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MNP=電話番号そのまま乗り換えること!
MNPという言葉をご存知でしょうか。
(Mobile Number Portability)₌モバイル・ナンバー・ポータビリティーの頭文字をとったものです。
『格安SIM』という言葉が一般的になって久しいですが、いくら料金が安くなるといってもそのたびに今まで使って慣れ親しんだ電話番号が変わってしまっては不便です。
そこで電話番号はそのままに通信会社を自由に選べるようにしようというのが、『MNP』なのです。
日本においてMNPするというとイコール格安SIMへ乗り換えるというのが一般的です。
格安SIMはMVNOと呼ばれるキャリアのこと。
日本語に訳すと仮想移動体通信事業者になります。
実際には通信設備を保有せず、借りて運営している形態の事業者です。
この運営の形態は2001年b-モバイル(日本通信)によってスタートしました。
今ではMVNOの数は国内で600社以上にも上るといわれています。
格安SIMと呼ばれるキャリアの形が誕生して20年弱。MNPを実施するハードルも年々さがってきています。
MNPのメリット
番号が変わらない。
先ほども説明したとおり、キャリアを乗り換えて番号が変わらないというのは基本的な使い勝手を変えずに料金を削減することが出来るということです。
これは大きなメリットです。
MNPがなかった時代では、ほかのキャリアに乗り換えたいときは電話番号を変更するしかありませんでした。
プランがシンプルで月額料金を削減できる。
なんの言っても乗り換える一番の目的は、月額料金の削減です。
格安SIMはその名の通り、『格安料金』を打ち出しているキャリアです。
そのために料金プランも大手キャリアに比較してシンプルなものでわかりやすく設定されています。
一般的に大手キャリアで7千円~8千円ほど月額料金がかかっているような場合は、月に4~5千円ほど下がる可能性があります。
MNPでそのままにならないものもある。
電話番号はそのまま使えるので、その点は支障がありませんが変わってしまうものもいくつかあります。
キャリアメールは使えなくなる。
大手キャリアから乗り換えた場合はキャリアが提供している、『キャリアメール』が使えなくなります。
ドコモ・・・docomo.ne.jp
au・・・ezweb.ne.jp
sonfbank・・・softbank.ne.jp
などがそれにあたります。
メールに変わる連絡手段・コミュニケーションツールとしてすぐ思い当たるのは、今やメールより『LINE』やその他のSNSツールではないでしょうか。
ひと昔ほどメールが使えなくなることの影響は少ないと思います。
格安SIMのなかにもキャリアメールを扱っているキャリアはありますので、そちらを使うのもひとつの手段です。
キャリア | ドメイン名 | 利用料金 |
UQモバイル | @uqmobile.jp | 月額216円 |
楽天モバイル | @rakuten.jp | 無料 |
マイネオ | @mineo.jp | 無料 |
NifMo | @nifty.com | 無料 |
IIJmio | @iijmio-mail.jp | 324円 |
結構無料で提供しているキャリアも多いので、利用してみるのもよいかもしれません。
今後の為にもフリーメールアドレスを取得しよう
今後のことを考えるとメインで利用するメールアドレスはフリーメールのアドレスに変更しておくことをおススメします。
フリーメールといえば、Yahoo!メールやGmailなどが有名です。
結局格安SIMのキャリアメールを利用しても、次回乗り換えることがあれば利用できなくなってしまいますので、キャリアを変えても使い続けられる体制を整えておくのも良いかもしれません。
APN設定もそのままでは使えない
APN設定は『Access Point Name』の略で、スマホの設定の中でどこの回線業者を利用するのかを端末に認識させる設定です。
乗り換えと一緒に端末を買い替えた場合は、端末に乗り換え先の設定がされている場合がほとんどです。
それほど意識することはありませんが、端末をそのままでSIMカードのみ変更する場合などはこの設定は必須です。
設定・・というとどうしても難しいイメージで気後れしてしまうかもしれませんが、それほど難しい設定ではありません。
解説記事もアップしておきますので、参考にして取り組んでみてください。
通信速度もそのままでは使えない。
一般的に格安SIMに乗り換えると一番大きな差を感じるのは
『通信速度が遅くなる』ということです。
通信速度も大手キャリアのままでは使えないのです。
通信速度が遅い理由
格安SIMは通信回線を大手キャリアから借りて運営しているのは前述したとおりです。
お金を払って通信回線の一部分だけをかりています。
設備のうち一部だけを借りていますので、通信が集中する時間帯(昼休み・夕方など)は回線が混雑してしまって、通信速度が遅くなってしまいます。
道路に例えるなら大手キャリアの持っている道路設備は大規模な高速道路のよう。
車線も多くたくさんの車を流すことが可能です。
当然、大手キャリアにも混雑時間帯が存在します。
そういった時間帯は少しは遅延が発生するかもしれませんが、格安SIMキャリアで発生する遅延に比べたら小さなものです。
対して、格安SIMの通信網は町中の一本道のイメージ。
混雑する時間帯はすぐ道路がいっぱいになってしまいます。
おススメのMNP乗り換え先
- 格安SIMの最大のメリット・・・月額料金の削減。
- 格安SIMの最大のデメリット・・通信速度の遅延。
この二つを解決し、まさにいいとこどりのキャリアが当サイトおススメの
UQモバイルです!
UQモバイルは大手キャリアauのMVNOです。
auのサブキャリアという位置づけで低料金・高速通信を実現しています。
UQモバイルの料金プラン
料金プランは以下のとおりです。
Sプラン | Mプラン | Lプラン | |
月額料金 | 1,980円 | 2,980円 | 3,980円 |
家族割適用時 | 1,480円 | 2,480円 | 3,480円 |
データ容量 | 3GB→4GB | 9GB→12GB | 14GB→17GB |
通話料 | 20円/30秒 |
※データ増量分は通話オプション加入+au ID登録で無料で増量できます。
シンプルなプランです。
月額料金も契約からずーっと変わりません。
注意すべきはかけ放題を付ける場合はオプションになり、別途オプション料金がかかるということです。
かけ放題(1回あたり10分までの通話無料) | 700円/月 |
通話パック(月60分までの通話が無料) | 500円/月 |
通話オプションには2019年12月18日より国内通話が完全無料の、かけ放題オプション『かけ放題(24時間いつでも)』が提供されています。
↑参考記事
UQモバイルの速度について
UQモバイルの速度は他のMVNO、格安SIMキャリアと比較しても高速なのは先ほど説明しました。
実際どのくらいの差があるのでしょうか?
引用:格安SIMの通信速度計測
グラフは大手キャリアからの乗り換え先として人気の高い『楽天モバイル』の一日の速度を表したものです。
深夜・日中時間帯などは10Mbpsほどの速度がでています。
しかし、やはり混雑時間帯は1Mbpsを切るような時間帯が見受けられる。
これは楽天モバイルに限ったことではありません。
混雑時間帯の速度にはもちろんそれぞれバラつきはあるものの、どの格安SIMにもみられる傾向です。
引用:格安SIMの通信速度計測
先ほど見た同じ通信速度計測の結果からUQモバイルの速度結果です。
非常に安定した通信がされているのがわかります。
昼休みの混雑時間帯でも平均10Mbps以上を計測しているので、利用に際して通信が遅くてストレスになる心配はありません。
まとめ
電話番号そのままで乗り換えられるMNPについての記事でした。
月額料金が抑えられるなら少しの通信速度の遅延はガマンする!
という人もいるかもしれませんが、実際わたしも複数の格安SIMキャリアを利用してきて特に混雑時間帯の通信の遅延は結構イライラするものがあります。
高速通信&低料金を実現しているUQモバイルは要注目です!