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【2020年まとめ】ワイモバイルの新料金プランはどうなった?20ギガをめぐるバトルを制するのはどこ?特徴と詳細まとめ。

こんにちは2020年もいよいよ残りわずかになりました。

(執筆時12月です。)

今年のスマホ業界での大きな出来事といえば、今年発足した菅政権の肝いり政策である

『携帯電話料金の値下げ。』

各キャリアがそれぞれ新料金プランを打ち出してきて、今後どうなっているのか注目の時期です。

大手キャリア以外で人気No,1の

ワイモバイルも新料金プランを打ち出したキャリアのひとつです。

ただ、ワイモバイルは新料金プラン『シンプル20』を発表したものの、すぐに内容が改訂されて『シンプルL』として2021年2月に開始になりました。

子ネコ
子ネコ
なんかコロコロ変わった感じで、今どうなっているのかよくわかんないね…。

2020年終了時点で、ちょっと今後の料金プランがどうなるのかややこしい状態になっているように感じましたので、徹底的に調べてまとめてみました。

2021年、前半は20ギガをめぐる各キャリアの激しい争いになりそうです!

こんな疑問にお答えします
  1. 2020年、年末時点でワイモバイルの新料金プランがどうなっているのかまとめがみたい。
  2. 新料金プランにはどんなメリットがあるのか?
  3. 新料金プランへ変更するべきか?するならどのタイミングか?
  4. 他社で発表された新料金プランと比較して、どちらがおすすめか?

私は大手キャリアから格安SIMに乗り換えて、4年目5社を渡り歩き実際に使い心地を体験してきました。

ワイモバイルも使っていました。

とくに高速通信+通信の安定性は他のキャリアと比較して抜群でした。

 

しかし、2年目以降の料金が上がってしまうのを前に他のキャリアへ乗り換えました。

やはり、少しプランの分かりづらさというのはキャリアの特徴としてあります。

 

チチ猫
チチ猫
プランの内容をよく知っておくことは、契約していく上で損をしないようにするために絶対必要なことです! 

2021年より新たになるワイモバイルの新料金プランも、しっかり確認しておきましょう。

2020年、年末時点の新料金プランはどうなっている?

菅政権発足以降どのキャリアもそうですが、周りの出方を見ながら新料金プランを模索してきました。

少し経緯がややこしくなっていますので、簡単に時系列にして紹介していきます。

2020年7月 スマホベーシックプランM/Rプラン、内容変更。

2020年9月 菅政権発足。

2020年10月 スマホ用新料金『シンプル20』発表。

2020年12月 ドコモが新料金プラン『アハモ』を発表。

2020年12月 シンプル20の内容を改訂し、『シンプルL』としてシンプルS~Lを2021年2月から提供することが発表される。

結論から言っておきますと、ワイモバイルの新料金プランの施行は2021年の2月からの予定です。

あわてる必要はありません。

しっかりと内容を確認して、必要であれば2月以降プラン変更に望みましょう。

そのプランの詳細を見ておきます。

シンプルプランの詳細

では、2021年2月からの『シンプルプラン』はどんな内容でしょうか?

『シンプルプラン』はS/M/Lの3つの通信容量からなるプランです。

容量と料金は以下の表の通りです。

シンプルSシンプルMシンプルL
データ通信容量3GB10GB20GB
5G対応
容量超過後の速度最大300kbps最大1Mbps最大1Mbps
基本料金1,980円2,980円3,780円
おうち割or家族割-500円
割引後料金1,480円2,480円3,280円
通話料金20円/30秒
10分かけ放題700円
かけ放題加算後2,180円3,180円3,980円

特徴

  • 5G通信にも対応。料金は4G通信と変わらない。
  • 新規割がなくなりよりシンプルなプランになった。
  • 以前は基本料金に組み込まれていた、かけ放題がなくなった。
  • シンプルSのデータ超過後の制限がキツい。
子ネコ
子ネコ
なんかややこしい印象はなくなったね!
チチ猫
チチ猫
5Gも追加料金なしってのはうれしいね!

【追記】2021年2月、さらに家族割が大幅値引きに改訂。

記事を書いてからおよそ2か月。

ワイモバイルのシンプルプランに、さらなる改訂がありました。

表にすると以下のとおりです。

シンプルSシンプルMシンプルL
データ通信容量3GB10GB→15GB20GB→25GB
5G対応
容量超過後の速度最大300kbps最大1Mbps最大1Mbps
基本料金1,980円2,980円3,780円
おうち割or家族割-1,080円
割引後料金900円1,900円2,700円
通話料金20円/30秒
10分かけ放題700円
かけ放題加算後1,600円2,600円3,400円

改訂の目玉はなんといっても家族割の増額です。

実際は、Softbank光・Softbank Air(おうち割光セット)または、家族割となります。

UQモバイル・ワイモバイルの家族割は今まで500円ほどなのが通例です。

しかし改訂後の家族割は1,080円になりました。

これによってSプランの料金は900円にまで値下げになりました。

12月のプラン変更はアハモの影響大。2月のプラン変更は楽天モバイルの影響大。

なんといっても時系列で気になるのは、10月に発表したプランを12月になってすぐ改訂した点です。

間違いなく12月初めに発表された、ドコモの新料金プラン『アハモ』の影響を受けたものです。

ちなみに変更になってしまった、『シンプル20』のプラン内容はこちら。

月額料金4,480円
通信容量20GB
通信容量超過後の制限速度1Mbps
通話料10分以内の国内通話が無料

後ほど詳細は紹介しますが、アハモの料金は2,980円/20GBという大手キャリアには今までなかった、格安なものでした。

子ネコ
子ネコ
アハモのインパクトは大きかったねー!
子ネコ
子ネコ
アハモを受けて、シンプル20では太刀打ちできない!ということになったんだろうね…!

ワイモバイルの料金プランにもそうですが、今後発表されていくであろうその他のキャリアのプランにも大いに影響をあたえそうです。

そして、前項でも紹介した通り2021年2月のプラン改訂ではSプランが家族割も適用になると、900円になります!

これは今までのワイモバイルのプランの中でも、最安のものです。

こちらは楽天モバイルの新プラン、『楽天アンリミットVI』を強く意識したものです。

ワイモバイルの『シンプルプラン』を選ぶメリットは…

子ネコ
子ネコ
結局、『シンプルプラン』を選ぶメリットってあるの?
チチ猫
チチ猫
それはユーザー側の使い方によるね。どんな人に新料金プランがおすすめか見てみよう。

通話が少ないひとはシンプルプランに変えた方が良い

なんといっても、ワイモバイルのシンプルプランに変えた方が良い人一番手は通話が少ない人です。

現行のプラン『スマホベーシックプラン』では、最初から10分無料通話が含まれていました。

これは比較的通話の多い方にはうれしいことですが、あまり通話することのない人には割高になってしまっていました。

今回の『シンプルプラン』では無料通話はついていないので、通話が少ない人には

『通話オプションを付けない』

という選択肢ができました。

通話オプションを付けた場合は、新プラン・旧プランともに月額料金は変わりません。

20GBの通信容量が欲しい人はシンプルプランがおすすめ

今回のシンプルプランで新設された『シンプルL』の通信容量は20GBです。

2021年2月の改訂により、シンプルプランMが10⇒15GB。

シンプルプランLが20⇒25GBにデータ容量が増量されました。

少しでも容量が多いプランを希望している方には、朗報です!

これはいままでのプランにはなかった大容量のプランといえます。

(スマホベーシックプランの最大容量は、Rプランの14GB。)

それでいて月額料金は、RプランよりシンプルプランLの20GBの方が安くなっています。

大手キャリアの50GB・60GBといった大容量のプランはありませんが、少しでも大きな容量が良い人にはシンプルプランはおすすめです。

Sプランの人も制限後の速度が上がったのでお得になった。

スマホベーシックプランのSプランの場合、通信容量の3GBを使い切ってしまった場合、通信速度が最大128Kbpsに制限されてしまいます。

これは今までスマホで通信制限を体験された方ならわかる通り、128Kbpsという速度ではほとんど使い物にならなくなってしまいます。

子ネコ
子ネコ
300Kbpsだとそんなに違うの?あんまり変わってないような感じもするけど。
チチ猫
チチ猫
300KbpsってUQモバイルの節約モードの速度と一緒だね。結構使える範囲は大きくなるよ!

私はワイモバイルも、UQモバイルも今まで使ってきましたが、UQモバイルの節約モード300Kbpsはなかなか使えました。

時間帯にもよりますが、混雑時間帯でなければYouTube動画を見ることができますし、Web検索も問題なく出来ます。

月の最後の方通信制限にかかってしまう…。

みたいな人には嬉しい改善になります。

ワイモバイルの新料金プランには変更するべき?

ここまでワイモバイルの新料金プラン『シンプルプラン』について紹介してきましたが、結論ワイモバイルユーザーはこの新料金プランにかえるべきでしょうか?

迷うことなく、ワイモバイルを今後も使う方は

シンプルプランにかえるべきです。

プランの内容として、既存のプランから変わって損をする場合もありませんので、このプランはおすすめといえます。

データ増量無料キャンペーンの期間が残っている人は注意。

今回のシンプルプランには、データ増量無料キャンペーンはありません。

データ増量無料キャンペーンとは、スマホベーシックプランを契約した場合契約から1年間通信容量が無料で増やすことが出来るキャンペーンです。

Sプラン3GB→4GB
Mプラン9GB→12GB
Rプラン14GB→17GB

このキャンペーンを利用すると、毎月の通信容量を上の表のように増やすことができます。

新プランにかわっても10分のかけ放題はつけるかな…という人は、月額料金は変わらないので、焦らずこのデータ増量無料キャンペーンが終わってからでも遅くはないかもしれません。

他社プランと比較してどちらを選ぶべきか‥?を検証。

先ほども紹介したとおり、今回のシンプルプラン新設はドコモの新プラン『アハモ』を強く意識しているとみられます。

比較対象となるキャリアとどちらを選ぶべきかを検証してみます。

VSドコモの新プラン『アハモ』

アハモのプラン内容

月額料金2,980円
データ容量月20GB
容量超過後の通信速度最大1Mbps
追加容量500円/1GB
通話料5分かけ放題(5分以降は30秒/20円)
手続きオンラインのみ対応
手数料事務手数料・MNP転出手数料無料。
5G対応

ハッキリ言って、最大手のドコモが発表した『アハモ』は超強力です。

正直最初12月に発表されたときは、内容をみて私はがっかりしました。

その詳細はこちらの記事で書いています。

ついに発表された、ドコモの新料金プラン『アハモ』がちょっとガッカリな理由。詳細を解説します。

この記事の中でも書いていますが、MNP転出手続きが必要になるということで、既存のドコモユーザーにとっては実質の乗り換えになってしまう…。という内容でした。

このMNP転出が必要という点は変化していません。

ドコモユーザーにとっては、今まで使ってきたことによる『ずっとドコモ割』がリセットされることや、キャリアメールが使えなくなるなどデメリットが目立ちます。

しかし、ワイモバイルのユーザーにとってはアハモに乗り換える際には当然、MNP転出手続きをするわけで、そこはハードルにはなりません。

20GBという通信容量に魅力を感じるようであれば、乗り換えも視野に入ります。

VS楽天モバイル『楽天アンリミット』

もう一つ比較対象になるのは、楽天モバイルの『楽天アンリミット』。

こちらの料金プランの内容は

月額料金2,980円
データ容量無制限(パートナーエリアは5GB)
通信容量超過後の通信速度最大1Mbps
通話料無料(楽天リンク利用時)
5G対応〇(無料)

内容においては、現時点で他のキャリアの追随を許さない圧巻の内容。

データ通信においても通話においても、無制限を実現したのは楽天が初です。

この衝撃的なプランを引っ提げて2020年第四のキャリアとして、通信業界に殴り込みをかけました。

【追記】2021年1月29日、楽天モバイルが新プラン『楽天アンリミットVI』を発表しました。詳細は下記リンクからどうぞ。

 

しかし、現時点では楽天モバイルの通信エリアの整備は不完全で、安定して繋がる保証はありません。

急ピッチで通信エリアの整備が進んでいます。

楽天モバイル 通信エリア

自分の生活圏内がエリアであれば、この金額で使い放題で使える最高の回線になるかもしれません。

利用に不安があるのであれば、一年間無料キャンペーンを実施していますので、お試しに使い勝手を確認してみるのもありです。

結局、他社との比較は月額2,980円を許せるかどうか

他社との比較も書いてみましたが、現時点の様々なキャリアの基準が2,980円です。

スマホ通信容量が増えるにつれて、月3GBや5GBといった少ない容量では間に合わないといった声も多くなっていますが、それでも通信に月2,980円も払いたくない!

という人も相当数いるでしょう。

結論、月額2,980円という金額が許せるのであれば、内容的に一番おすすめは

楽天アンリミットです!

しかし、楽天アンリミットの使い放題の恩恵を受けることが出来るのは、楽天エリアで安定して繋がる人のみです。

通信品質にこだわりたい!そして月額2,980なら払っても良い!というひとには

アハモ』が最適でしょう。

まとめ:ドコモの『アハモ』が与えた影響は大。今後のさらなる料金改定に期待!

以上、ワイモバイルの新料金プラン『シンプルプラン』についてのまとめでした。

10月の発表、12月の改訂と少しゴタゴタがあったため、分かりづらくなっていたプラン内容がお分かりいただけたでしょうか?

今回比較にUQモバイルを乗せませんでしたが、UQモバイルもワイモバイルと同じようにスマホプランVを発表していましたが、恐らく確実に改訂したプランを発表するでしょう。

同程度まで料金を下げてくると思われますので、こちらも発表があったら随時記事をアップしていきます。

結局現時点のプランの争いは、大容量で月額2,980円

が争点になっています。

 

しかし、もともと格安SIMをチョイスしていたような人にとっては、月額2,980円というのは高すぎる金額です。

ワイモバイルについてもそうですが、Sプラン・Mプランの部分で今後どれほど月額料金を下げる事ができるのか、もしくはさらに小さな通信容量だとしてももっと月額料金を下げてくるのか…。

より安さを追求していかない限りは、格安SIMとしての存在価値がなくなってしまいます。

私たちユーザーにとっては、通信料金がどんどん下がっていくのは嬉しいことですね!

この通信料金の値下げ競争が良い方向に過熱していくことを期待しています!

ABOUT ME
チチ猫
光回線に関わる業務に15年以上携わる通信のプロ。 ・工事担任者総合種(国家資格) ・2種電気工事士(国家資格) を保有し、豊富な知識で通信の疑問にお答えします。 格安スマホには6社以上乗り換え。低料金で快適に使える魅力をお伝えします!