の仕様で、デュアルSIM対応ではありません。SIMカードは1枚しか入らないように変更されていますのでご注意ください
OPPOのRenoシリーズはとにかくバランスが良い!
メリットがたくさんあります。
- 価格が2万円台~3万円台と安い
- おサイフケータイ対応
- この価格で防水・防塵機能搭載
- 認証機能は指紋・顔認証どちらも対応
- 超急速充電対応4,025mAhバッテリー
- アメリカと揉めてるHUAWEIだとなんか嫌だなというひとにもおススメ
ちなみに考えてみたデメリットについてはこちら
- ワイヤレス充電は非対応
- 指紋認証の動きが少しもたつくときがある(個人の感想です。)
まぁほとんどデメリットというほどでもありません。
私も最初HUAWEI派でした。
こちらもコスパが良いし、デザインがけっこう格好良いんですよね。
しかし、残念なのは防水・防塵機能がない事。
『この価格じゃ仕様がないか…』とあきらめていましたが、OPPOがさらっとそんな悩みを解決してくれました。
防水・防塵対応の上、価格帯もHUAWEIより安価です。
購入は楽天モバイルを強くおススメします!
現在Reno3Aは値下げしていて、そこに楽天モバイルの最大25,000円のポイント還元を乗せると
製品価格割引:39,800円⇒26,980円
最大25,000円相当のポイント還元⇒25,000Pt
実質1,980円で購入可能!!
デュアルSIMのメリット
デュアルSIMを使うことで得られるメリットとはなんでしょう?
料金を安く出来る
最大のメリットは、ひとつのサービスに特化しているSIMのメリットを最大限に活かして通信料金を安く出来ることです。
例えばデータ利用量が多くて、毎月大手の大容量プランを利用して月額料金が高い…と感じているような場合、格安な料金プランのあるSIMをサブ回線としてもつことで、結果的にメインの通信回線の料金をさげることも可能なのです。
ドコモの大容量プランとマイネオのSIM2枚持ちを比較
一例として、データ通信最大1,5Mbpsで使い放題ができる、マイネオの『パケット放題プラス』をデュアルSIMで使ったときの料金を見てみましょう。
ドコモの大容量プラン『ギガホプレミア』と比較してみます。
そもそもドコモの大容量プランは『ギガホプレミア』と呼ばれるプランがあります。(2021年7月現在)
こちらは月60GBの通信量が使えて、月額料金は6,550円というものです。
料金が高くなります。
これに対して、マイネオの新しいオプションサービス、『パケット放題プラス』を利用したデータ専用SIMをサブ回線として契約した場合をみてみます。
パケット放題プラスはどの料金プランにも付けられるオプションサービスで、これによって最大1,5Mbpsで無制限に使えます。
最安はデータ専用SIMの1GBプランです。
その場合の価格は月額1,265円です。
メインのSIMもワイモバイルに乗り換えましょう。さらに安くなります。
ワイモバイル(Sプラン2,178円)+マイネオ(1,265円)=月額3,443円
この料金で実質使い放題のSIMになります。
最大1.5Mbpsは制限がありますが、ほとんどの通信をまかなえる優秀な制限モードです。
いざ通信速度が1.5Mbpsでは通信速度が足りない場合は、ワイモバイルにデータ通信を切り替えて使えば、通信速度で困ることもありません。
仕事用とプライベートの番号を使い分けられる
データ専用SIMでなければ電話番号が付与されていますので、デュアルSIMにすれば二つの番号を使い分けられます。
仕事用とプライベート用のスマホそれぞれ持っている方もいらっしゃるかと思いますが、デュアルSIMなら2台持ちせず1つのスマホで番号を使い分けられるのでスマートです。
通話品質とデータ通信の品質、どちらも求めるならDSDV、DSDA対応のスマホを利用するのをおすすめします。
デュアルSIMのデメリット
デュアルSIMにはデメリットもありますので、内容をチェックしておきましょう。
SDカードが使えなくなり、保存容量が少なくなる
機種によってはSIMスロットのカードを置く部分が、SDカードと兼用になっている場合があります。
その為、2枚目のSIMカードを置いてしまうとSDカードが使えなくなります。
データ容量が少ないスマホの保存容量をSDカードで補っている場合は、不便が生じるでしょう。
キャリアやGoogleのクラウドサービスなどを用いて容量を補えます。
バッテリーの減りが早くなる
2枚のSIMカードを挿入しているとバッテリーの減りが早くなる傾向もあります。
片方のSIMカードを使っている時間、もう片方のSIMカードは停止しているわけではありません。
スタンバイ状態になっていて、常につながる最寄りの電波を探しています。
その為、2枚のSIMカードが稼働している状態になり当然バッテリーの減りは早くなります。
事前にモバイルバッテリーを持っておくなど対策が必要になります。
周波数が対応していないスマホだと使えないSIMがある
スマホにはそれぞれ対応している周波数があります。
SIMカードは契約しているキャリアによって、使う周波数が違います。
スマホ・SIMカードそれぞれの周波数が一致していないと、通信出来ない場合があるのでしっかりとチェックしておきましょう。
私は楽天モバイルに乗りかえた時に、使っていたHUAWEIの「honor9」が周波数に対応していなくて、数日間スマホが全く使えなくなってしまったことがあります。
まずはデュアルSIM対応のスマホを購入して時代に対応しましょう!
今までは2台持ちでしかできなかった、会社ごとのメリットを最大限に活かすことがデュアルSIMならできます!
おススメはOPPO Reno3A。
価格帯も2万円~3万円台と求めやすいので、キャンペーンを利用してお得に購入しちゃいましょう!