この記事では、人気キャリア「ワイモバイル」の落とし穴ともいえるデメリットを4つ紹介します。
私もこの記事を書くにあたって、実際に5年以上ワイモバイルを利用しています。
大手キャリア並みの速度とサービスに満足していますが、実際使ったからこそ分かった落とし穴もありました。
デメリットを知らずに契約すると、だまされた気分になり損した気持ちになります。
契約前にワイモバイルのデメリットの部分を知っておけば、大手キャリア並みの通信品質とサービスを低料金で満足に使いこなせますよ!
- 契約前に要チェック!ワイモバイルの落とし穴(デメリット)
- どちらがお得?UQモバイルとの比較
- メリットもある!ワイモバイルのおすすめポイント
気を付けるべきワイモバイルの4つの落とし穴

契約前にチェックしておくべき落とし穴を4つ紹介します。
【チェック項目】
ワイモバイルの落とし穴①:取り扱いの機種が少ない。

まず一番に気を付けなければならないのは、
取り扱いの機種の少なさです。
当然、端末のセット販売もしているワイモバイルですが、取り扱いの機種が少ないので高級端末や最新機種など購入したい場合には注意が必要です。
今現在取り扱いのある端末は以下のとおりです。(2019年現在)
- HUAWEI P30lite
- Xperia 8
- iPhone 7
- Andoroid One シリーズ
- Libero S10
- かんたんスマホ
以前に比べるといくらか改善しているかもしれませんが、ほかのキャリアと比較してもちょっとラインナップが寂しく感じてしまいます。
- iPhone12
- iPhone12 mini
- iPhone SE(第二世代)
- iPhone 7
- iPhone 6s
- Libero 5G
- Android One S8
- AQUOS sense4 basic
- OPPO Reno3 A
- かんたんスマホ2
- Xperia10 II
- Android One S7
- Android One S6
- Libero S10
- Xperia 8
- HUAWEI P30 lite
- Android One X5
- Android One S5
- かんたんスマホ
以前はメインに扱ってゴリ押ししていた時期もある『Andoroid Oneシリーズ』は、ワイモバイルだけが取り扱っている機種で、あまり聞いたことがないという人も多いかもしれません。
Andoroid OneはGoogleが各国のスマホメーカーと協力して、展開しているスマホプロジェクトで、主に発展途上国・新興国での流通を目的とした、
ミドル・ローエンドの低価格帯スマホです。
メーカーでいうと京セラとシャープ、LGが提供しています。
基本的にはミドル・ローエンドの機種になっていますので、高性能機種を求める人には物足りない機種です。
また、一時期ワイモバイル店舗などでは在庫の多いAndroid Oneを結構ゴリ押ししていた時期があるようで、ふたを開けてみればあまり性能の良くない機種だった・・。ということで批判を受けていたこともありました。
2019年の総務省指導に基づく新料金プランの発表以降は、格安SIMキャリアの中でも最新機種・ハイスペックモデルを扱うところがみられるようになりました。
端末セットでの乗り換えを期待している人には、落とし穴になります。
ワイモバイルの落とし穴②:無料通話オプションが高額

2019年の総務省指導に基づく新料金プランからワイモバイルの料金は
『シンプルプラン』に移行されています。
料金表は以下のとおり。
Sプラン | Mプラン | Lプラン | |
基本料金 | 2,178円 | 3,278円 | 4,158円 |
おうち割or家族割 | -1,188円 | ||
月額料金 | 990円(税込み) | 2,090円 | 2,970円 |
データ容量 | 3GB→4GB※データ増量無料キャンペーン利用 | 15GB→18GB※データ増量無料キャンペーン利用 | 25GB→28GB※データ増量無料キャンペーン利用 |
通話料 | 22円/30秒 | ||
通話オプション 誰とでも定額(国内通話10分かけ放題) | 月額/770円 | ||
スーパー誰とでも定額(国内通話24時間かけ放題) | 月額/1,870円 |
よく、CMでもアピールされている
『990円』というのは家族割など割引を適用されての話なのです。
家族みんなでワイモバイルに乗り換えした場合、主回線については家族割が適用されませんので、990円の月額料金になることはありません。
この点は十分注意しなければならない
落とし穴といえます。
しかし以前までのプランなら、新規割という加入と同時に受けられた割引サービスがなくなり料金プランは分かりやすくなりました。
新規割は半年間だけもらえる割引でしたので、半年後には料金が変わるようになっていました。
変動する料金プランは結構分かりづらいので、おススメできるものではありませんがこの点はシンプルプランにおいては改善されているポイントの一つでしょう。
この料金表で一番注意しなければならないのは、無料通話が一切ないこと。
以前は10分の国内無料通話が、基本プランに組み込まれていましたがシンプルプランについては一切ありません。
無料通話を付ける場合は、別途オプション料金を支払うことになります。
『月額990円だ!』
と思っていると、別途オプション料金や通話料で逆に高くついてしまう…これは落とし穴になり得ます。
特に通話が多いかたはご注意ください。
ワイモバイルの落とし穴③:大容量プランがない
3つ目は大容量プランがないことです。
最大容量のLプランでも28GB。
※データ増量オプション無料キャンペーンを適用した場合です。
このデータ容量最初の一年だけ。それ以降データ容量は25GBになります。
大手キャリアの大容量プランだと、データ容量が50GB・60GB・はたまた無制限などの取り扱いがありますので、大容量を求める人には物足りません。
注意すべきはデータ増量がキャンペーンによって無料になっていること。
つまり、自分で増量しないとデータ容量は増えません。
この点は落とし穴です。注意しましょう。
ワイモバイルの場合、『マイワイモバイル』からオートチャージの設定ができますので、増量し忘れないように必ず設定しておきましょう。
【追記】ワイモバイルでも速度制限後の通信が最大1Mbpsに改善。
ワイモバイルでも速度制限後の通信が最大1Mbpsに改善されました。
これは2020年4月に、楽天モバイルが第四のキャリアとしてスタートしたのを受けての対抗措置。
UQモバイルも追随しています。
節約モードがないのは変わりませんが、データ容量を使い切っても容量追加しなくて良いのは嬉しい事。(重い通信するのは最大1Mbpsでは難しいですが…。)
しかしこれにも注意点が…。
対象プランはM・Lプランのみ。
『容量使用後最大1Mbps』の対象プランはMプランとLプランに限られています。
最小プランのSプランは対象にはなりませんので、注意が必要です。
Sプランの容量使用後の速度は、最大330Kbps。
大手キャリアで主流だった、最大128Kbpsはほとんど使い物にならなくなります。
まだテキストサイト閲覧や、軽いネット利用なら使えますがやはり最大1Mbpsと比較すると利用は大きく制限されます。
最大1Mbpsで通信できるのは容量利用後のみ。
節約モードで通信速度の切り替えが出来ないワイモバイルでは、最大1Mbpsで通信できるのは容量をすべて使い切ってからとなります。
容量を使い切る前から
『そんなに重い通信でもないから、最大1Mbpsに通信速度を抑えてデータ容量を節約しよう!』
ということはできませんのでご注意ください。
ワイモバイルの落とし穴④:ソフトバンクからの乗り換えだとキャッシュバック案件が減額されてしまう。
ワイモバイルに乗りかえる際にぜひ活用したいのは、キャッシュバックです。
ワイモバイルでは大手キャリアからの乗り換えに対して高額なキャッシュバック案件を多数用意しています。
Y!モバイルのキャッシュバックを紹介!業界最高値の還元を見逃すな!現金キャッシュバックの現状。
そのキャッシュバック金額・種類の多さは他のキャリアより間違いなくおススメできるものです。
しかし、ソフトバンクからの乗り換えはキャッシュバック還元額が減額されたり、キャッシュバックの対象外になってしまいます。
キャッシュバック目的で乗り換えたい人で、ソフトバンクから乗り換えようとする人には落とし穴ですね。
そもそもオンラインの申し込みに伴うキャンペーンは大きく3つ用意されています。
- 公式オンラインストアからの申し込み
- Yahoo!モバイルからのオンライン申し込み
- ヤングモバイルからのオンライン申し込み
Yahoo!モバイル(5のつく日) | ヤングモバイル | |||
新規申し込み | SIMのみ | 事務手数料 3,300円無料 | 3,000円相当paypayポイント | ー |
スマホセット | 事務手数料3,300円無料+端末14,400円引 | 5,555円相当paypayポイント+端末14,400円引 | 20,000円キャッシュバック | |
MNP | SIMのみ | 事務手数料3,300円無料 | 6,000円相当paypayポイント | ー |
スマホセット | 事務手数料3,300円無料+端末14,400円引 | 5,555円相当paypayポイント+端末14,400円引 | 20,000円キャッシュバック | |
MNP(ソフトバンクからの場合) | SIMのみ | 事務手数料3,300円無料 | ー | ー |
スマホセット | 事務手数料3,300円無料 | 5,555円相当paypayポイント | 10,000円キャッシュバック | |
キャッシュバックの受取り時期 | 端末は購入時、値引きされた金額表示 | 申し込み日の翌翌月の月末 | 1~15日契約完了:当月末に振込み。16~31日契約完了:翌月15日に振込み。 |
普段のおススメは安定の公式キャッシュバックです。MNPなら端末セット購入で14,400円値引きになるのですが、ソフトバンクからの乗り換えの場合は値引きがなくなってしまいます。
UQモバイルとの比較

auのサブキャリアである「UQモバイル」も人気の高いキャリアです。
どちらにするか迷う方も多いので、ワイモバイルと比較してみます!
【チェック項目】
料金プランの比較
UQモバイルの現行の最新料金プランは『くりこしプラン』です。
Sプラン | Mプラン | Lプラン | |
月額料金 | 1,480円 | 2,480円 | 3,480円 |
家族割適用時 | なし | ||
データ容量 | 3GB | 15GB | 25GB |
通話料 | 22円/30秒 |
※データ増量分は通話オプション加入+au ID登録することで無料にて増量できます。
最初から月額は1,480円でかわりません。(Sプラン)
家族割もありませので、料金の変動という面ではより変動しにくいプランになっています。
こちらも無料通話がありませので、無料通話を付ける場合は別途オプション料金を支払う必要があります。
かけ放題(24時間いつでも) | 1,870円/月 |
かけ放題(1回あたり10分までの通話無料) | 700円/月 |
通話パック(月60分までの通話が無料) | 550円/月 |
UQモバイルの特徴は家族割がないことです。
単身者でも基本料金が安くなります。
基本的には
- 単身者でひとりで乗り換え…UQモバイルがおススメ
- 家族で乗り換え…ワイモバイルがおススメ
といえます。
料金プランのシンプルさわかりやすさではUQモバイルのほうがわかりやすいといえるでしょう。
かけ放題プランがいらない!
という場合、UQモバイルは最初からずっと1,480円になります。
節約モードを比較
ワイモバイルにおいて、大容量プランがないことが要注意になるのには理由があります。
それは、格安SIMにおいて取り扱っているキャリアも多い節約モードがないからです。
節約モードとは、通信速度を抑える代わりにデータ容量を消費しないモードのこと。
節約モードの速度でも使える通信を使えば、その分のデータ消費が節約できます。
節約モードの速度で言えば、楽天モバイルの1Mbps・UQモバイルは300Kbpsなどが高速な部類です。
これだけの速度があれば、ほとんどのWeb検索・YouTubeなどの動画視聴にも耐えます。
大容量プランがななくても、節約モードを使うことでその分をカバーしてくれるのです。
キャッシュバックを比較
ワイモバイルのキャッシュバックでおすすめなのは、なんといっても「ヤングモバイル」の現金キャッシュバックです。
公式ホームページからの申し込みもできますが、PayPay還元ですし、買い物した金額に対してポイント還元なので、お得感が薄いのが特徴です。
なんといっても、受け取りが楽で現金でキャッシュバックがもらえるのがヤングモバイルの良いところ。
キャッシュバックは現金20,000円と、キャリアのキャンペーンの中でも特に高額です。
対してUQモバイルのキャッシュバックは、公式サイトでSIMのみ申し込みで10,000円、他社からののりかえで最大13,000円キャッシュバックがもらえます。
キャンペーン内容ともらいやすさではワイモバイルの方がおすすめです!
ワイモバイルにはメリットも多い!おすすめポイント3選!

ワイモバイルの落とし穴と呼べるデメリットを紹介してきましたが、もちろんメリットと呼べる部分もあります。
どのようなメリットがあるのか…詳細を紹介していきます。
ソフトバンクのサブキャリアなので、通信速度が大手キャリア並み
ワイモバイルはソフトバンクのサブキャリアといわれる位置づけです。
一般的な格安SIMは、大手キャリアから通信回線を借りて運営しています。
その為、通信容量に限りがあり、昼休みや夕方などの混雑時間帯には速度の遅延がみられます。
しかし、サブキャリアは大手キャリアと使っている回線は全く同じなので、混雑時間帯でも通信の遅延が少なくて済みます。
格安SIM並みの安さでありながら、大手キャリアと同じ通信品質なのは大きな魅力ですね。
ワイモバイルショップでスタッフが対応してくれる
サブキャリアの最大のメリットは大手キャリアと同じように、ショップでスタッフが対応してくれることです。
ワイモバイルショップは全国に800店舗以上あり、大手キャリア以外では最多です。
また、ソフトバンクショップで一緒にワイモバイルの対応をしてくれる「ダブルショップ」の店舗も多く、ソフトバンクショップの実に7割以上の店舗で取り扱っています。
ほとんどの格安SIMでは店舗運営がありませんので、手続きやスマホの設定などに不安がある人にはうれしいですね!
PayPayポイントが貯まる
ワイモバイルはPayPayポイントと連携することで、ポイントが貯まるキャリアです。
ワイモバイルの月額料金をPayPayポイントで支払うこともできますし、PayPayモールやYahoo!ショッピングでの買い物でもポイントがザクザク貯まります。
大手キャリア以外で、ポイントが貯まるキャリアは少ないのでワイモバイルの大きなメリットといえます。
ワイモバイルについてよくある質問

ワイモバイルに契約縛りはあるの?
2019年9月までの「シンプルプラン」には原則2年の契約縛りがありました。
契約期間内に解約すると、10,450円と高額な違約金が発生していました。
2023年2月現在、シンプルプランには契約期間は設定されておらず、いつ解約しても違約金は発生しません。
しかし、違約金がないからといって、キャンペーン特典を狙って短期解約をくり返すのはやめましょう。
ブラックリストに載って、次回以降の契約が難しくなるケースがあります。
ワイモバイルの支払い方法は?
ワイモバイルの支払い方法は3つあります。
- クレジットカード
- 口座振替
- PayPay残高支払い
格安SIMではクレジットカードだけしか選べないキャリアが多くありますが、口座振替さらにはポイント支払いができるのは大きなメリットです。
通信速度が大手キャリア並みって本当?
ソフトバンクのサブキャリアであるワイモバイルは、利用している回線がソフトバンクと同じなので、通信速度・安定感には定評があります。
様々なキャリアの通信速度を公開している「みんなのネット回線速度」を見ると、ワイモバイルの速度が分かります。
- 平均Ping値:42.67ms
- 平均ダウンロード速度:56.98Mbps
- 平均アップロード速度:13.14Mbps
同じサイトでソフトバンクのダウンロード速度を見てみると、平均速度は95Mbps程でした。
同じ回線を使っているはずではありますが、本家ソフトバンクの方が通信速度は速いという結果になっています。
本家ソフトバンクの方が、通信においては優遇されているのが分かる結果となっています。
それでも、一般的な格安SIMと比べるとかなり高速といえますね。
もっともお得な申し込み窓口はどこ?
もっともおすすめの窓口は、公式代理店「ヤングモバイル」です。
現金キャッシュバックは高額20,000円。
また、キャッシュバックは当月以内、もしくは翌月にはもらえます。
より早く、高額キャッシュバックをもらいたい人にはおすすめの代理店です!
まとめ:ワイモバイルは大手キャリアと同じ感覚でお得に使えるおすすめキャリア!
ワイモバイルのデメリットとなりうるポイントをいくつか挙げていきました!
しかし、当サイトではUQモバイルやワイモバイルといったいわゆるサブキャリアへのりかえを強くおススメしています!
落とし穴はあることを知らずに落とされるから腹が立ちます。
ムカつくし、騙されたと怒りを覚える事でしょう。
しかし、事前に落とし穴があると知っていて落ちる人はバラエティ番組の芸人さんなどを除いてはいないはずです!
しっかり落とし穴になりうるポイントを把握して、対策をとっていれば満足度が下がることはありません。
ワイモバイルに乗り換えた場合のメリットについてもこちらの記事でまとめましたので、ご覧ください!
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