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キャリア決済とは

大手キャリアではもはや一般的になっている『キャリア決済』。
格安SIMに乗り換えをすると使えなくなるものがあります。
キャリア決済もそのひとつ。
もし日常的にこのサービスを使っていると不便を感じる人も少なくないかもしれません。
大手キャリアのIDとパスワードを用いて認証をすることで、携帯電話料金と合算で商品等の代金を支払える決済サービスのこと。
ドコモ・・『ドコモ払い』
au・・・『auかんたん決済』
softbank・・・『ソフトバンクまとめて支払い』
三大キャリアではそれぞれこのような名称でサービスを展開しています。
キャリア決済のなにが便利?メリットは?
では、一体キャリア決済ができるとなにが便利なのか?
先ほども紹介したとおり、様々な支払いを携帯料金と一括で行うことができるので、支払いの管理がしやすくなります。
また、キャリア決済には利用上限額があります。
クレジットカードに比べて利用上限額が低く設定されている場合がほとんどですので、使いすぎを防ぐことができます。
自分で上限金額をさらに低く設定することもできるので、子供が誤って課金してしまったようなときにも、上限以上の支払いが出来ないように対策しておくこともできます。
一方、
- クレジットカードのように高額の買い物には利用できないこと。
- 分割払いに対応していないこと。
- 加盟店の店舗が少ない場合があること。
などクレジットカード払いと比較してデメリットもありますので、注意が必要です。
基本的に格安SIMではキャリア決済が使えない。
さきほどもちらっと書きましたが、基本的に格安SIMではキャリア決済が使えません。
普段から使っている人には結構これが不便で、乗り換えをためらうひとつの要因になる可能性もあります。
また、一部のチケット清算などではキャリア決済のみの取り扱いとなるケースもあるようで格安SIMの弱みともいえます。
格安SIMでも徐々に対応するキャリアが増えている
しかし、近年大手キャリア以外にもキャリア決済に対応する格安SIMキャリアも登場しています。
対応しているキャリアを紹介していきます。
サブキャリア:UQモバイル
『UQモバイル』です。
2018年よりキャリア決済に対応しているUQモバイルは、大手キャリアにより近い使い勝手で人気です。
UQモバイルキャリア決済のサービス内容
UQモバイルはauのサブキャリアですので、
『auキャリア決済』が使える
といった方が正確です。
しかし、UQモバイルで使いえるauキャリア決済は内容が少し違います。
UQモバイルのauかんたん決済で利用できるサービス
Google Play
App Store
Apple Music
iTunes
iBooks
このように利用できるサービスは、Google・Apple経由のものだけに限定されていて本家の『auかんたん決済』と比べると大分少なくなっています。
UQモバイルキャリア決済の限度額
UQモバイルのキャリア決済の限度額も、本家のものと比較すると低く設定されています。
年齢と利用期間によっても差がありますので表にしておきます。
UQモバイル契約期間 | ||||
4か月未満 | 4か月以上25か月未満 | 25か月以上 | ||
年齢 | 13歳未満 | 1,500円 | 1,500円 | 1,500円 |
13歳以上20歳未満 | 10,000円 | 10,000円 | 10,000円 | |
20歳以上 | 10,000円 | 30,000円 | 50,000円 |
サブキャリア:Y!モバイル
Y!モバイルもソフトバンクのサブキャリアとして大手キャリアに準ずる存在として人気の乗り換え先です。
Y!モバイルでは『ワイモバイルまとめて支払い』という独自のキャリア決済をもっています。
ソフトバンクの『ソフトバンクまとめて支払い』に内容はならったものとなっています。
ワイモバイルまとめて支払いの内容
ワイモバイルのまとめて支払いもApp Store、Google Playでのアプリ購入や課金Apple Musicの定期購読・iTunes内の購入などに対応しています。
また、通販サイト『Yahoo!ショッピング』での買い物や、動画配信Huluの支払いにも対応しています。
対応範囲についてはUQモバイルのキャリア決済より広く、便利に使えるでしょう。
ワイモバイルまとめて支払いの限度額は?
ワイモバイルの支払い限度額についてははっきりした記載がありません。
個別に異なる。という内容の記述もサイトにはみられますが、参考までにソフトバンクまとめて支払いの限度額を紹介しておきます。
基本的には限度額については同等のものと思われます。
年齢 | 限度額/月 |
12歳未満 | 最大2,000円/月 |
20歳未満 | 最大10,000円/月 |
20歳以上 | 最大100,000円/月 |
20歳以上は限度額も大きな金額になりますので、月の様々な買い物にも対応できるでしょう。
大手キャリアのキャリア決済と同じような感覚で使えるキャリア決済といえるでしょう。
mineo

格安SIMキャリア『mineo』もキャリア決済に対応しているキャリアです。
しかし、条件がありますので注意してください。
マイネオのキャリア決済はDプランのみ
まず、マイネオのキャリア決済に対応しているのはDプランのみ、さらにデュアルタイプのみです。
Dプランとはdocomoの回線を借用しているプランのことです。デュアルタイプとは音声付SIMのことです。
マイネオでは3大キャリアすべての回線に対応していますが、キャリア決済ができるのはDプランのみと条件的には厳しいものになっています。
マイネオキャリア決済の限度額
他のキャリアのように年齢によって限度額の差はありません。
最大20,000円までとなっています。
決済できるサービスは
Google Playで購入する有料アプリの支払いや、アプリ内の課金サービスなどを月額料金と一緒に決済することができます。
楽天モバイル
もうひとつ格安SIMキャリアのなかにはキャリア決済が出来るキャリアがあります。
それが『楽天モバイル』です。
こちらも大手キャリアのキャリア決済とは内容がすこし異なりますので、調べていきましょう。
楽天モバイルのキャリア決済の限度額
楽天モバイルのキャリア決済の限度額は年齢・契約者本人かどうかによって大きくかわります。
年齢 | 限度額 |
20歳以上の契約者本人 | 100,000円/月 |
20歳以上(契約者以外の利用者) | 20,000円/月 |
19歳以下(契約者以外の利用者) | 10,000円/月 |
成人の契約者であれば、金額は大手キャリア並みといえます。
楽天モバイルキャリア決済の内容。
楽天モバイルのキャリア決済はGoogle Playストアでの決済ができます。アプリ購入や課金について決算できます。
楽天モバイルのキャリア決済はクレジットカード払いのみ
楽天モバイルのキャリア決済は他のキャリア決済とは少し異なります。
支払い方法はクレジットカードのみです。
月額料金をクレジットカード以外の方法で支払っている人は『キャリア決済』を利用できません。
他のキャリア決済ではクレジットカードを用いなくても利用できるところがメリットだったので、その点では逆を行くサービスになっています。
楽天モバイルをクレジットカード払いにしている人が、アプリ決済などの料金を一緒にクレジットカードで支払えるサービスになっています。
キャリア決済ならサブキャリがおススメ!
キャリア決済について調べてきました。
サブキャリアのみならず、格安SIMにもキャリア決済ができるところがでてきて、広がりをみせています。
しかし、格安SIMキャリアでの『キャリア決済』は大手キャリアのものと比べても条件・上限金額などの面でまだまだ内容が劣っていると言わざるを得ません。
大手キャリア以外でキャリア決済を利用したいのであれば、サブキャリア
Y!モバイルかUQモバイルに乗りかえるのが一番でしょう。
サブキャリアにはキャリア決済以外でもおススメポイントがある
キャリア決済で利用したいサブキャリアですが、おススメポイントは他にもあります。
①通信速度が速い
これは格安SIMではデメリットである『通信速度が遅い』をカバーするメリットです。
サブキャリアでは大手キャリアのサブキャリアとして、通信設備を優遇して利用することができます。
普通の格安SIMでは大手キャリアから、通信設備を借りて運営しています。
特に昼休み・夕方の混雑時間帯では通信速度が遅くなり、繋がりづらくなります。
サブキャリアではそのような時間帯でも安定して通信を利用することができます。
大手キャリアと比較してもその通信速度は引けをとらないほどです。

②通話に完全かけ放題がある。
格安SIMの多くのキャリアが通話については大手キャリアと同じような『完全かけ放題』プランがありません。
これは通話が多い人にはもちろん、大手キャリアの完全かけ放題に慣れていた人には非常にストレスになる可能性があります。
UQモバイルでは2019年まで完全かけ放題がありませんでしたが、新たに完全かけ放題プランが誕生し、サブキャリアでは両方とも完全かけ放題に対応するようになりました。
まとめ
大手キャリア以外のキャリアの『キャリア決済』対応状況について調べました。
- 大手キャリア以外にも『キャリア決済』に対応しているキャリアが増えている
- 格安SIMの『キャリア決済』は内容が劣る
- 大手キャリア以外で『キャリア決済』を利用するなら『サブキャリア』がおススメ!
- 特にY!モバイルの『ワイモバイルまとめて支払い』はほぼ大手キャリアと同等のサービス内容