こんにちは!チチ猫と申します。
埼玉県在住二児の父です。
様々な格安SIM、格安スマホを実際に利用してそのメリット・デメリットをお伝えしています。
- 『格安スマホってなんでそんなに安いの?』
- 『安いのにはどんな理由があるの?』
- 『格安スマホにすると、損する落とし穴があるんじゃないの?』
今日はこんな疑問をお持ちの方へお答えします。
格安スマホに興味がある方は少なからず、今のスマホ料金に不満がある方だと思います。
ガラケー主流だった時代から、スマホに変わり料金も格段に上がりました。
『料金を安くしたい!』
となったら大手キャリアで料金プランの見直しなども手段ですが、劇的に安くするならやはり格安SIMに乗りかえてしまうのが一番手っ取り早いです。
しかし
- 『格安SIMって名前からして大丈夫なの?』
- 『そもそもなんで格安にできるの?なんか怪しいことしてる?』
こんな不安な声も良く聞かれます。
わたしも最初の乗りかえの時不安でした。
なんでなんでしょう?
スマホキャリアを乗りかえる時のあの不安…。
そんな緊張の最初の乗りかえから早5年。
今では乗り換えたキャリアも5社になりました。
メリット・デメリットを把握することで、自分に適したSIMカードを選択し快適に利用することができています。
格安スマホ・格安スマホがなぜ安いのか…という部分を知ることも大事なことです。
安い分デメリットがあるのも確かです。
しっかり分かったうえでうまく利用できれば、自分好みの最高のSIMをえらべます!
Contents
格安スマホが安いのはなぜか?それは自社で通信回線をもっていないから。
結論から言えば、
格安スマホが安いのは自社で通信回線をもっていないからです。
国内で主に通信回線を保有しているのは、3大キャリアと呼ばれる
- ドコモ
- au
- ソフトバンク
の3社です。
通話も通信も無制限という驚きのプランで新キャリアとして発足した
楽天モバイルも通信回線を保有しています。
まだまだ3大キャリアとは比較になりませんが、急ピッチでアンテナ・通信設備を整備しているところです。
当然ながら、日本全国に通信を行きわたらせるためのアンテナ設備・通信設備への投資は多額の費用がかかります。
格安スマホ・格安SIMキャリアは自分で設備を保有し、メンテナンスすることはありません。
なのでその分の費用を通信料金に還元し、安いプランを実現しているのです。
他にも様々な面でコストを削減して格安な料金を実現している
通信回線の維持費が少なくてすむのが大きいのですが、その他の面でもコストを削減して料金を安くしています。
店舗を持たない格安スマホキャリアが多い
ほとんどの格安スマホキャリアは店舗を持っていません。
店舗を持たないことで、店舗の賃貸料やスタッフの人件費などをかけずにスマホ料金を安くしています。
必要のないオプションなどをはぶいて最低限の機能で利用することが出来る
大手キャリアでは通話に関して完全無制限のオプションがあるのが普通です。
しかし格安スマホ・格安SIMの中には完全通話無制限のオプション自体がないキャリアもあります。
格安SIMでは通話無制限オプションはつけないか、5分や10分かけ放題をつけるかになります。
ほとんど通話をしないという人にとっては、余計なオプション料金を省くことができ料金の節約になります。
端末の取り扱いもミドルスペック帯のスマホが中心
もう一つ月々の支払い料金を高くする要因のひとつが、スマホ端末の分割料金の支払いです。
大手キャリアではiPhoneを始め、最新の機種も取り揃えており機種の選別については最新機種・ハイスペック機種を選ぶ機会も増えます。
格安スマホにおいては、主な取り扱い機種がミドルスペック機種です。
特に中国のメーカーHUAWEI・OPPO・Xiaomiなどは3万円~4万円ほどの料金で欲しい機能がついてくるコスパの良い機種です。
最近の格安スマホではiPhoneの取り扱いをしているキャリアも増えましたが、こういったコスパの良いミドルスペックの機種を選べるのも毎月の料金を下げるためには大事なことです。
専門用語をちょっと解説
なにを隠そう私は横文字アレルギーがひどい人間です。
でも格安スマホへの乗りかえに際しては、横文字の専門用語がちょくちょくでてきます。
この辺りを理解できていると乗りかえに対する取り組みもスムーズになります。
少し解説してみます。
MVNO(仮想移動体通信事業者)とは
MVNOはいわゆる格安スマホ・格安SIMと呼ばれるキャリアのことです。
仮想となっていることから、実際に通信設備を持っていないのに通信事業を行うキャリアであることがわかります。
よくワイモバイル・UQモバイルは格安スマホなのか?
という話題になりますが、正確に言えばこの二つはMVNOではありません。
この二つはソフトバンク・auのサブブランドです。
回線を借りているのではなく、利用している通信設備は大手キャリアのそれと全く一緒です。
MNO(移動体通信事業者)とは
説明したMVNOと反対に自ら通信設備を保有して、通信を提供しているのがMNO(移動体通信事業者)と呼ばれるキャリアです。
いわゆる3大キャリアと呼ばれるキャリアですね。
MNOは通信設備を常に広げて、それらをメンテナンスしていく費用がかかります。
やはりそれが月額料金の高さにつながっている面もあります。
通信の安定感・ショップ/店舗でのサポート体制の充実が最大のメリットといえます。
2020年から発足している楽天モバイルはMNOキャリアとしての通信回線です。
その前から楽天モバイルはありましたが、そちらは回線を借りて運営しているMVNOでした。
予定より早いペースで設備の構築をおこなっていますが、新規参入で大手キャリア並みの通信エリア・通信速度を確保するまでには莫大な費用と時間がかかることでしょう。
MNP(モバイルナンバーポータビリティー)とは
いわゆるキャリアの乗り換えのことです。
電話番号を変えずにそのままで乗りかえすることを言います。
2006年から始まったこのサービスのおかげで電話番号を変えることなくキャリアを乗りかえることができます。
乗りかえに際していちいち番号が変わってしまったら、その都度連絡したりするのは大変ですからユーザーにとっては嬉しいサービスですね。
プラチナバンドとは?
プラチナバンドとは大手キャリアが保有している通信バンドのうち、
『繋がりやすさ』をになっている周波数帯のことです。
この周波数帯での通信は高速での通信ができませんが、ビル内や地下など障害物がある環境でも回り込んで接続することができ、安定して通信を繋げてくれる周波数帯です。
3大キャリアはすべてこのプラチナバンドを保有していますが、新規参入の楽天モバイルにはまだ割り当てられていません。
楽天モバイルのデメリットに現状なっていますので、注意が必要です。
格安スマホのデメリットってどんなとこ?落とし穴に注意しよう!
格安スマホが安い理由がお分かりいただけたと思いますが、安いというメリットと同時にデメリットがあることに気付いた方も多いでしょう。
知らずに乗りかえをしてしまうと、落とし穴にかかった気分になってしまうかもしれません。
そうなればとても満足度の高い乗りかえとは言えないでしょう。
注意すべきデメリットを3つあげてみます。
落とし穴①:店舗での窓口が少ないので、対面のサポートは期待できない
ほとんどの格安スマホ・格安SIMは店舗を持っていません。
その為手続きや、設定をいつもショップで店員さんにやってもらっていたという人にはデメリットといえます。
落とし穴②:通話が多いひとには向かない
通話の完全無制限オプションがない格安スマホキャリアがほとんどです。
よって仕事や、プライベートの場面でも電話を良く利用する人にはデメリットになります。
せっかく月額料金がさがっても、無料通話分を超えた通話料が毎月加算されてしまったら結局高くついてしまう可能性があります。
落とし穴③:MVNOは混雑時間帯の通信速度が極端に落ちる
MVNOは通信設備を借りて運営しているキャリアでした。
当然回線を借りるのにはお金がかかりますので、そこまで大量な通信回線を借りてはいません。
ですので契約者数が増えてきたり、通信する人が極端に増える
昼休み・夕方の混雑時間帯の通信速度が落ちます。
最悪1Mbpsを切るような場合もありますので、この点は常に注意点として覚えておきましょう。
- 手続きや設定については、対面でサポートを受けたい人
- 通話が多い人。格安スマホの5分・10分かけ放題では済まない人
- 混雑時の通信速度の遅さに耐えられない人
格安スマホが普及しないのは、安心感をお金で買っているから
2020年の新プラン発表で、格安スマホもより安い料金をだしましたが同時に大手キャリアもいままでにないくらい低料金のプランを打ち出してきました。
その差は今までより確実にせばまっています。
それでも料金面では格安スマホが有利でしょう。
料金面で選ぶなら格安スマホ…なのに格安スマホのシェアは10%ほどしかありません。
これはやはり大手キャリアのサポート体制、品質への信頼間・安心感がそうさせているのでしょう。
ま、当然といえば当然。
それだけ大手キャリアのサービス・サポートは充実しています。
今まで大手のみで使っていた人がいきなり乗りかえるのはハードルがなかなか高いです。
まずは無料や大幅割引でお試しできるSIMを使ってみよう
格安スマホの品質に不安がある…。・
手続きをWeb上だけで出来るか、設定を自分で行うことが出来るかなど乗りかえへの不安は尽きないと思います。
そんな時におススメなのは無料だったり、契約から数か月大幅値引きをしてくれる格安スマホです。
私がおススメするお試しで使えるSIMを紹介します。
Try UQなら無料でUQモバイルを体験できる
auのサブブランド
『UQモバイル』。
au回線を利用していますので、通信速度がauと全く一緒!
家族割はありませんが、ひとりでも格安料金で使えるという特徴で契約者数を増やしています。
UQモバイルには無料で15日間もお試しができる
『Try UQ』
というサービスがあります。
なんとSIMカードと一緒にスマホもレンタルしてくれるので、使い心地を試すのにはこれ以上ないサービスです。
楽天モバイルは3か月無料で使える
一年無料!
という驚きのキャンペーンで一躍有名になった楽天モバイル。
一年無料キャンペーンは終わってしまいましたが、現在では3か月無料キャンペーンを実施しています。
通信料金の上限は2,980円&通話も楽天リンクを利用すると無制限と、破格の料金プランです。
しかしプラチナバンドは今だ割り当てられていませんし、まだまだ通信の安定性は3大キャリアに及びません。
でも、自分の生活圏が既に楽天エリアで快適に使えるのなら、これほどお得なSIMはありません。
無料期間のキャンペーンがあるうちにお試ししてみましょう。
BIGLOBEモバイルなら一年間も割引が続く
BIGLOBEモバイルは1年間月額料金が割引になるキャンペーンを行っています。
なんと3GBの契約なら、一年間は月額700円で利用できます。
特典終了後は1,200円で利用できます。
なんといっても700円というのは破格の割引きなので、お試しとして利用する価値は十分にあります。
いきなりのりかえは難しくても、デュアルSIMで2枚のSIMを切り替える方法もある
お試しでも使えるSIMを使うならデュアルSIMのスマホが便利です。
デュアルSIMは1台のスマホに2枚の異なるキャリアのSIMを入れて使う方法で、格安スマホに多い中国産のスマホでは結構前から採用されていましたし、新しいモデルのiPhoneでも利用することができます。
(iPhoneの場合は2枚目のSIMがeSIMというSIMカードではなくて、情報を書き込むタイプのSIMになります。)
2枚目にお試しSIMを入れて使えば、大手キャリアでメインで使っているSIMは全く変更することなくそのまま使えます。
さらに2枚目のSIMの通信容量は無料もしくは格安で使うことができるので、単純に通信容量が増えて快適に使えます。
2枚目のお試しSIMの通信容量で十分なら、メインのSIMの通信容量を下げて料金を節約することも可能かもしれません。
今何といってもおススメのお試しSIMは
楽天モバイルです。
MNOの仲間入りをして、急激に通信エリアの整備を行っている楽天モバイル。
通信制限なし、通話無制限と今までのキャリアにない大胆なプランが話題を呼んでいます。
同時によく聞くのは悪い噂。
通信エリアはまだ限られているし、プラチナバンドも割り当てられていない。
無料通話アプリ『楽天リンク』の評判も良くない…。
いきなりメインSIMをのりかえてしまうには、あまりに怖い状況がそろっています。
そんな場合は2枚目のSIMとしていれて、お試しすれば良いのです。
通信の状況というのは使う人のエリア、時間帯などによって全くことなります。
他の口コミが悪くても、自分の使う状況ではうまく使えるかもしれません。
このあたりは自分で体験してみないと絶対にわからない部分ではありますよね。
私自身も楽天の通信、楽天リンクの使い心地はキャリア発足当時は良くありませんでした。
無制限の楽天エリアには全くつながらないし、楽天リンクは
『よく声が途切れるね。』
なんて言われて、仕事のSIMとしては使えない状態でした。
でも、1年以上つかっていますが、通信エリア・通信の安定感は最初と比較して格段に上がっています。
今では仕事の電話もすべて楽天リンクで行っていますし、ほぼ最初のようなクレームはなくなりました。
でもこれは私のケースです。
あなたが使った場合の動作を保証するものではありません。
あくまでほぼゼロリスクの状態でご自身でお試しで使ってみてください。
まとめ:格安スマホの安さの理由とリスクを理解してより快適なスマホライフを!
MVNO(格安スマホ)は回線をMVO(大手キャリア)から借りて運営することで、設備への投資やメンテナンス費用を節約して料金を安くしている
他にも店舗でのサポートや人件費などを削減して料金を安くしている
安さの理由はそのまま格安スマホのデメリットにもなっている。のりかえの満足度をさげる落とし穴にもなりうるので注意
のりかえのハードルが高いと感じる人は、無料や格安で使えるキャンペーンを利用してお試しするのがおススメ!