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UQモバイルが新プランを発表!
UQモバイルが6月1日より提供する新プラン
『スマホプランR』の提供を発表しました!
いままで通信容量によって提供していた、S・M・Lプランを改めS・Rの二つの種類で提供するようです。
どのような点が変更されたのか?
果たして改善なのか?改悪なのか?
第一報把握した変更内容から新プランの詳細をまとめてみます。
データ容量の区切りが減った。
先ほどもちらっと書きましたが、今まで3種類あったプランが2種類に減りました。
今までのプランから紹介しましょう。
プラン | 通信容量※ | 月額料金 | 2台目以降の月額料金(割引適用) |
スマホプランS | 4GB | 1,980円 | 1,480円 |
スマホプランM | 12GB | 2,980円 | 2,480円 |
スマホプランL | 17GB | 3,980円 | 3,480円 |
※通信容量はデータ増量キャンペーン適用時。
既存のプランに対して新プランの場合以下のようになります。
プラン | 通信容量※ | 月額料金 | 2台目以降の月額料金(割引適用) |
スマホプランS | 4GB | 1,980円 | 1,480円 |
スマホプランR | 12GB | 2,980円 | 2,480円 |
※通信容量はデータ増量キャンペーン適用時。
そもそも既存のスマホプランのLプランでも、通信容量は17GB(データ増量キャンペーン適用時)と決して大容量プランと呼べるものではありませんでした。
今回の新プランでは、MプランとLプランが廃止されRプランになりました。
単純にデータ容量をみるとMプランを選択していた人にとっては、料金は変わらずデータ容量が増えていますのでお得といえるでしょう。
Lプランを選択していたユーザーにとっては料金は減りましたが、同時に通信容量も減っていますので月々多くのデータ量を消費する人にとっては物足りない・・場合もあるかもしれません。
この新プランのポイントは通信速度にありますので、続けてみていきましょう。
通信制限速度が最大1Mbpsに改善
重要なポイントは通信速度制限が最大1Mbpsに改善されたことです。
これは、先日第四のキャリアとしてMNOでのサービスをスタートさせた
『楽天アンリミット』を強く意識しているものとみられます。
この最大1Mbpsの通信速度制限は、楽天モバイルのお家芸ともいえるお馴染みのサービス。
格安SIM時代の『スーパーホーダイ』時代から、最大1Mbpsを実施していてほとんどの通信はこの速度でも賄うことができたので大変好評を得ていたサービスです。
実は今までも、UQモバイルは比較的通信制限速度の速いSIMでした。
通信制限速度は楽天モバイルに次ぐ最大300Kbps。
しかし、それでも楽天モバイルの3分の1の速度にしかなりせんでした。
私自身は両方とも現在契約中なのですが、やはり明らかに楽天モバイルの方が通信制限の状況での通信は快適です。
特にYouTubeなどの動画サービスには強く、最大1Mbps あえば標準速度ならほぼ映像が止まることなく視聴することができます。
日中帯は動画流しながら、通信制限を気にすることなくいわば
データ無制限状態で通信することができるのです。
実際のUQモバイルでスマホプランRの提供はこれからなので、通信状況はわかりませんが参考までに楽天アンリミットでの最大1Mbpsでの通信を試した記事をご覧ください。
データ繰り越しは健在!
UQモバイルの強みはデータ繰り越しが可能な点です。
この点はRプランが導入されても変更なし。
長くライバルとして比較されている『ワイモバイル』との決定的な違いはここで、
UQモバイルは努力して節約したデータ容量を繰り越すことができます。
データ増量無料キャンペーンと併用して、月のデータ容量を増やすことが出来るので大変お得です。
この点は楽天アンリミットより優れていて、楽天アンリミットは自社回線エリアでは無制限での通信なので繰り越しは関係ありませんが、auと提携しているパートナーエリアは5GBまでの通信容量が設定されています。
楽天アンリミットの場合、
パートナーエリアの余った通信容量が繰り越されることは現時点ではありません。
結局改善なのか?改悪なのか?
変更内容はお分かりいただけたかと思います。
結局のところ、ユーザーにとっては改善になったのか?改悪になったのか?
個人的には十分改善であると思います。
ずっと楽天モバイルの最大1Mbpsを利用してきた者としては、この速度は思っている以上に快適で様々な場面の通信を節約モードでこなすことができます。
しかもUQモバイルのメリットは通常モードの通信が大手キャリア並みに速いことです。
ここは大きなポイントで、その他の格安SIMだと節約モードで通信が出来ない重い通信の時に通常モードに切り替えても、そこまで高速で通信できるわけではないのでストレスを感じるわけです。
UQモバイルで通常モードに切り替えれば大手キャリア並み、場合によっては固定回線並みの通信速度が得られます。
auのサブキャリアとして、通信回線のエリア・品質はお墨つきのUQモバイル。
新キャリアとしてまだ安定感のない楽天モバイルとの大きな差といえるかもしれません。
今後の注目は通話に対してのオプション。
UQモバイルのプランについて紹介してきましたが、このままだと無料通話についてのサービスがなにもありません。
UQモバイルの無料通話はすべてオプションサービスになっているので、注意が必要です。
かけ放題(1回あたり10分までの通話無料) | 700円/月 |
通話パック(月60分までの通話が無料) | 500円/月 |
かけ放題(24時間いつでも) | 1700円/月 |
こちらがUQモバイルの通話オプションの料金です。
3つのパターンから選べるようになっているのは嬉しいポイントですが、オプションを選択しない場合は30秒あたり20円の通話料金が発生します。
一方、今回料金プランで意識した楽天モバイルの新プラン
楽天アンリミットの場合、楽天リンクという通話アプリを利用すると全国どこでも通話料無料になるという破格のプランです。
もう一方のライバルワイモバイルも、無料通話は通常の料金プランにあらかじめ組み込まれています。
10分以内の無料通話ではありますが、オプション料金を払わなくとも最初からついてきます。
無料通話の部分については、現状差を感じる部分になっています。
まとめ
楽天モバイルの新規参入によって、いまままで徹底的にワイモバイルをライバル視してきたUQモバイルが楽天モバイルも意識した料金プランを設定してきました。
この動きはユーザーにとっては確実に歓迎すべきものです。
本文にもあった、楽天リンクによる国内完全無料通話のサービスは業界を再編する大きなものになる可能性があります。
通話無料の動きに他のキャリアも追随するようだと、ユーザーにとってはさらにメリットになると考えています。
そういった点では楽天モバイルには是非本気で頑張ってもらいたいと期待しています。
頑張るのはユーザーである私たちにとっても大事なことです。
総務省の指導により2019年より、複数年契約での縛りの廃止・更新月以外の解約に対する高額の違約金の廃止など、乗り換えのハードルになる条件の緩和が進んでいます。
しかし、今だよくわからない・・。面倒くさい・・。といった理由から大手キャリアから搾取され続けている人がいかに多い事か・・。
確かに慣れ親しんだキャリアから離れて乗り換えるのは、最初勇気のいることかもしれません。
しかし、思い切って乗り換えて便利なSIMを追い求めていくことで大手キャリア側も焦ってよりユーザーに寄り添ったプランを打ち出してくることでしょう。
いきなり全部乗り換えるのは難しくても、お試し程度にサブ回線として今回紹介したUQモバイルをもってみて、メインの大手キャリアの通信プランを少し安いものに変更したりすることも手かもしれません。
楽天アンリミットは新規参入につき、300万名を対象に
1年間月額料金無料キャンペーンを実施しています。
これであれば、完全にお試しとして無料で使うことが出来ますので興味のある人は是非活用してみてください!