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格安SIMでYouTubeを見放題にしてくれる”カウントフリー”とは?
カウントフリーなら対象サービスがデータ消費にカウントされない。
カウントフリーとは・・
特定のSNSや動画視聴サービスを使ってもデータ容量を消費しないサービスのこと。多くの格安SIMで採用されている。
SNSや動画を外で見ることも多い時代に嬉しいサービスとなっています。
実際YouTubeが見放題の格安SIMはどこ?
それでは、具体的にカウントフリーのサービスを取り扱っている格安SIMをピックアップしていきます。
BIGLOBEモバイル

格安SIMでYouTubeを見放題にするためのオプションが一番整備されているのが、
BIGLOBEモバイルです。
なんといってもカウントフリーになるサービスが多い!
そして月額料金も安い!
対象のサービス
動画配信:YouTube AbemaTV U-NEXT YouTube Kids
音楽・ラジオ配信:Google Play Music YouTube Music Apple Music Spotify AWA Amazon Music LINE Music radiko らじる★らじる dヒッツ
電子書籍:dマガジン dブック
その他:Facebook Messenger
実にこれだけのサービスが対象となります。
ここにあげたサービスはいくら使っても、データ容量を消費しません。
普段使ってるよ!っていうサービスも多いと思います。順次対象サービスも拡大しているのがうれしいところ。
注意点
安心してこれらのサービスを使い放題にするにはいくつか注意点があります。
- エンタメフリー機能をオフにしている場合は対象外になる。
- 公式アプリ以外での利用は対象外。
- 対象サービスでも動画・音楽等の再生以外の操作での通信は対象外。
- 複数台端末での同時利用も対象外。
- VPN,プロキシサーバーを介しての通信は対象外。
月額料金
BIGLOBEモバイルのエンタメフリーオプションの料金は以下のとおりです。
音声通話SIMの場合480円/月。
データSIMの場合980円/月。
※通信容量は3GB以上のプランで利用できます。

BIGLOBEモバイルの料金プランは最小1GB~用意されています。
最小プラン利用の場合はエンタメフリーオプション適用が不可ですので、3GB~利用できます。
音声通話SIMであれば3GBの契約で
1,600円+480円=2,080円
データSIMの場合(SMSつき)
1,020円+980円=2,000円
月々2,000円ほどの料金でYouTubeやその他利用しているサービスが対象なら、利用し放題になるわけです。
非常にお得なオプションといえます。
2019年11月~はオプション料金が6か月無料のキャンペーンを実施中です!
DTI SIM

プロバイダとして20年以上の歴史を持つ『DTI』が手がける格安SIM。
業界最安級の料金プランとYouTube・Twitterをカウントフリーとした料金プランも用意したユニークなSIMです。
カウントフリープランとして取り扱いがあった
『20’sSIM』『DTI見放題SIM』は2019年7月31日をもって新規受付を終了しました。
それ以降、カウントフリープランの取り扱いはありませんのでご注意ください。
①20’sSIM
YouTube・Twitterにサービスを限定し、カウントフリーに需要があるであろう20代をターゲットとして作られた『20’sSIM』。
2つのサービスに加えて就活するのに便利な『マイナビ』、『マイナビ学生の窓口』のデータ通信がカウントフリーになります。
さらに『20’sSIM』は画面割れの修理サービスと公衆Wi-Fiの利用もセットになっています。
20’sSIMの料金
この料金プランは音声通話SIM・データSIM両方が対象です。
データ容量は7GBに限られています。
料金は
音声通話SIM:3,980円(10分かけ放題付き)
データSIM:2,880円
になります。
②DTI見放題SIM
こちらは先ほどの『20’sSIM』から修理とWi-Fiサービスをとったものです。
データ容量は同じく7GB。
2つのサービスを付けないことで
月額料金:2,430円。
ちょっと安くなります。
YouTube見放題のプランがあるのは『BIGLOBEモバイル』だけ!
『BIGLOBEモバイル』と『DTI SIM』の二つの格安SIMを紹介しました。
・・が2019年7月31日をもってDTIはサービスを終了しましたので、現状YouTube限定でカウントフリーを扱っている格安SIMとなると『BIGLOBEモバイル』一択となります。
豊富な格安SIMのカウントフリーサービスを比較
LINEモバイル

誰もが知っているアプリ『LINE』が運営する格安SIM『LINEモバイル』。
料金プランは3種類ありますが、いずれもSNSのカウントフリーを盛り込んだプランになっています。使う頻度を考えながら選べるプラン構成になっていますので、SNSをよく使う人にはうれしいキャリアになっています。
カウントフリーの部分は『BIGLOBEモバイル』の場合、オプションになっていましたが、LINEモバイルでは基本料金に含まれる形になっていますので注意が必要です。
料金プラン
- LINEフリープラン
- コミュニケーションフリープラン
- MUSIC+プラン
この3種類のプランから選択する形になります。
①LINEフリー
最安を目指すならLINEフリープラン。
本家LINEならではのプランとして、『LINE』の音声通話・トーク・画像/動画の送受信などLINEに関わるデータのやり取りがカウントフリーになります。
データ容量はシンプルに1GBのみ。
データのみSIMと音声通話SIMと選ぶことが出来ます。
連絡をすべてLINEでまかなうことが出来る、音声通話の部分もLINEで行うことが出来れば、最安の月額500円で運用することができます。
②コミュニケーションフリー
最安のLINEフリープランに主要SNS『Twitter』,『Facebook』,『Instgram』がデータ消費ゼロになるプランです。
スマホでSNSを良く利用する人におススメのプランです。
データ容量は3GB/5GB/7GB/10GBから選べます。
データ容量 | データSIM(SMS付き) | 音声通話SIM |
3GB | 月額1,110円 | 月額1,690円 |
5GB | 月額1,640円 | 月額2,220円 |
7GB | 月額2,300円 | 月額2,880円 |
10GB | 月額2,640円 | 月額3,220円 |
上記のデータ容量を使い切っても対象のSNSの通信速度は制限されません。
③MUSIC+
コミュニケーションフリープランの主要SNSに加え、『LINE MUSIC』がデータフリーなります。
LINE MUSICを利用するには別途『LINE MUSIC』オプションに加入する必要があります。(月額750円)
データ容量 | データSIM(SMS付き) | 音声通話SIM |
3GB | 月額1,810円 | 月額2,390円 |
5GB | 月額2,140円 | 月額2,720円 |
7GB | 月額2,700円 | 月額3,280円 |
10GB | 月額2,940円 | 月額3,520円 |
例)音声通話SIMで3GB契約。『LINE MUSIC』も加入する場合。
月額2,390円+『LINE MUSIC』MUSIC 750円=月額3,140円がかかる計算になります。
OCNモバイルONE

音楽聞き放題のカウントフリーを探しているなら、OCNモバイルONEの『MUSICカウントフリー』も選択肢の一つです。
音楽の定額サービスとして有名なものを対象として、通信容量がカウントされません。

じつに9社、一度は聞いたことのある音楽定額サービスが網羅されています。
YouTubeを見放題にしたい理由が、音楽を聴き放題にしたい!
という人ならこちらを選択した方がよいかもしれません。
OCNモバイルONE、『MUSICカウントフリー』の料金
なんといってもMUSICカウントフリーのうれしいところは
利用料金が無料というところです。
当然、申し込みが必要なわけですが利用するには料金がかかりません。
あとは公式アプリからいつもどうり利用するだけで、データ容量が消費されなくなります。
OCNモバイルONEの料金プラン
通信容量/コース名 | 音声通話SIM | SMS対応SIMカード | データ専用SIM |
1GBコース | 1,180円 | ー | ー |
3GBコース | 1,480円 | 1,000円 | 880円 |
6GBコース | 1,980円 | 1,500円 | 1,380円 |
10GBコース | 2,880円 | 2,400円 | 2,280円 |
20GBコース | 4,400円 | 3,920円 | 3,800円 |
30GBコース | 5,980円 | 5,500円 | 5,380円 |
上記が基本の料金プラン。
この料金でオプション料金等なしで『MUSICカウントフリー』を利用することができます。
追加料金なしで利用できるのはOCNモバイルONEのみです。
音楽系のカウントフリーを探して、普段利用しているタイトルがあれば一番おススメできるSIMになります。
リンクスメイト

もう一社カウントフリーに力を入れている格安SIMの紹介です。
『LinksMate』はゲームに力を入れている格安SIMとして有名です。
今回の記事はYouTube見放題をテーマにしていますので、少しテーマからは外れているかもしれませんが、ゲーム以外にも動画系・音楽系もありますのでそちらを紹介していきます。
結構多い対象のコンテンツ系・SNS系サービス
リンクスメイトのカウントフリーはオプションになります。
オプションを選択すると対象のサービスがカウントフリーになります。
当然、ゲーム系のタイトルが充実していますが、意外とコンテンツ系・SNS系のタイトルも豊富に対象として取り扱っています。
コンテンツ系サービス

動画系で有名な『AbemaTV』、『niconico』、『U-NEXT』など
音楽系からは『AWA』
オプション料金は全コンテンツ対象で500円/月とお手軽料金なのも魅力!
格安SIMのカウントフリーは通信の混雑時間帯に注意
格安SIMの通信が遅い理由
格安SIM業者の通信は、ドコモ・au・ソフトバンクなどの大手キャリアが保有している通信網(通信ケーブルや通信機器設備)を借りて運営しています。
お金を払って通信設備の一部を借りているんですね。
通信設備のうちの一部だけを借りているわけですから、通信が集中してしまう時間帯(昼休みや夕方)の通信は回線が混雑してしまって通信速度が遅くなってしまいます。
道路に例えるなら大手キャリアの持っている道路設備は大規模な高速道路のよう。

車線も多くたくさんの車を流すことが可能です。
当然、大手キャリアにも混雑時間帯が存在します。そういった時間帯は少しは遅延が発生するかもしれませんが、格安SIMキャリアで発生する遅延に比べたら小さなものです。
対して、格安SIMの通信網は町中の一本道のイメージ。
混雑する時間帯はすぐ道路がいっぱいになってしまいます。

そのため、サービスを提供したばかりの格安SIMの通信速度が高速になる報告もたまにみられます。
まだ、利用者も少ない段階では交通量も少なく混雑時間帯でも比較的スムーズに通信ができるのです。
皮肉なことに人気がでて利用者が増えてくると通信速度が遅くなる結果になります。
実際の1日の速度推移

唯一のYouTube見放題として紹介した『BIGLOBEモバイル』の一日の通信速度の推移です。
注目すべきは昼休みの時間帯。
一日の一番の混雑時間帯はやはり通信速度が落ち込みます。
昼の通信速度の平均は1Mbps程度。この速度はほとんどどの格安SIMも変わりません。
SIMによっては1Mbpsを切ってしまう場合もあります。
格安SIMの遅延に対する対策
せっかくカウントフリーになっていても、通信速度が遅すぎて繋がらなくなってしまっていては意味がありません。
混雑時間帯で1Mbpsを切るようだと、YouTubeの高画質を視聴するのは難しいです。
音楽を聴くだけなら、画質を中~低に調整する必要があります。
混雑時間帯は、職場・自宅・よく立ち寄る場所で使えるWi-Fi環境を確保できることが理想です。
格安SIMなら節約モードを使うという選択肢もある
格安SIMの大きな特徴として『節約モード』というものもあります。
節約モードとは・・
通常の通信とは異なり、通信速度の制限された状態に切り替えて通信する格安SIM特有の通信モード。
制限されたといっても、テキストの閲覧や動画の閲覧などはできる通信モードのこと。
YouTubeを見放題にする・・という意味ではカウントフリーともうひとつ節約モードを利用するというのも選択肢としてあります。
主な節約モード取り扱い格安SIM
キャリア | 節約モードの通信速度 |
楽天モバイル(スーパーホーダイ) | 最大1Mbps |
UQモバイル(おしゃべりプラン・ぴったりプラン) | 最大300Kbps |
OCNモバイルONE | 最大240Kbps |
マイネオなど | 最大200Kbps |
注目すべきは節約モードを取り入れている格安SIMの中でも、通信速度には結構違いがあるということです。
ここには表示していませんが、最大120kbpsというキャリアもありますが、ほとんど速度的にYouTubeをみるには適していないとおもわれますので、割愛します。
節約モードでYouTubeを見るなら、おススメは楽天モバイルかUQモバイル!
楽天モバイルの『スーパーホーダイ』の節約モードの通信速度は最大1Mbpsです。
『スーパーホーダイ』には使い放題の意味が込められているわけですが、その名のとおりある程度どんな通信にも耐えられるよう、節約モードの通信速度も高速に設定されています。
実際スーパーホーダイの節約モードでYouTubeを視聴していると、止まることはほとんどありません。
音楽を聞き流す状態にしていると、画質を自動的に調整して映像が止まらないように調整しているときがあります。
映像を見ながら楽しみたい場合は、画質が悪くなるので見づらくなってしまいますが、音楽だけ聴いている場合は画質は関係ないので、まさに聞き放題の状態といえます。
UQモバイルの節約モード最大速度は300Kbpsです。
こちらも音楽を聴き流す目的であれば、ほとんど止まることなく利用することができます。
しかし、300Kbpsだとその他画像や動画が多いWebサイトを閲覧するときにもたつく場合が多くみられます。
そんな時UQモバイルでは、通常モードに戻せば最大のメリットである大手キャリア並みの高速通信ができます。
先ほどの楽天モバイルをはじめ、格安SIMと呼ばれるキャリアの場合通常モードに戻しても混雑時間帯であればそれほどの速度が出ない場合があります。
対してUQモバイルであれば、節約モードで通信が難しいと感じたなら通常モードに戻すことでほぼ全ての通信ができるほどの高速通信が可能になります。
まとめ
今回は格安SIMでYouTubeを見放題にするにはどうすれば良いかをまとめました。
ポイントです。
- カウントフリーでYouTubeが対象なのはBIGLOBEモバイルだけ。
- BIGLOBEは格安SIMなので、混雑時間帯の通信の遅延には注意。
- YouTubeを見放題なら節約モードを利用するのも方法のひとつ。
- 節約モードなら1Mbpsと高速の楽天モバイルがおススメ。
- UQモバイルは節約モードがあり、通常モードは大手キャリアなみに高速通信が出来る。