- 楽天モバイルのアンテナが近くにあれば、快適にデータ無制限が使えるけど、アンテナを見分ける方法はないのかな?
- 楽天モバイルのアンテナがある場所の特徴は?
楽天モバイルのアンテナを見分けたい方が増えています。
データ無制限・通話無制限が最大のメリットである楽天モバイル。
まだ大手キャリアと比べてアンテナの数が少ない楽天モバイルの通信は不安定です。
しかし、自宅や職場などの近くに楽天モバイルのアンテナがあれば、より安定してデータ使い放題で楽しめますよね!
人口カバー率は97%を超えている楽天モバイルですが、まだアンテナの数は圧倒的に少ないのが現状です。
だからこそ、楽天モバイルのアンテナを見分けて、快適に無制限通信を楽しみたいですね!
今回、私は楽天モバイルのアンテナ工事が行われるという情報を聞きつけ、現地で取材しました!
画像を用いて、どこよりも分かりやすく楽天モバイルのアンテナ見分け方を解説します!
アンテナの見分け方が分かれば、よりお得に楽天モバイルと契約できます!
- 上限3,278円でデータは使い放題!20GBを超えたらデータ量気にする必要なし!
- 楽天リンクアプリ使用で、通話も完全無料!5分・10分の無料通話ではないので、通話時間を気にする必要なし!家族・恋人・友だちと通話し放題!
楽天モバイルの契約を検討している方!まずは、アンテナが近くにあるかチェックしてみましょう!
チチ猫:通信業界15年以上のプロ。
- 工事担任者総合種(国家資格)
- 第2種電気工事士(国家資格)
国家資格も保有し、豊富な知識で通信に関わる記事を書いています。格安SIM6社以上乗り換え。便利で快適な格安SIMのお役立ち情報を発信しています!
- 一目で分かる!楽天モバイルのアンテナの見分け方
- アンテナが近くても要注意!楽天モバイルの電波の特徴
Contents
楽天モバイルのアンテナ工事現場へ取材へ行ってきました!
1件目のアンテナ工事現場へ
まず一件目の工事現場の様子です。
駐車場の片隅にひっそりたたずむ電柱。
こちらが楽天モバイルの電柱です。
今回私が行くのは埼玉県南東部のエリアです。
現状、わたしの住んでいる地域は楽天エリアとパートナーエリアが混在している地域です。
楽天エリアとして自社回線に繋がることもあるのですが、なかなかエリア拡大はすすんできません。
しかし順次、用地交渉が成立したところから工事は始まっています。
この一件目の現場はNTTの光回線の開通工事のタイミングで立ち合いました。
矢印の細い線の部分が光回線の線です。
この時点で光回線の信号がきていて、設備が整えば電波を発信できるみたいなのですが、よく見てみると上の方はまだよく見るアンテナの部分がついていませんし、電気設備も引かれていません。
順次工事の続きをするようで今日は光回線の工事でしたが、まだ本格的に運用にはなっていません。
2件目の工事現場
その日のうちに2件目の工事現場にも行きました。
1件目の現場から車で10分ほどの場所。
こちらも駐車場の奥に設置されているアンテナです。
ご覧いただけば分かるように、今度は電柱の上の方アンテナの部分もあります。
電気の線も設置されていて、今回光回線の工事が終わればいよいよ電波を発信するのかな…と思いきや
今度はNTTの電話局内の工事が完了していないようで、現時点では光回線の信号が発信されていないようです。
肝心の光回線の信号が来ていないので、形は完成していますが電波はまだつながりません。
【2020年】ほとんどのアンテナが光の信号待ち
その日はあと2件ほど光の線を引く工事がありました。
同じ市内で回りましたので、実際これらのアンテナが稼働するようになればこのエリアに住んでいる方は十分楽天エリアの恩恵を受けられるでしょう。
しかし残り今日回ったアンテナも光の信号が来ていなくて、光の信号待ちになっています。
実際2020年9月現在、こうして光の信号待ちのアンテナがほとんどのようです。
もし近所で楽天モバイルのアンテナの工事している!
という話を聞いてもすぐにアンテナが電波を発信してくれるわけではないようなので、ご注意ください。
【2023年】取材したアンテナも開通し人口カバー率は97%超え!
取材した2020年から3年。
これらのアンテナも無事開通し、同じエリアでも多数のアンテナが運用しています。
2023年9月現在、楽天モバイルの人口カバー率は97%を超えています!
当初の予定より早い達成ですね。
私もサービス発足当初から楽天モバイルを使っていますが、つながりやすさは格段に上がっています!
楽天モバイルのアンテナ見分け方
楽天モバイルのアンテナは形に特徴があります
今回の取材をとおして、楽天モバイルのアンテナの形には形状に特徴があることもわかりました。
まず電柱上部のアンテナ部分の形状は…こんな感じ。
アンテナの送信部分が3枚設置されています。
けっこう特徴的な形なので、分かりやすいですね。
さらに電柱のしたの方に目を向けると…
これは電源部分(バッテリー)になるそうです。
よーく見ると、ご丁寧に楽天モバイルの『R』の表示が…。
これなら楽天モバイルのアンテナであることは、一目瞭然ですね。
この辺りの形などは、エリアや使う部品のメーカーなどにもよるようなので必ずこの形!とは限らないそうですが、私の住んでいるエリアで設置されているアンテナの形はすべてこの形でした。
自宅の近くでなんかアンテナの設置工事していたな…
もし気になっている方がいるようなら、一度チェックしてみてください。
もちろん近くにアンテナが設置されたからといって、必ず安定して繋がるとは限りませんが、繋がりやすくなる可能性は高くなるでしょう。
電柱設置タイプのアンテナもある!
電柱に設置されているタイプのアンテナもあります。
電気や他の通信ケーブルが乗っているどこにでもある電柱ですが、真ん中ほどに画像のような形状のアンテナがあります。
バケツみたいなやつがそれです。
こちらも珍しい形状しているので、見分けやすいと思います。
楽天モバイルのアンテナの形状は今のところ紹介したように、自営柱タイプのアンテナが多いようです。(自営柱とはアンテナを設置するために建てられた電柱のことです)
自営柱をたてるスペース確保が難しいエリアでは、紹介したような電柱設置型のアンテナもみられます。
楽天モバイルのアンテナ設置場所は郊外では月極の駐車場がメインです。
その他にも公園内・ビルの屋上・庭の中など私有地内など様々みられます。
私の自宅と主な行動エリアは埼玉県南東部なのですが、このエリアで楽天モバイルは月極駐車場などを狙って営業活動している感じがします。
楽天モバイルのアンテナに関する注意点
楽天エリアは広がっているがアンテナ数は圧倒的に少ない
楽天モバイルの人口カバー率は、97%を超えて拡大しています。
そもそも人口カバー率とは以下のような数値です。
【人口カバー率とは?】
全国を500m四方のエリアに区切り、エリア内人口の過半数がつながる状態であればそのエリアを100%と計算。
エリア内人口を全人口で割った数値。
カバー率97%は3大キャリアにも迫る数値ですが、エリア内の全ての人がつながらなくてもカバーしたとみなす人口カバー率においては、アンテナの数が品質に大きく関わってきます。
キャリア | 4G基地局 | 5G基地局 |
ドコモ | 259,536 | 19,716 |
ソフトバンク | 171,940 | 39,051 |
au | 196,101 | 18,041 |
楽天モバイル | 47,556 | 19,716 |
4Gのアンテナ数は3大キャリアの方が3倍~5倍多いのがわかります。
人口カバー率が上がっても、どこでも安心してつながる品質を保つにはまだまだアンテナの整備が必要ですね。
プラチナバンドがないので屋内の通信に弱い
2023年9月現在、楽天モバイルにはプラチナバンドが割り当てられていません。
【プラチナバンドとは?】
- スマホの通信で、つながりやすさを担当する700MHz~900MHzの低周波電波。
- 高速通信はできないが、建物の中や地下でも周りこんでつながる特性をもっていて、安定した通信に重要な電波になっている。
- プラチナバンドは、設備状況や運営実績を認められキャリアにしか割り当てられていないため、3大キャリアにはあるが楽天モバイルにはまだ割り当てられていない※2023年9月現在。
キャリアにとってプラチナバンドは命とも言える大事な周波数ですね。
アンテナの数不足と、プラチナバンドが無いことで、楽天モバイルの通信にはまだ不安が残っています。
アンテナが整備されていないエリアはパートナー回線がカバー
楽天モバイルにはパートナーエリアがあります。
楽天エリア外ではパートナーエリアにつながり、プラチナバンドの代わりを果たしています。
2020年4月以降、順次パートナーエリアは契約を終了しています。
楽天エリアが広がったとはいえ、プラチナバンドが無い状態でパートナーエリアが解除されてしまうのは大きなリスクです。
通信品質にこだわる方は契約しない方が良いですね!
楽天モバイルのアンテナに関するよくある質問
楽天モバイルのアンテナ工事の進捗状況は…?
楽天モバイルのエリア拡大工事は、予想よりハイペースで進んでいるようです。
当初、総務省に『2026年3月末までに人口カバー率96%を目指す』としていたそうですが、2021年はじめの時点で計画は約5年前倒しにすることが発表されています。
つまり『2021年夏ごろには人口カバー率96%達成する』予定としています。
すでに2020年の12月末時点で、人口カバー率は73.8%に達していることが明らかになっています。
今後の進捗にも注目していきましょう。
【追記】2023年現在人口カバー率は97%超え!
2023年現在、人口カバー率は97%を超えました。
予定通り、もしくは予定より早く達成しています。
実際、私の生活エリアでも格段に電波がつながるエリアは増えました!
プラチナバンドの割り当てはいつ頃になる?
楽天モバイルは、第4のキャリアとして2017年からアンテナ整備を行い運営しています。
2023年で6年目です。
第3のキャリアだったソフトバンクも、プラチナバンドが割り当てられるまでに6年かかっています。
2023年4月時点で、総務省はプラチナバンドの空きをキャリアに割り当てる予定を発表しています。
年内には楽天モバイルに割り当てられるのでは…。と噂されています。
三木谷社長も常に総務省に割り当てを希望していますので期待は高まりますね!
近くにアンテナがなければ契約しない方が良い?
楽天モバイルにはプラチナバンドがないので、例えば見える範囲にアンテナがある場合と、ない場合ではつながりやすさが全然違います。
距離がある場合に不安なのは、楽天リンクによる通話です。
楽天リンクは、インターネット回線を使った通話なので、通信が不安定だと通話が途切れたり、聞こえにくくなったりします。
私が利用をおすすめしないのは、楽天リンクで仕事の電話を使おうとしている方!
通話品質には大きく影響しますので、大事な電話を使う事が多い場合は大きなストレスになる可能性があります。
通信の品質にこだわる人は契約しない方が無難です。
まとめ:2023年プラチナバンドが割り当てられれば最強⁉
楽天モバイルのアンテナ見分け方についての記事でした!
こちらの特徴的な形状で見分けましょう。
また、下の方についているバッテリーには楽天の「R」ロゴが入っている場合がほとんどです。
もし、自宅や職場近くにアンテナがある場合は、安定してつながる可能性が高くなります。
データ無制限・通話無制限が最大のメリットなので、安定するかしないかは大きな問題です。
ぜひ、画像を見て周囲をチェックしてください!
2023年には楽天モバイルにプラチナバンドが割り当てられるのでは…と噂されています。
プラチナバンドがあれば、かなり楽天モバイルの通信も安定します!
品質に不安がある方は、プラチナバンドを待ちましょう!