第四のキャリアとしてCMでもよく見かける『楽天モバイル』。あなたも気になってはいませんか?
特徴は
- データ無制限
- 通話完全無制限
のふたつを実現しているところ。今までのキャリアのサービスにはなかった破格のプランです。
楽天モバイルの企業努力といえばそれまででしょうが、楽天リンクについては無料で使える仕組みがあります。
”どんな仕組みを使っていて、なぜ無料で使えるのか”
この点はしっかり知っておくことで、不安なくお得に無料通話を使えるでしょう。
わたしは2020年のサービス開始当初からずっと楽天リンクを使い続けています。
経験をもとに楽天リンクについて解説します。
わたしも乗り換え当初通信エリアは狭いし、通話の安定性もなくとても仕事用の通話に使うのは難しいと感じていました。(通話の途切れが特に多い。)
またこのアプリ独特の使用、特徴により使い方をよく理解していないと…
着信時に着信があっても気づかなかったり、着信音が変わってしまったり、意味不明な挙動をすることもありました。
使いづらい…という印象は最初当然ありましたが、一年たって徹底的に使い方を調べていった結果…。
今は安定して使えていますし、これなら仕事でも使えるかな…と利用を復活しています。
細かい事例については、記事の後半でも解説しますね。
格安SIMや割安プランで多くみられる5分無料通話・10分無料通話…。
これって使ってみるとかなり焦ります。
『わたし通話しません。絶対、月に0分。』
という人もいるでしょう。
そういう方なら良いですが、ほとんどの人はふとした時に普通に電話を利用するでしょう。
あなたもそうではありませんか?
手っ取り早く要件を済ませるには、電話はまだまだ有効なツールです。
で、いざ電話し始めるとついつい話し込んでしまって…。
時間制限のある通話ってかなりストレスです。
私もいくつかの格安SIMで、5分/10分の無料通話は使っていましたが、5分の通話はあっという間です。
相手がすぐ切れるような相手なら良いのですが、例えば仕事での要件などすぐ切るわけにはいかないような場合、どんどん加算されていく通話料を気にしながら通話するのはストレスです。
この記事では乗り換え前に検討している方を対象に、楽天リンクアプリの詳細と使い始めて必ず遭遇するであろう問題点について、私なりに対策をだしてみました。
最後まで読んでいただければ、かなり参考になるでしょう!
- 楽天リンクがなぜ無料で使えるのか?仕組みを解説
- 有料になる通話について。
- 口コミで見られる主な問題点、対処法。
Contents
楽天リンクアプリは無料でホントに使える?もちろん無料で通話ができます
楽天リンクアプリで発信された通話は無料で使えます。
条件は国内の通話であることです。
国内通話であれば相手が携帯電話番号でも、固定電話番号でも、050のIP電話番号でも無料で通話出来ます。
なお国際電話であっても、楽天リンク同士であれば通話料無料でかけられます。
海外へ通話する場合で、相手が楽天リンクではない場合は国・地域別に従量課金されますので気をつけてください。
国際電話については、月額980円でかけ放題になるオプションもあります。
なぜ楽天リンクアプリは無料で通話ができるの?
では本題です。楽天リンクアプリで行う通話はなぜ完全かけ放題になるのでしょう?
その理由を知るためには、まず通常の電話料金がかかる仕組みを知っておく必要があります。
携帯電話・スマートフォンを利用した電話は、固定電話とは違って当たり前ですが線はつながっていませんよね。
だからといって、相手の端末まですべて電波でつながっているものかというとそうではありません。
一旦アンテナに接続された電波は、中継局へつながります。
中継局同士は主にNTTによって国内に張りめぐらされた有線ケーブルで通信されます。
今までどのキャリアの通話もこの電話の仕組みを利用しているので、電話するには当然料金が発生します。
別途オプション料金として一律料金を支払うことで、通話ごとの通話料を支払う必要がなくなります。
楽天リンクアプリはインターネット回線を利用したIP電話。
では楽天リンクアプリで利用する通話の仕組みはどうなっているのでしょうか?
楽天リンクアプリでの通話は、インターネット回線を利用した通話です。
通常の電話と違って、NTTの通信ケーブルを使った有線区間はありません。
いわゆるIP電話の一種です。
今までのIP電話と違うのは、050などの別番号を持つ必要がないということ。
今まで契約していた携帯電話番号のままで、楽天リンクアプリから通話を利用出来ます。
楽天リンクアプリはRCSという技術を利用している
さらに詳しく言うと、楽天リンクアプリでの通話はRCSという技術を利用しています。
リッチコミュニケーションサービスの略。
加入者間で文字や画像・映像・音声通話などを交換する通信規格。
電話番号あてにメッセージを送る、SMS(ショートメッセージ)は誰もが利用したことがあると思います。
RCSはこの機能をアップグレードしたような規格。
この規格を利用してインターネット通信を介して、完全無料の楽天リンクアプリはサービスを提供しています。
実はこのRCSという規格を利用したサービスは国内で初ではありません。
3大キャリア間のユーザーを対象として、『+メッセージ』というサービスが提供されています。
しかし、3大キャリア間限定ですし『+メッセージアプリ』同士でのやりとりに限定されているので、全く普及しませんでした。
通話料も当然キャリアの収入の大事な柱なので、3大キャリアもこのサービスの普及には消極的なのでしょう。
本格的にRCSを利用してのサービス運用は、楽天リンクが初といえます。
楽天リンクアプリの使い方手順
続いて楽天リンクアプリの基本的な使い方について解説していきます。
まずは楽天リンクアプリをダウンロードしましょう。
ダウンロードすると、スマホのホーム画面にアプリが出てきますので、タップして利用してみましょう。
初回のログイン時に利用するユーザーの楽天IDと、パスワードを入力します。
楽天モバイルはじめ、楽天のサービスに利用する大事なものなので、大切に保管しておきましょう。
入力すると契約電話番号のチェック画面になります。
楽天リンクのサービスは電話番号に対して行われますので、必ず電話番号が契約したときのものと一致している必要があります。
その為のチェックになりますので、『確認』→『送信』と進んでください。
基本的に対応機種であれば、そのまま送られてきた認証番号が自動的に入力されて、ログイン出来ます。
ログインしたらホーム画面上に『通話』の機能がありますので、タップしてください。
上から『通話履歴』・『連絡先グループ』・『連絡先』が表示されます。
画面上にはダイヤルも表示されていますので、タップしてダイヤルすることもできます。
後は通話ボタンを押して発信してください。
これだけで楽天リンクアプリから通話が発信され、ここから発信した通話は完全無料で時間を気にせず使えます。
一度ログインしていれば、次回以降いつも使っている電話アプリと同じような感覚で使えます。
スマホホーム画面上にこのピンクの『楽天リンクアプリ』が表示されますので、こちらから必ず通話してください。
有料になってしまう通話も中にはある。…注意!
基本的に楽天リンクアプリで行う通話は無料になりますが、特別な番号への発信は通話料がかかってしまう場合があります。
この番号については、基本的に他のキャリアで提供しているかけ放題でも有料になってしまうものなので、注意しましょう。
- 0570(ナビダイヤル)
- 0180(テレドーム・テレゴング)
- 188(消費生活相談)
- 189(児童相談)
なお私も失敗してしまったのですが、着信転送を利用した場合も転送する際に料金が発生します。
これはBluetoothでの着信応答が出来ないため、楽天リンク以外の番号に転送させていたのですが、転送させること自体に料金が発生してしまいます。
『着信なので、転送したって料金はかからないだろう…。』
と考えていたのですが、実際は違います。
気を付けてください。
マイナスな口コミ。対処法はある?
ここからは、マイナスな評価の口コミに対しての対策があるのか、見ていきましょう。
アプリの評価欄に書き込まれている内容をみると、
『ちょっとこのアプリ大丈夫か…?』
となりますよね。
しかし、内容をよく読んでみるとチョットした設定だったり、少しの注意で解消できるような内容も多いのが事実です。
書き込みの中でも特に多くみられるものはほとんど私も経験しています。
私が対策している内容を紹介します。
デフォルトの通話アプリに設定されず、発信が楽天リンクではなくなってしまう。
冒頭でも紹介したように、無料通話になるのは楽天リンクから発信した通話です。
楽天リンクではなく、通常の通話アプリから発信されてしまった通話は無料にはなりません。
それなのに、楽天リンクアプリはデフォルトの通話アプリに設定出来ません。
Webサイトをみていて、気になるサイトから電話番号をリンクして発信しようとすると、通常の電話アプリが起動してしまって、気付かなければ有料通話することになってしまいます。
もうこの件については、楽天モバイルが対応するまでは使う側が気を付けるしかありません。
使い始めたかた・これから使う方は、こういったことがあることを覚えておいてください。
なお、誤発信を防ぐ
というアプリも登場しています。
うっかり通常の通話アプリから発信がかかりそうな場合、通知してくれて楽天リンクに発信を切り替えてくれるアプリです。
このアプリも同時に利用していれば、誤発信の心配もなくなります。
- どんな理由にしろ、デフォルトの通話アプリから発信された通話は有料になってしまう。
- 発信するときは特に注意。
- 楽天リンクサポーターアプリを使えば、誤発信を知らせてくれる。
マナーモードでバイブが一回しかならず、着信に気付かない。
次に多くみられるのが、着信に関しての不具合。
発信については、前の項目で紹介したように間違えてしまうことがあっても、
自分の意志で楽天リンクアプリか、通常の電話アプリか選んで発信出来ます。
着信に関しては楽天リンクアプリにログインしていて、通信状態が良ければ優先的に楽天リンクアプリに着信します。
しかしログインしていてもインターネット環境が良くなければ通常の電話アプリに着信してしまうことがあるのです。
つまり着信に関しては
自分の意志と関係なく、楽天リンクに着信したりデフォルトの電話に着信したりすることがある…ということです。
そうすると、着信音やマナーモード・転送・留守番電話など通話に関連している設定がそれぞれ違えば、着信するたびにそれぞれの設定を反映して動きが変化してしまうわけです。
着信に関しての問題はほとんどがこれによるものです。
例えばマナーモードにして、一回しかバイブが鳴動せず着信に気付かないというのは最も多くみられる書き込みです。
私の端末は、楽天に乗り換えるときに購入したOPPO RenoA 128GBです。
音量ボタンを一番↓に下げると、着信音がならないマナーモードになります。
これは楽天リンクではなく、デフォルトの電話アプリに適用される設定です。
これで着信がデフォルトの電話アプリにあれば、マナーモードでバイブがずっと鳴動します。
しかしこの状態は楽天リンクにとっては、
『着信があっても着信音をならさない』という設定になってしまうんです。
一回だけ『ブー』とバイブして、その後は無音になってしまいました。
これでは当然、着信に気付くことは困難です。
まさに口コミの状態と一緒なので、みんなが体験している状態はこのことでしょう。
次の方法で設定すると、ちゃんとバイブレーションが動作しました。
楽天リンクでもバイブがずっとなり続けるようにするためには、まず楽天リンクアプリの設定でバイブレーションをONにしてください。
楽天リンクアプリのホーム画面の右上三をタップしてください。
メニューが表示されますので、『設定』をタップ。
設定メニューの中から、『通話とチャット』を選択。
『電話呼び出し時のバイブレーション』をONにします。
この状態で改めて本体をマナーモードに設定してみましょう。
着信があると、バイブレーションが呼び出しをしている間はずっとなり続けます。
これならずっと携帯が震えてくれるので気付きます。
- 本体の設定→マナーモード
- 楽天リンクの設定→着信音を鳴らす
このように二つの設定が違う状態になっていると、ケンカしてしまって訳のわからない挙動になってしまうようです。
バイブレーションの設定が、上手くいかない方はぜひ試してみてください。
- まず楽天リンクでバイブレーション設定してから、本体でマナーモードに設定する。
- 両方を設定しないとうまく動作しない。
- 着信では楽天リンクにログインしていても、電波状況などで着信しないことがあるので色々な挙動することがある。楽天リンクとデフォルトの通話アプリ、どちらに着信したかを把握することが大事。
通話の品質が良くない。途切れたり雑音が入ったりする。
ここにきて急によさげな口コミを使って、宣伝に回ったか?
といわれそうですが、そうではありません。
通話の品質が悪いのは私も経験しました。
しょっちゅう通話が途切れたり、『今、音が聞こえませんでした。』
と言われました。
2020年4月から使い始めて、年内はずっと仕事用の電話として使うのは控えていました。
大事な電話に使うのには心もとないからです。
しかし、この書き込みのようにここ数か月はかなり通話品質が向上してきたように感じています。
そして私は、コンビニのWi-Fiスポットが原因で通話が途切れていることを突き止めました。
基本的には外で移動中には、Wi-FiをOFFにするようにしています。
この状態にしてからは劇的に通話の品質が改善されました。
詳細についてはこちらもご覧ください。
コンビニ近くでずっと試験しました。
はっきりと音声の途切れを確認したので、ひとつの原因として間違いありません。
もちろんこの症状が当てはまる人は、割合として数%とくらいしかいないかもしれません。
しかし同じような症状がある方は参考にしてみてください。
楽天モバイルにはプラチナバンドが割り当てられていない。
また、こういった比較的通話が安定していますよ。という口コミは言い方が悪いですが、田舎・地方の方で多いようなきがします。
恐らくまだまだ楽天エリアが拡充されていない地域です。
楽天回線で使える電波の周波数は、高周波帯で直進性が高く、つながれば高速で通信できるのですが、建物などの障害物に弱く回り込めません。
この高速通信できる電波が地方だと受信できない代わりに、パートナーエリアとしてKDDIの電波を使えます。
こちらの電波が障害物に強いプラチナバンドの役割を果たしています。
楽天エリアが拡充されてないエリアのほうが、インターネット回線の安定性は増して通話の品質改善につながっているのかもしれません。
皮肉なことですが…。
実は私の自宅周辺のエリアもまだ楽天エリアが拡充されていないエリアです。
楽天モバイルにプラチナバンドがいつ割り当てられるかは、全く不明です。
今後楽天モバイルにプラチナバンドが割り当てられてくれば、より通話・通信の安定性が増すことでしょう。
- 途切れについては、コンビニ近くでのWi-Fiスポットへの接続が原因の可能性もある。
- アンテナの拡充によって、徐々に通話品質は向上している。
- プラチナバンドが割り当てられれば、さらに向上するだろうがいつ割り当てがあるかは未定
まとめ。楽天リンクアプリは仕組みを理解して使いましょう。
いかがでしたか?
楽天リンクアプリの使い方については、仕組みを理解しておくのが大事です。
とにかく、デフォルトの電話アプリと楽天リンクアプリの両方が動く可能性があり、特に着信ではどちらが動くのかをユーザーが選べない部分もあります。(電波状況により)
ややこしいのは確かです。
しっかり原因がわかると、使い勝手が良くなると思います。
使い始めてこの記事で取り上げたようなケースがあった場合は、私も実際行った対応を参考にしてみてください。
解決の手助けになれば幸いです。
楽天リンクアプリでの無料通話が快適に使えれば、他のキャリアと比較して有利になります。
ちょっとでも不安のある方は、まだ一年無料キャンペーンが実施中です。
お試し感覚で試せますので、自分の使う地域でどのくらい使えるのか実際に試してみる事をおススメします。
一年無料キャンペーンは300万人対象です。
すでに250万人に達しているとの情報もありますので、検討されている方はお早めに!