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楽天リンクではBluetoothの着信応答が出来ない話。通話が出来ない時の対応まとめ。
第四のキャリアとして、2020年歩み出した楽天モバイル。
もうお使いになられました?
まずは、『一年間無料キャンペーン』を開催し契約者集めに奔走しています。
なんといっても大きな特徴は、
データ通信もそして通話料も無制限!ということ。
今まで大手キャリアで通話料無制限にするためには、オプション料金を払って無制限オプションを利用する必要がありましたが、『楽天リンク』というアプリ経由で発着することで時間制限を気にすることなく快適に通話出来ます。
私は第四のキャリアとして楽天モバイルが発足してすぐに飛びつきました。一年間無料キャンペーンもありましたからね(笑)
実際に使ってみて、私はBluetoothでの着信応答が出来ないことに困っています。
実際の体験をレポートとしてお伝えするとともに、どのように対応しているのかを記事にしています。
実体験に勝るものなし!
私のレポートが参考になれば幸いです!
楽天リンクを調べていくと、使えない・繋がらない・通話できないといった口コミが目立ちます。
メリットである通話料無料のアプリが使えないのでは困ります。
この記事ではBlutoothで楽天リンクを使おうと考えている方への注意点、さらに他にも使っていく上で気を付けるポイントをまとめます。
- 楽天リンクで通話が出来ない具体例と対応方法について。
- そもそも楽天リンクとは?基本的な使い方。
- 楽天リンクをおすすめしない人はどんな人か?
- 楽天モバイルの設備の拡充状況。
結構困る:楽天リンクはBluetoothでの着信応答ができない。
わたしが一番困ってしまったのは楽天リンクにしてから
『Bluetooth機器での着信応答が出来なくなってしまった。』
ということです。
世の中の流れにもれず、私の勤務先でも移動中(運転中)のスマートフォンでの通話が禁止されています。
これ自体は法律でも定められていることで、守るのは当然のこと。
事故を起こしたくはありませんから‥。
なので、運転中の着信にはナーバスにならざるを得ないのです。
対応が自治体によっても分かれているようですが、運転中Bluetooth機器を利用しての通話は社内でも認められています。(都内なんかは、ダメみたいですが‥。)
なので、わたしも運転中の着信に対しては常時接続しているBluetooth機器で応答しています。
ちなみに私が利用しているのは写真にあるSONYの
SHB56という機種です。
イヤホンコードが接続されるタイプなのですが、よくある耳にかけるタイプだと結構耳が疲れて痛くなってしまうのでこれにしています。
襟の部分に固定している本体にスイッチがついていて、着信があるとスマホを操作しなくても本体のボタンを押すだけで応答出来ます。
便利なのですが、この着信応答が楽天リンクに対しての着信だと出来なくなってしまったのです💦
いくらボタンを押しても電話に出られず、着信が鳴りっぱなしです。
これは、困りました。
いろいろと調べていると、どうやら楽天リンク自体が通話アプリと認識されず着信があってもそれが通話に対するリアクションにならないようなので、Bluetooth機器では応答できないようです。
以前、LINE通話を利用していた時もこのような現象はありました。
仕事でLINE通話を利用することはほとんどありませんでしたが、プライベートではたまに利用していますので、この着信はBluetooth機器で応答できなかったので、不便を感じていました。
しかし、最近試してみたところその部分にLINE通話は対応したようで、Bluetooth機器で着信応答できるようになっていました。
少なくとも私の利用しているSHB56では出来るようになっていました。
なので、楽天リンクにしてもアプリ側のアップデートで改善されることを待つしかありません。
結局わたしはどのように対応しているのか…
楽天リンクの最大のメリットは無料通話。この無料通話のメリットは外すことは出来ません。
しかしBuletoothでの着信応答ができないので、普段は楽天リンクからログアウトしておいて普通の電話アプリで着信を受けるようにしています。
(これなら普通の電話への着信なのでBluetoothで応答できます。)
そして発信の際は楽天リンクにいちいちログインして操作するようにしています。
ログインの動作はそれほど面倒ではないものですが、いちいちログイン動作する必要があるのは手間です。
通話が終わったらまたログアウトしておかないと、Bluetooth機器で応答はできないのでうっかり忘れているとまた着信に応答できない状態になってしまいます。
同じ環境でもiPhoneならBluetoothで応答が出来ている
いままでの話はAndroidのスマートフォンでの話でした。
個人スマホではiPhone12を使っていますので、同じSH56を使ってBluetoothで使ってみました。
すると…
なんとiPhone12では着信応答ができました。
って感じですが、間違いありません。
というのもiPhone版の楽天リンクでは、他の人からの着信はもとから入っているデフォルトの電話アプリで受けるのです。
着信については普通の電話と一緒なので、今までどおりBluetoothでも操作出来るようです。
この点については一安心。
しかしiPhone版の楽天リンクについてはこれ以外の点で注意するべきポイントがあります。
そちらについてはコチラ記事でも扱っていますので是非ごらんください。
そもそも論:楽天リンクの通話の品質が良くない。途切れや着信しないことが多い。
楽天リンクのBluetooth使用については以上です。
いつもBluetoothを利用しているという方は必ずチェックしておいてください。
他にも楽天リンクでは注意すべき点があります。
通話品質についてですが私は日中帯ずっと自分の電話番号を仕事用として使ってきました。
今回メインで使っている自分の電話番号を楽天アンリミットに乗り換えたので、そのまま仕事用として使っていました。
実は仕事用にスマホをもう一台使っていますので、(社用スマホ)こちらでも電話が出来るのですが、特になにも考えずこれまで自分の番号を使っていました。
しかし、楽天リンクの通話品質と接続状態によりこちらの仕事用の番号に移行せざるを得なくなりました。
なぜなら、あまり通話の品質が良くない。
途切れたり、相手の声が聞こえない・こちらの声が聞こえていない等の現象が頻繁に起こります。
これについては利用している自分でも使っていて当然感じる部分なので、実感として不便さを感じるんですが、一番困るのは電話を相手がかけたとき
『圏外などのガイダンスが流れて、繋がらないことが頻繁にある。』
といわれることが多い事です。
これは、自分の方ではわからないこと。
実際、MVNOの楽天モバイルで利用していた時もそのようにいわれることはちょくちょくありました。
そのたびに申し訳ないなぁとは思っていましたが、楽天アンリミットになってからその頻度が多くなりました…。
毎日のように色んな人から言われるようになってしまって、はっきりいってそれでは仕事にならないし、相手にも迷惑が掛かるので、仕事用のスマホの電話番号でやり取りするように変えました…。
これはちょっと困りますね…。
もうひとつ電話番号があったから、切り替える事でなんとか対応できますが(仕事用の番号はドコモ回線)、代替えの番号がなかったらと思うと…ゾッとします。
通話サービスは品質が一番大事。
というのをここ一か月で痛感しました。
楽天リンクはRCSという技術を利用している
ちょっと話がもどりますが、そもそも楽天リンクなら通話料無料なわけですが一体どういった通話サービスなのでしょうか?
楽天リンクはRCSという技術を利用しているサービスです。
よく格安SIMで提供されている通話サービスは、通信事業者を識別する特定の番号を、かける電話番号の前につける『プレフィックス通話』と呼ばれるものが主流ですね。
このような通話を利用された方ことがある方も多いのではないのでしょうか?
MVNOの時の楽天モバイルもこのプレフィックス通話を利用した、『楽天でんわ』を提供していました。
しかし、今回の楽天モバイルアンリミットで提供されている楽天リンクはこれらのものとは一線を画すものなのです。
RCSとは?
RCSとはRich Commnication Services(リッチコミュニケーションサービス)の略です。
電話番号に対して、テキストメッセージを送れるSMSサービスがありますが、RCSはそのSMSをグレードアップさせたようなサービスです。
テキストメッセージだけでなく、今回の楽天リンクのように音声通話・ビデオ通話・グループチャットなど様々なサービスを提供することが技術的には可能といわれています。
実はこのサービス技術は世界的にはすでに実用化されています。
アメリカやヨーロッパ各国では実用されていますし、日本でも『+メッセージ』というサービスを利用している方もいらっしゃるかもしれません。
楽天リンクの基本的な使い方
ここで基本的な楽天リンクの使い方についてまとめます。
楽天リンクを使うといっても、当然楽天モバイルの新プランである
『楽天アンリミット』
を契約しなければ楽天リンクアプリは使えません。
流れとしては
- 楽天アンリミットを契約し、開通作業を完了させる。
- 楽天リンクアプリをインストールする。
- 楽天リンクにログインする際に、SMSにて6桁の認証番号が送られてくるので入力してログインする。
- 発着信作業を楽天リンクアプリ上から行う。
このどれか一つでも抜ければ、うまく楽天リンクは作動しません。
細かい手順については他の記事でもまとめていますので、参考にしてください。
楽天モバイルの開通作業。SIMが届いてからの作業を徹底解説。作業はカンタン(^^♪難しくないよ!
楽天リンクでSMSが受信できない時の対処法
楽天リンクが使えない原因のひとつとして、ログインするための認証番号が送付されるSMSがうまく受信できない。
という事例があります。
この場合の対処法は
通信圏外でアンテナマークが表示されない
SMSはWi-Fiの接続を切り、楽天アンリミット回線でつないでいる必要があります。
これは、自社回線の楽天エリアでもauと提携しているローミングエリアどちらでも可能です。
しかし、そもそもどちらも圏外では当然使えないのでまずは通信エリアをチェックし、安定してつながる場所で作業しましょう。
楽天リンク対応機種を利用していない。
楽天リンクには対応機種があります。
こちらもそもそも対応機種でなければ、利用出来ないのでチェックしましょう。
当然端末セットで購入した場合なら問題ないわけですが、使っている端末はそのままで楽天アンリミットに乗り換えをした場合は特に注意が必要です。
楽天アンリミットが開通になっていない。
利用の流れにあったとおり、大前提は楽天アンリミットが開通している必要があります。
①my楽天モバイルにログインする
②ログインしたら、画面上部三マークをクリック。
③my楽天モバイル⇒申し込み番号を選択。
④楽天アンリミットに申し込みした申し込み番号があるので、その横に『完了』のステータスが表示されていれば、申し込みは完了しています。
念のためチェックしましょう。
認証コードが有効期限切れ
楽天リンクにログインする際の認証コードは5分の有効期限があります。
この時間を過ぎている場合は無効になってログインができないので、再度SMSの手続きをして認証コードを発行しましょう。
通信回線の安定が最大の課題!
2020年10月現在、楽天モバイルでは自社回線エリアの拡充に向けてアンテナの設置工事を急いでいる状態です。
先日アンテナ工事の様子を見てきましたので、そちらのレポートもご覧ください。
楽天モバイルのエリア拡大計画の現状を取材。アンテナの設置は進んでいるが…。今後のエリア拡大計画の展望!
楽天リンクはインターネットを利用して行う、いわばIP電話なのでアンテナの整備・電波の安定が一番求められます。
まだまだ通話の途切れや、雑音など品質を考えると気兼ねなく電話として使うには問題があります。
今後の回線増強に期待したいところです。
まとめ:楽天リンクの使用は避けた方が良い人は…。
結局Bluetoothでの着信応答については、不便を承知で現状楽天モバイルを使い続けています。
着信だけデフォルトの電話アプリに出来れば良いのですがその方法は今のところありません。
そもそも、楽天リンクアプリが電話アプリと認識されてBluetooth機器で応答できるようになればなんの問題もなくなります。
かつてと比較すれば、SNSなどのコミュニケーションツールの発達などもあり電話の重要さは軽くなっているのかもしれませんが、仕事で使うひとには大事な要素ですし安定して使えて当たり前なのがMNOの宿命です。
今回の記事では通話の不具合に関しての報告でしたが、データ通信についてまたはキャンペーンについては満足しています。
結果、現状の楽天アンリミット及び楽天リンクの利用を避けた方が良い人がいます。
それは、仕事などで通話を頻繁に使う人です。
楽天モバイルは、まだまだ通信が安定しているとは言えません。通話メインで使っている回線を乗り換えるのにはリスクが伴います。
一年間無料キャンペーンもあるので、興味があり使ってみたいという人はメインの回線を乗り換えるより、もう一回線お試しで契約することをおすすめします。
この一年で通話の安定と、楽天リンクアプリの改善が行われることを切に願っています。
追記:2021年1月現在、楽天モバイルのアンテナ設置により人口カバー率は73%に達しています。
これは事前の計画を5年前倒しする拡充だそうです。
年末・年始を通して感じているのは、発足当初に比べると大分電話の利用も安定してきたのかな…というところです。(完全に個人の感想です。)
データ無制限・通話完全無料は業界に風穴を開ける画期的なサービスです。
(実態が追い付いていれば…)
ぜひとも今後の発展に期待したいところです。