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新料金プランの特徴①ギガホorギガホライトの2つから選ぶ
新料金プランは『ギガホ』か『ギガホライト』の二つからプランを選ぶようになっています。
シンプルでわかりやすいというところを目指した結果なのでしょう。
それぞれの料金プランをみていきます。
ギガホの料金は
ギガホの通常料金は2年定期契約なしで、定額7,150円/月。
2年定期契約ありなら定額6,980円/月です。
※2019年10月1日提供のプラン料金
ギガホの通信容量は
ギガホの通信容量は月30GBまでとなっています。
ギガホとは恐らく『ギガ放題』の略かと思われますが、この時点で使い放題ではありません。
どうなの?と思いますが、30GBあればほぼ使い放題でしょってニュアンスだと思います。
また、さらにこのプランについては30GB使い切っても最大1Mbpsでの通信が可能です。いままで制限された場合の速度は最大128Kbpsでしたのでこの制限速度の増加は大きな変化といえます。
1Mbpsあれば、混雑時間帯でなければ外で動画などをみてもサクサクみれる可能性が高いです。
この辺りは時間帯と通信する場所が大きく関わってきますので、確定的なことはいえませんが以前より改善していることは間違いありません。
ギガライトの料金は
一方のギガライトの料金は利用データ量によって異なります。
~1GB | ~3GB | ~5GB | ~7GB | |
定期契約あり(2年間) | 2,980円 | 3,980円 | 4,980円 | 5,980円 |
定期契約なし | 3,150円 | 4,150円 | 5,150円 | 6,150円 |
※2019年10月1日提供開始の「ギガライト」の料金
こちらもちゃっかり2年定期契約があります(笑)
1GBからスタートして段階的に3GB・5GB・7GBとふえていきます。
ギガホ・ギガライトは割引がなくては割高
あれ?
料金結構高くない?
そう思われた方多いはず。割引がされていないままの料金では相当割高です。
ここからどんな割引がされるのかをみていきます。
みんなドコモ割
同一『ファミリー割引』グループ内にいる対象音声回線数に応じて月額料金を割引します。
ファミリー割引のグループはドコモの定める3親等以内で同居・別居を問わず家族であれば割引の対象です。
2回線あれば月々500円割引。
3回線以上は月々1000円の割引になります。
ドコモ光セット割
同一『ファミリー割引』グループ内に『ドコモ光』を契約している回線がある場合、スマホの月額料金から永年1000円割引します。
ドコモ光というのは、ドコモが提供している自宅の光回線のサービスのことです。
ようは
『自宅の光回線もドコモにしてくれたら、割引するよー』
ってことです。
ずっとドコモ特典
割引ではありませんが、長期契約の方への特典があります。
ドコモでは契約年数に応じて、dポイントクラブステージがきまっています。
1st~4th。そのうえはプラチナまでランクがわかれています。
プラチナステージ | 3,000ポイント |
4thステージ | 2,000ポイント |
3rdステージ | 1,500ポイント |
2ndステージ | 1,000ポイント |
1stステージ | 500ポイント |
上の表のようにステージごとに進呈されるポイントが決まっています。
契約者の誕生月にポイントが進呈されます。
ちなみに期間・用途が限定されています。
結局、料金は割高?
割引を適用した場合の月額料金を表するとこのようになります。
料金プラン | ドコモ光セット割 | みんなドコモ割適用後の月額料金 ※()内は光セット割を適用しない場合 | ||
1回線 | 2回線 | 3回線 | ||
ギガホ | -1,000円 | 5,980円(6,980円) | 5,480円(6,480円) | 4,980円(5,980円) |
ギガライト(~7GB) | -1,000円 | 4,980円(5,980円) | 4,480円(5,480円) | 3,980円(4,980円) |
ギガライト(~5GB) | -1,000円 | 3,980円(4,980円) | 3,480円(4,480円) | 2,980円(3,980円) |
ギガライト(~3GB) | -500円 | 3,480円(3,980円) | 2,980円(3,480円) | 2,480円(2,980円) |
ギガライト(~1GB) | なし | 2,980円 | 2,480円 | 1,980円 |
政府の『携帯料金は4割程度さがる余地がある』
発言を受け今回の新プランは設定されていると思われます。
ギガライトの~1GBまでのプランで料金は
月額1980円
となっていますが、これも格安スマホの料金を意識して設定されていると思わざるを得ません。
実際は様々な料金の割引を全部うけて、また通信容量も最小のものを選んだ場合のものになっていますので、なかなかこの料金を実現するハードルは高いといえます。
さらに料金が加算される可能性。
ここまで、データについての料金をみてきました。
しかし、通話プランについての料金はまだみていません。
場合によってはさらに料金が加算されます。
音声オプション
同一グループ内の家族間の通話は無料になりますが、それ以外の通話には30秒あたり20円の通話料がかかります。
仕事や家族以外の通話が多い方は音声オプションを付ける必要があります。
音声オプション | 月額料金 | 通話料 |
かけ放題オプション | 1,700円 | 国内通話無料 |
5分かけ放題オプション | 700円 | 国内通話 5分以内:無料 5分超過分:30秒20円 |
『ギガホ』『ギガライト』ともに音声通話については含まれていませんので、音声通話の多い人はこのオプションを別途付ける必要があります。
端末料金
そして忘れてはいけない一番大きな加算は
端末料金です。
前述の総務省の方針に基づき、端末のセット割等の販売方法も行われなくなりました。
ドコモでは『端末購入サポート』『月々サポート』がそれにあたります。
月額料金と端末の支払いは切り離して考えられます。
新料金プランに伴い発表された端末の支払いプランは
『スマホおかえしプログラム』です。
ユーザーは36回の分割払い(3年間)で端末を購入します。
そして24回払い込んだ時点(2年間)で端末をドコモに返却します。
それによって残り12回分の支払いが免除される。といったものです。
例としてAppleから新しく発表された端末『iPhone XI』で見積もりしてみます。
『iPhone XI』,『iPhone XI Pro』,『iPhone XI Pro Max』と3機種エントリーされています。
例として『iPhone XI Pro』(64GB)の場合ですと
一括代金は124,416円になります。
これを36回分割だと、月3,456円の支払いになります。
スマホおかえしプログラムを利用すると41,472が支払い免除になり、実質の負担額は
82,944円になります。
36回払いはおかえしプログラムを利用してもよいですし、そのまま36回支払い続けても大丈夫です。
割引額は旧プログラムの『購入サポート』や『月々サポート』に比べると少なくなっています。
UQモバイルと比較してみる
以上、ドコモの新料金がどんな構成になっているのかを解説しました。
ここからは格安SIM・格安スマホとよばれるキャリアと比較してどのくらい料金差があるのか見ていきたいと思います。
当サイトおススメのキャリアは『UQモバイル』です。
auのサブキャリアとして、3大キャリアに引けを取らない通信速度を維持し、料金面でも大きな削減を実現できるキャリアです。
『UQモバイル』の料金体系にも新プランが発表され、変化が訪れています。
2019年10月以降の料金でどのくらいの差が出るのでしょう?
UQモバイルの新料金プラン
従来の無料通話がセットになっていた
『ぴったりプラン』『おしゃべりプラン』にかわり新しいプランは
『スマホプラン』一本となりました。
非常にシンプルなつくりになりました。
料金プランは上記の中から通信容量S・M・Lを選択する形になっています。
変更になった点。
大きく変更になった点をあげてみます。
- 月額料金は何年目になっても変わらない。
- データ容量も何年目でも変わらない。
- いつ解約しても契約解除料がかからない。
- 無料通話はオプションになっているので、必要な場合はオプション料金が加算される。
- 端末購入の『マンスリー割』は廃止。
- 端末の支払いは一括・24回分割・36回分割から選べる。
主な変更点だけでもこれだけあります。
一見するとマンスリー割廃止、無料通話がオプションになったと改悪しているようにみえますが、実際はどうでしょうか?
トータル金額をくらべてみる。
試しに旧プランとのトータル金額を比較してみます。
乗り換えと同時に新旧プラン共に端末を購入した場合を例として考えます。
乗り換え機種はHUAWEIのP30liteです。
【旧プランの場合】
月額料金
1年目 | 1,980×12=23,760 |
2年目 | 2,980×12=35,760 |
23,760+35,760=59,520(税抜き)
端末料金
1080×24=25,920+520(初回のみ加算)
トータル 26,440円
2年間の支払い総額
月額料金 59,520+端末料金 26,440=85,960円
【新プランの場合】
月額料金
2年間 | 1,980×24=47,520 |
2年間の基本料金 47,520円(税抜き)
無料通話オプション
2年間 | 700×24=16,800 |
端末料金
2年間 | 1318.5×24=31,644 |
2年間の支払い総額
月額料金 47,520+無料通話オプション 16,800+端末料金 31,644
=95,964円
UQモバイルの場合新プランの方が、9,000円ほど多い計算になりました。
端末については24回払いで計算しましたが、36回払いも選択できます。
36回払いにして、新旧プランで総額を計算した場合は新プランの方が安くなります。
一見、新プランによって高くなったようにみえた料金ですが、長期に使うことを考えている人には良いプランです。
無料通話オプションが必要ないひとにとっては、オプション料金もいらなくなりますので、さらにる料金は削減される形になります。
※端末料金は2万円までの値引きを総務省も認めています。
ドコモのおかえしプログラムなどはこの値引きの範囲で行われているものです。
いまのところ、新プランで『マンスリー割』に変わるような端末に対する割引プランは
発表されていません。
もしそのようなプランが発表されれば、よりお得なプランになるでしょう。
本題:UQモバイルVSドコモ。新料金はどちらがお得?
それでは本題のUQモバイルとドコモ、新料金はどちらが得なのか・・という点です。
先ほどのドコモの料金例だとiPhoneの最新機種が挙げられていたので、当然料金的には大幅にUQモバイルが有利になってしまいますので、もう少し条件をあわせてみます。
ドコモの条件
- 2年定期契約
- ギガライト 3GBまでで利用
- HUAWEI P30 Proでおかえしプログラム利用
- 5分かけ放題オプション
月額料金
ギガライト 3,980円+5分通話無料オプション 700円=4,680円
ギガライト2年間 | 4,680×24=112,320 |
端末代金
HUAWEI P30 Pro | 2,484×24=59,616 |
112,320+59,616=171,936円
2年間の支払い総額
ギガライト(5分無料通話含む)112,320+端末代金59,616
₌171,936
この計算においては、171,936-95,964=75,972円
2年間でUQモバイルの方が75,972円安いという結果になりました。
まとめ
新料金プランにおいても大手キャリアドコモとUQモバイルの間には埋めがたい価格差があることがわかりました。
いまだにドコモには”2年縛り”が残りそうですが、業界全体として乗り換えのハードルは低くなりつつあります。
しっかり見直して無駄のないスマホライフを!