2021年1月に発表された、楽天モバイルの新プラン
『楽天モバイル』
にはあなたも衝撃を受けたのではないでしょうか?
- どんな内容なの?
- 他のキャリアの3GBの価格と比較して、どちらがお得なの?
- 楽天モバイルの注意点を知りたい?
あなたもこのように感じていませんか?
今回のキーワードは
980円。
0~1GBの利用で無料というのも衝撃的でしたが、実際利用していく上でほとんどのユーザーの通信利用量は3GB以内といわれています。
今までこの3GBの利用量で、1000円の壁を超えて安い料金を提示したキャリアはありませんでした。
今回格安SIMではなく、自前で設備を整備してサービスを提供するMNOとして初めてこの1000円の壁を破壊し980円という価格を打ち出した楽天モバイル。
大注目の新プランの詳細を見ていきましょう。
現時点で私は楽天モバイルが、3GBの料金帯では最強にお得だと断言します。
問題点もありますが、しっかりそこに注意して利用していけば快適に利用することができます。
おススメの理由と、把握しておくべき注意点。
後半では
『こんな場合は楽天モバイルは即解約するべき…!』
というポイントも紹介します。
最後までご覧いただければ幸いです。
- 楽天アンリミットVIの詳細。
- 楽天モバイルの注意すべき落とし穴。
- こんな場合は楽天モバイルは即解約でOK!
Contents
楽天モバイルの新プランは3GBまで980円はお得なのか?
楽天モバイルの新プラン
『楽天アンリミットVI』はお得なのか?
答えを先に言うなら、お得です!
大手キャリアが手を付けないであろう、低容量帯の価格をどこがどのくらい下げてくるかが注目されていましたが、期待に応える新プランといえるでしょう。
新プランの詳細をみてみましょう。
通信容量 | 料金 |
0~1GB | 0円 |
1~3GB | 980円 |
3~20GB | 1,980円 |
20GB超過~無制限 | 2,980円 |
楽天モバイルの新プラン『楽天アンリミットVI』は、使ったデータ容量によって料金が変わる従量制のプランとなります。
目を引くのは何といっても1GBまでの料金が0円という点。
いくらなんでも、料金表に0円を堂々と謳ってきたキャリアは今までに記憶がありません。
しかしほとんどのユーザーが1GBまでの通信容量ではさすがに足りないでしょう。
あなたもそうではありませんか?
わたしもそうです。なので、わたしは3GBまでの料金に注目していました。
その容量帯で1,000円をきるプランを先陣きって打ち出した、楽天の新プランは評価に値します。
大手以外の生き残りは低容量プランにかかっている!
2020年、次々と発表された大手キャリアの新プランは主に20GBという通信容量での料金設定です。
大容量プランはもともと大手キャリアの主戦場でした。
高品質で大容量。
…その分料金は高いですよ!
ってのがスタンスでした。
ここに続々とメスをいれたのが、大手キャリアの新プランの特徴です。
しかし、もともと格安SIMを使っていたような層においては、月20GBは少し通信容量が多き過ぎます。
『そんな大きな容量のプランでこの価格なら、もっと小さい容量で良いから価格を抑えたい!』
というのが言い分の方も多いでしょう。
あなたもそんな風にかんじていませんか?
だから、大手キャリアの後に発表される格安SIMや楽天モバイルの低容量帯の新プランに大注目していました。
そこに切り込んでいくしか、格安SIMなどの大手キャリア以外のキャリアは生き残る道はありません。
3GB帯の料金をしっかり把握しておくことは、今後も大事なポイントになります!
他のキャリアの3GBの料金と比較。3GB980円は楽天モバイルが一番お得!
UQモバイルのくりこしプランとの比較
UQモバイルの新プランは
『くりこしプラン』です。
格安スマホならUQモバイル2021年2月1日より申し込み開始になっています。
その名のとおり余ったデータを繰り越して、翌月まで使えるのが特徴のプランです。
自分の工夫や努力で使うギガ数を節約し、増やすことができる。そんなプランになっています。
プランはS・M・Lの三種類。
くりこしプランS | くりこしプランM | くりこしプランL | |
月額料金 | 1,480円 | 2,480円 | 3,480円 |
データ容量 | 3GB | 15GB | 25GB |
容量超過後・節約モードの最大速度 | 最大300kbps | 最大1Mbps | 最大1Mbps |
比較する3GB帯の価格は1,480円。
楽天モバイルの新プランに軍配があがります。
そして覚えておきたいのは、通話のかけ放題がついていない点。
楽天モバイルのプランは専用アプリ
『楽天リンク』からの通話であれば、国内通話が無料です。
UQモバイルの場合はかけ放題は別途オプションを付ける必要があります。
オプション名 | 内容 | 月額オプション料金 |
通話パック(60分/月) | 月60分以内の通話無料。回数制限なし。 | 550円 |
かけ放題(10分/回) | 国内通話10分以内無料。 | 770円 |
かけ放題(24時間いつでも) | 国内通話完全無制限 | 1,870円 |
これだと、楽天と条件を合わせて国内通話無制限オプションをつけると
3,498円/月(税込み)。
かなりの差が出てしまいます。
UQモバイルの特徴は単身者でもこの料金が適用されること。
ライバルのワイモバイルは家族割のない単身者だと、月額1,980円になってしまいます。
ひとりで契約してもこの金額というのはメリットです。
ワイモバイルのシンプルプランとの比較
ワイモバイルのプランは
『シンプルプラン』です。
シンプルS | シンプルM | シンプルL | |
データ通信容量 | 3GB | 10GB→15GB | 20GB→25GB |
5G対応 | 〇 | ||
容量超過後の速度 | 最大300kbps | 最大1Mbps | 最大1Mbps |
基本料金 | 1,980円 | 2,980円 | 3,780円 |
おうち割or家族割 | -1,080円 | ||
割引後料金 | 900円 | 1,900円 | 2,700円 |
通話料金 | 20円/30秒 | ||
10分かけ放題 | 700円 | ||
かけ放題加算後 | 1,600円 | 2,600円 | 3,400円 |
ご覧ください!
ワイモバイルのシンプルプランもS・M・Lの三種類ですが、最小のSプランでは楽天モバイルを下回る月額900円となっています。
シンプルプランの900円は、家族割を適用しての金額!
ってことです。
今回のワイモバイルのプランでは、家族割がなんと1,080円になりました。
これで2回線目以降の月額料金が900円になります。
つまり一見月額900円で安い!と感じますが、家族2人で契約した場合…。
一方楽天モバイルには家族割はありませんが、2人で契約した場合…
この様に実は家族割がなくても楽天モバイルの方が安い結果になります。
この時点ですでに楽天モバイルのプランの安さがわかりましたが、UQモバイルの時と同じように通話料も計算に入れます。
オプション名 | 内容 | 月額オプション料金 |
だれとでも定額(10分/回) | 国内通話10分以内無料。 | 700円 |
スーパー誰とでも(24時間いつでも) | 国内通話完全無制限 | 1,700円 |
楽天モバイルと条件を合わせて、無制限かけ放題を付けると…
家族割適用時でも
900円+1,700円=2,600円
になります。
BIGLOBEモバイルの新料金プランとの比較
BIGLOBEモバイルも新料金プランを発表しました。
2021年2月19日より申し込みを開始しています。
新料金プランは以下のとおり
通信容量 | 以前のプラン | 新料金プラン |
1GB | 1,160円 | 980円 |
3GB | 1,600円 | 1,200円 |
6GB | 2,150円 | 1,700円 |
こちらはご覧の通り3GBの料金では1,200円です。
楽天モバイルの新料金の方が安い結果になっています。
BIGLOBEモバイルの通話に関してのオプションも見てみましょう。
オプション名 | 内容 | 月額オプション料金 |
BIGLOBEでんわ3分かけ放題 | 3分以内国内通話がかけ放題 | 600円 |
BIGLOBEでんわ通話パック60 | 国内通話最大60分以内無料。 | 600円 |
BIGLOBEでんわ10分かけ放題 | 10分以内国内通話かけ放題 | 830円 |
BIGLOBEでんわ通話パック90 | 国内通話最大90分以内無料 | 830円 |
3GBの容量で、オプションを付けたとすると、1,200円+830円=2,030円。
結果、かなり楽天モバイルよりも高くなっています。
なお、BIGLOBEモバイルには完全無制限のかけ放題は存在しませんので、高い方のオプションで計算しています。
この価格ならUQモバイル・ワイモバイルのサブキャリア2社よりは安くなっていますが、サブキャリアの強みは高速通信・通信の安定感です。
これを考えると、格安SIM勢にはもう少し価格面で頑張ってほしいなという感じです。
IIJmioの新料金プランとの比較
格安SIMからもう一社。
IIJmioの新料金プランを確認しておきましょう。
IIJmioの新料金プランは
『ギガプラン』です。
通信容量 | 月額料金 |
2ギガ | 780円 |
4ギガ | 980円 |
8ギガ | 1,380円 |
15ギガ | 1,680円 |
20ギガ | 1,880円 |
注目は下の容量二つについて。
3ギガの容量はあえて避けて、2・4ギガプランになっています。
4ギガで980円なので、容量が大きくて楽天の3GBプランと同価格なのでより安いプランといえるでしょう。
オプション名 | 内容 | 月額オプション料金 |
みおふぉんダイアル通話定額10分 | だれとでも10分以内通話無料。家族となら30分以内通話無料。 | 830円 |
みおふぉんダイアル通話定額3分 | だれとでも3分以内通話無料。家族となら10分以内通話無料。 | 600円 |
こちらもかけ放題はついていないので、通話についてはかけ放題を付けるならオプション料金が必要になります。
楽天のプランの最安は通話料無料が大きい。
…とここまで楽天モバイルと様々なキャリアの比較をしてきました。
比較の仕方でも気づくと思いますが、
楽天モバイルを私がおススメする理由は無料通話を実現している楽天リンクがあるからです。
他のキャリアをみても分かるように、オプションなしで完全通話無制限を実現しているキャリアはありません。
ここはいままでどこのキャリアもなしえなかった部分です。
オプション料金はどこも、800円~1,700円ほどかかりますので、オプションを加算するとどのキャリアも楽天モバイルより高くなってしまうわけです。
楽天モバイルの注意すべき落とし穴。
これだけ価格面で有利な楽天モバイルですが、注意すべき落とし穴もあります。
楽天リンクは使いづらい面がある。
強みであるといったはずの無料通話アプリの
『楽天リンク』なのですが、現時点では少し使いづらい面があります。
使いづらい…というより仕組みが理解しづらい…といった方が良いかもしれません。
楽天リンクは格安SIMで通話を割引してくれる
『プレフィックス通話』とは全く違うものです。
楽天リンクはいわゆるIP電話です。インターネットを利用して通話するものです。
そのことがあまりうまく周知されていないがために、使う方もそれをしっかり把握していないと思いもよらない使いづらさを感じる事になります。
例えば、着信音の設定などもそのひとつなのですが、通常の電話アプリと楽天リンクが混在しているために電波の状況なので、どちらに着信するかわからずに着信するたびに着信音が変わってしまうなどの問題点があります。
少し分かりづらいかもしれません。
詳細は以下の記事でもレポートしていますので、興味ある方ぜひごらんください。
楽天リンクの着信音の変更は超カンタンに出来る!使い方と着信に関するQ&Aまとめ。
プラチナバンドが割り当てされていない。
こちらの落とし穴も必ず把握しておきたいポイント。
プラチナバンドとは…
キャリアが通信に使う電波のうち比較的周波数の低い電波のことで、700MHz~900MHz帯の周波数帯のことを指します。
特徴はこの電波は障害物などに強いということ。
ビルや地下での通信でも、障害物を回り込んで繋がることができます。
電波の繋がりやすさを担っている大事なものなんです。
楽天モバイルで今プラチナバンドの役割を果たしているのは、KDDIと契約しているパートナーエリアです。
今現在、楽天が急ピッチで設備を増強しているアンテナの周波数は、1.5GHzや1.7GHzの高周波のものです。
この電波は繋がれば高速通信が可能ですが、障害物を回り込んだりすることが苦手な繋がりにくい電波でもあります。
『まだまだ通信の安定性に問題あり』
というところですが、このKDDIとのパートナー契約がある限りは問題なく使えるといえるでしょう。
しかし気を付けてもらいたいのは、パートナーエリアの通信は無制限ではないという部分です。
パートナーエリアの通信には月5ギガまでという制限がありますので、この点だけは注意してください。
こんな場合は楽天モバイルは即解約でOK!
落とし穴はしっかり把握して、注意していて使っていればハマることはありません。
しかし今の楽天モバイルには、こんな場合は即解約すべきという落とし穴では済まない決定的なパターンがあります!
プラチナバンドの割り当てられる前に、パートナーエリアであるKDDIとの契約を解消した場合。
これです。
落とし穴があっても何とか使う事ができているのは、現状このKDDI回線を利用した
パートナーエリアがあるからです。
このパートナーエリアがプラチナバンドの役割を果たしているので、建物の中や地下などの電波が繋がりにくいところもカバーされています。
しかし当たり前ですが、KDDIもボランティアで回線の貸し出しをしているわけではありません。
ユーザーのデータ利用1GBにつき500円の費用が発生しているといわれています。
一年無料キャンペーンも打ち出している楽天モバイル。
無料期間のユーザーの通信は、そのまま楽天が負担するのです。
例えば一人当たり5GBの通信を利用したとして、
5×500=2,500円(ユーザーひとりあたりのローミング費用)
仮に100万人が使ったとして…25億…。
当たり前ですが、相当な負担になるわけです。
なので楽天としても、なるべく早くこのパートナー契約は打ち切りたいわけです。
パートナー回線がなくなった地域は悲惨な状況に…。
基本的に地域ごとにカバー率70%を超えた地域はKDDIとパートナー契約を継続するか、打ち切るかを協議するようです。
2020年の時点でパートナー契約が打ち切られたエリアもあります。
2020年10月からは、東京・大阪・奈良などの一部地域で人口カバー率が70%を超えたとして打ち切りをした地域もあります。
まだ実際にパートナーエリアが終了したエリアが少ないので、口コミもそんなに多くみられないですが、このツイートにあるような状態になることは目に見えています。
いくら人口カバー率が上がったとしても、プラチナバンドがない状態で提供される楽天の通信バンドは
高速だけれど直進性が強く、建物や障害物を回り込むのが苦手な電波です。
繋がりにくくなることは明らかです。
大事なポイントなので、もう一度いいます。
プラチナバンドの割り当てられる前に、パートナーエリアであるKDDIとの契約を解消した場合。
この場合は即解約しましょう。
当然、楽天側でその情報を大きく報じることはありませんので、この部分の情報には常にアンテナを張っておきましょう。
まとめ:3GB980円は楽天モバイルが一歩リード。
というわけで、3GB帯における各キャリアの新プランの価格を比較してみました。
- データ利用の部分では楽天が最安ではないケースもある。
- 通話のかけ放題オプションを含めると楽天モバイルがNo,1。
ポイントはここでした。
まだまだ通信の安定性には、疑問符がついてしまう楽天モバイル。
しかしサービス当初から使い続けている私からすると、最初の一年間で相当な設備の拡充・安定感の増し方を見せいているのは事実です。
さらにもう一年でどこまで設備を安定させてくるか楽しみです。
ここでチャンスなのは、2021年2月現在ですがまだ一年無料キャンペーンが続いていることです!
通信の安定性がまだない‥というのは不安なワードです。
契約して繋がらなかったら…。
乗り換えして使いづらかったら…。
そういった不安は当然です。
そこで一年無料キャンペーンがまだあるというのは、非常に大きいです。
『お試し』で使うことができます。
当然一年無料でつかって、使えないという結論なら乗り換えはやめれば良い話です。
300万人を上限とした無料キャンペーンも、250万人に達したようです。
検討中の方はお早めに!
↑申し込みページにとびます。右の内訳に-2,980円。の表示があればまだ大丈夫です!