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通信費を抑えるならMNP!
家計を圧迫するほど増大した携帯・通信料金。MNP(モバイルナンバーポータビリティ)を利用して通信費の削減を検討されている方も多いのではないかと思います。
しかし、MNPを実行する際には少なからず費用が発生します。
『MNP転出手数料』や乗り換え先のキャリアに対してのの『契約事務手数料』などがそれです。
これらはMNPで乗り換えをしようとするひとは必ずかかる費用です。
それとは別に元いたキャリア契約に対して、更新月以外で解約した場合には違約金が発生します。
これは人それぞれ契約した時期によって当然期間が異なるわけです。
結論から先に言えば、
自分の契約更新月をしっかり確認し、違約金のかからないタイミングでMNPを実行することが『MNPのベストなタイミング』といえます。
更新月の概要と、確認の仕方を解説していきます。
せっかくMNPを実施して月々の支払いは下がったけれど、最初に払った金額が多すぎてあんまり得した気がしない・・。
なんてことがないようにベストなタイミングを計る助けになれば幸いです。
キャリア別更新月の確認方法
基本的にほとんどの契約者がキャリアと2年間の契約を結んでいます。
2年間の契約期間が満了すると、3か月間の更新期間が設定されています。
(2019年3月よりドコモの更新期間が3か月になり、3大キャリアの更新期間はすべて3か月になっています。)
自分にベストなMNPのタイミングを知るために、まず知るべきはどれくらいで契約満了となり、更新月がくるのかということです。
更新月以外での解約・MNP乗り換えは違約金として9500円がかかります。
せっかくより良いスマホライフを目指してMNPを利用するのに、そこで9500円もの出費があるのは痛手です。
必ず自分の契約期間を確認してからMNPを利用しましょう。
キャリア別に更新月の確認方法をまとめてみます。
ドコモの場合。
電話による確認。
電話番号とネットワーク暗証番号を用意しておくとスムーズに確認できます。
ドコモの携帯電話→151
その他の電話→0120-800-000
My docomoから確認
『ログインボタンからログイン』→『ご契約内容の確認・変更』→『契約内容の2ページ目へ進む』
ご契約プランの項目内に契約満了月の表示がされています。
例)契約満了日は2019年6月です。
この場合翌月から3か月が更新月で解約に違約金が発生しません。
この場合2019年4月・5月・6月が更新月です。
auの場合
電話による確認。
0077-75470
My auから確認
『My auにログイン』→『ご契約内容/手続き』→『ご契約情報』
料金割引サービスの項目内に契約満了月の表示がされています。
例)2年契約 次回更新年月2019年6月1日~8月31日
表示のとおりの3か月間が違約金がかからない期間になります。
ソフトバンクの場合
電話による確認。
ソフトバンクの携帯電話→157
その他の電話→0800-919-0157
My SoftBankから確認
『MySoftBankにログイン』→『契約確認』→『契約・オプション管理』
基本料の項目内に契約タイプの契約期間が表示されています。
例)更新期間2019年6月11日~2019年8月10日
こちらも表示されている期間が更新期間になります。
2年縛り以外の違約金にも注意
さらにキャリアには『2年縛り』以外にも、注意しなければならない違約金が発生する場合があります。
主に端末購入についてのプランの違約金になりますが、特に注意するべきはdocomoとauで行われている、『購入サポート』というプランです。
購入サポートとは
『購入サポート』とはdocomoとauで設定されている端末購入に関するプランで、対象機種をこのプランを用いて購入すると購入時に端末代金が割引される。というものです。
特徴的なのは割引が購入時に一括で割引されるということです。
割引額も非常に大きいので対象機種で気に入ったものがあれば、安い金額で端末を購入できるプランとなっています。
しかし、注意すべきはこちらのプランは最低12か月は利用しないといけないプランになっていることです。
最低利用期間内では、解約も機種変更もできません。
契約違反があった場合は『解除料』として高額な違約金が発生します。
転売防止を狙ったものですが、キャリアとしても高額な割引を提供しているプランになりますので、この対応は当然といえます。
割引額と解除料
各機種の割引額と解除料は以下になります。
※ドコモ購入サポートの新規受付は2019年5月で終了しました。
ドコモ購入サポートの場合。
ご覧いただくとわかるとおりiphoneXに関しては、解除料が5万超と大変高額になっています。
ただ、割引額も10万超となっていますのでこの解除料は納得かなと思います。
逆に言えば端末に関しては1年縛りでこの割引を受けられるので大変お得といえます。
au購入サポートの場合
つづいてauの購入サポートの解除料を見てみましょう。
auの購入サポートの解除料も1年以内の解約に課せられるものですが、ドコモの解除料とはことなり契約から1か月ごとに解除料が段階的に減っていくように設定されています。
最終的に13か月目以降には解除料が0円になるようになっています。
購入サポートに関しては、対象機種・割引額共にドコモのほうが豊富で大きいです。
いずれにしても購入サポートを利用して、最近端末を購入した場合は途中解約してしまうと高額な解除料がかかってしまう!
ということだけ忘れないようMNP考えている方は注意してください。
2年縛りの時期とは当然異なりますので、MNPを実施する前には必ず確認するようにしましょう。
MNPに必ずかかる料金は
冒頭にも書きましたが、MNPをする際には必ずかかる料金があります。
それが、『MNP転出手数料』と『契約事務手数料』です。
MNP転出手数料
MNP転出手数料はもといたキャリアに支払うお金です。
大手キャリアでは現状
- ドコモ:2000円
- au:2000円
- ソフトバンク:3000円
となっています。
格安SIMなどをはじめとするその他のキャリアについても、金額は2000円~3000円に設定されています。
契約事務手数料
契約事務手数料は乗り換え先のキャリアに支払う金額です。
大手キャリア3社では3000円に設定されています。
初月の通信料と合算請求になる金額です。
他社への乗り換えという話なので、当然もと居たキャリア・乗り換え先のキャリアに必ず発生する料金として以上の2つの料金があります。
まとめ
MNPを実行するのにベストなタイミングということで記事を作成しました。
かならずかかる料金が5~6千円手数料としてあります。
そこに2年縛りの違約金9500円・端末代の清算金と加算されていくとその金額は結構バカにできない大きなものになる可能性があります。
違約金の金額程度であれば、月額料金の差額で2~3か月程度で取り返せるとおもいますが、なるべく初期費用は抑えるに越したことはありません。
事前にキャリアに時期を確認し、計画的にMNPを進めてお得に実行したいものですね。