ワイモバイルユーザーが自宅に固定回線を引くとしたらどれが良いでしょうか?
携帯キャリアって色々と割引の施策があって、自宅の固定回線もその対象になっています。
『どうせ固定回線を引くなら、割引になるものが良い!』
そう思いますよね…?
結論から言いますと、ワイモバイルユーザーが割引するための固定回線は
『ソフトバンク光』しかありません。
一方親会社であるソフトバンクのおうち割の対象には、
『NURO光』が含まれます。
NURO光…ご存知ですが?
ソニーネットワークコミュニケーションが展開するインターネットサービスです。
超高速最大下り2Gbpsの光通信サービスで、回線使用料・プロバイダ料金・高速無線LAN・セキュリティサービスがすべてコミコミで月々4,743円と格安な今大注目の光回線です。
先ほど言ったようにこのNURO光は、ワイモバイルのユーザーにとって割引対象の光回線ではありません。
しかし、私がワイモバイルユーザーのあなたにおすすめしたい光回線としては
NURO光がNo,1です。
本日はワイモバイルユーザーに、NURO光をおすすめする理由を紹介していきます。
ワイモバイルユーザーがNURO光を選ぶべき理由

では、ワイモバイルユーザーがNUROd光を選ぶべきメリットといえる部分を紹介していきましょう。
①通信速度が下り最大2Gbpsと超高速
まずなんといっても通信速度の速さについて。
NURO光が採用している光回線の通信規格『G-PON』では、理論上下り最大2Gbpsが可能な通信回線です。
下り最大2Gbps?
詳しい方はなんとなくイメージが沸くかとおもいますが、なんのこっちゃわからんという方も多いと思います。
ちなみにNTT東日本・西日本で提供されているフレッツ光も、今では最大1Gbpsが理論上出るようになっています。
つい10年前くらい前、NURO光もサービス提供していなかったころ光回線でも通信速度は最大下り100Mbpsというのが主流でした。
最大100Mbpsから考えれば、NURO光の通信速度はその20倍!
…というか100Mbpsくらいなら、今やスマホ通信でも出る可能性のある時代。
通信の進歩ってスピードが早いですよね…。
私もそうですが、どんどん話についていくのが難しくなっていくような状況です。
パソコンで測定して2Gbpsという速度が出るわけでない…!
速度の面ではぶっちゃけ
『あぁ、昔の何倍もの速度が出るようになっているんだ…』
程度の認識でも良いと思います。
何といっても、現在の通信規格ではNURO光が最速というポイントが大事です。
しかしここで注意点がひとつ。
決してNURO光でも、お手持ちの端末(PCやスマホなど)で速度測定して2Gbpsという速度が出るわけではないということです。
「最大 2Gbps 」という通信速度はネットワークからお客さま宅内に設置する宅内終端装置へ提供する最大速度です。
機器使用時の通信速度はお客さまの通信環境と規格により異なります。
有線接続の場合は最大 1Gbps、無線接続の場合は通信規格 IEEE802.11ac における通信で最大 1.3Gbpsとなります。 NURO公式HPより。
公式HPにもあるように、通信機器をとおして端末で利用するまでには理論上でも最大1Gbps、もしくは1.3Gbpsへ低下してしまうのです。
そもそも通信速度の提供は、通信状況・通信エリア・使っている端末の対応状況など様々な状況が絡んでくるものです。
全てを一番良い状態で行った場合の通信速度で表す、『ベストエフォート』と呼ばれるものです。
必ず最大1Gbpsという速度がパソコンででる!
というものでは絶対にないので、注意してください。
速度についての口コミ
実際にNURO光を使っている方の口コミを集めてみました。




ツイッターで速度に関しての口コミを集めてみましたが、ほとんどの口コミは通信速度3桁を測定しています。
『1Gbpsでるよなー』
と期待していると100Mbpsちょっとしか速度がでねければ、正直がっかりしてしまうかもしれません。
しかし、通信端末で測定して3桁測定しているというのはスゴイことです。
使い方にもよりますが、ほとんどの通信において十分な速度であることは間違いありません。
②月額料金の安さ
2つ目のおすすめポイントは月額料金の安さです。
戸建てのタイプとマンション(集合住宅用)タイプの2種類あります。
戸建ての場合の料金
NURO光 G2 V(契約縛りあり) | 4,743円 |
NURO光 G2(契約縛りなし) | 7,124円 |
※工事費:40,000円…月額料金から毎月割引される(実質無料)
工事費無料のイメージ表
開通月(1か月目) | 2か月目 | 3~31か月目 | |
月額基本料金 | 4,743円 | 4,743円 | 4,743円 |
基本工事費/割賦 | ー | 1,351円 | 1,351円 |
特典割引金額 | ー | -1,351円 | -1,351円 |
お支払金額 | 4,743円 | 4,743円 | 4,742円 |
2種類の料金がありますが、2年間の契約期間があるかないかの違いです。
縛りがある場合はその分料金が安くなります。
2年ごとの自動更新・途中解約には9,500円の違約金が発生します。
さらにマンションでNUROが導入されている場合はお得
マンションにNURO光のマンションタイプが導入されていると、さらにお得です。
NURO光 for マンション(契約者10名以上) | 月額1,900円 |
NURO光 for マンション(契約者6名以下) | 月額2,500円 |
マンションタイプはマンションオーナーが導入を決めて、光回線を分けるスプリッターをマンション内に設置します。(後ほど詳しく解説します。)
それにマンション住民が加入します。
加入者が多ければ多いほど、一人ずつの負担は少なくて済みます。
当然下り最大2Gbpsは変わりませんので、この価格でNURO光を利用できるとしたら見逃す手はありません。
③おうち割を適用できなければ、家族割を適用すれば良いだけだから。
最後は根本的なことを言いますが、ワイモバイルユーザーがNURO光を固定回線として選択するとおうち割が適用されません。
ただ、おうち割が適用されないなら家族割を適用すれば良いだけの話なのです。
おうち割は以前のプラン(スマホプラン)の時は、プランの容量(S・M・L)によって割引額が変わっていましたが、新プランになってからは全容量共通で割引額が500円になりました。
一方、家族割も割引額は一律500円です。
割引額自体は変わらないので、
NURO光を選択しておうち割が適用されないのなら家族割をしっかり適用させましょう。
割引としてはおうち割の方が優秀だが、選ぶなら家族割。
先ほどおうち割がNURO光を選んだことによって適用されないのなら、家族割を適用すれば良いといいましたが、当然家族みんなでワイモバイルに加入していない人(単身者)には家族割は無理ですよね。
割引としてはおうち割なら、ワイモバイルに一人で加入している人にも適用されますし、家族割なら主回線(1回線目)は適用されませんので、そのあたりの不利もおうち割はカバーしてくれるでしょう。
割引としては、固定回線をソフトバンク光にさえすればおうち割は一人で加入していても、主回線であろうとも適用されるのです。
次の項目ではNURO光とソフトバンクの違いを、ちょっと詳しく比較していきます。
NURO光の回線速度が速い理由。ソフトバンク光との違いを解説。

紹介したように、ワイモバイルでおうち割を適用したいなら『ソフトバンク光』を契約するしかありません。
しかし私としては光回線としてより優秀な『NURO光』をおすすめします。
同じ光回線でしょ?
違いないんじゃない?
という声も聞こえてきそうですが、この二つの回線には大きな違いがあるのです。
どのような違いがあるのか?解説していきます。
どちらもNTTに回線を借りて運用している。
まずソフトバンク光にしろ、NURO光にしろ自社で光ケーブルを用意してサービスを提供しているわけではないことを理解してください。
この二つは電柱から電柱の間『光ケーブル』や、ケーブルを接続するために電柱についている『クロージャ―』などは保有していません。
保有しているのは東西のNTTです。
では、どうやってサービスを提供しているのか?
答えは簡単、NTTにお金を払って回線を借りているのです。
ソフトバンクは『光コラボ』。
NURO光は『シェアドアクセス方式』。
それぞれこのような呼び方をされているサービス形態なのです。
ソフトバンク光=光コラボとはどんなサービスか?
光回線を検討したことがあるひとなら、一度は耳にしたことがあるかもしれません。『光コラボ』。
ここを解説してみましょう。
光コラボとは、NTTが保有している光回線を事業者に卸売する販売モデルで、提供を受けた通信事業者が独自のサービスを合わせてユーザーに販売・提供するサービス形態です。

通常のNTT回線のイメージはこうですね。
NTTの光ファイバーケーブルが電柱等を通過してあなたの家まで引き込まれます。

光コラボのイメージはこうです。
先ほどとの違いは真ん中に『事業者』が入ったことです。
提供する事業者といっても、設備的になにか専用の信号を送ったりなどがあるわけではありません。
設備は先ほどのNTTの光回線と全く同じものです。
要は名前だけ変えて『いっちょ噛む』わけです。
その事業者ならではの特別なサービスを提供したり、月額料金を下げるなどして独自の魅力を打ち出してくるサービスです。
NURO光=シェアドアクセス方式とは?
ここからはちょっと専門的な話になりますが、なるべくかみ砕いて簡単にお伝えしていきます。
先ほどの光コラボに対して、NURO光のサービスは
『シェアドアクセス方式』と呼ばれるものです。
実はこの方式は、NTT東日本・西日本でも広く採用されている一般的なものです。
一本の光回線をNTTの局内で4つに分岐させ、電柱などの設備にてさらに8つに分岐させます。
4×8=32分岐もするのです。
これが、NTTの光回線は遅いといわれる原因なのです。
ずっとほぼ独占企業として光回線を運営してきたNTTの光回線は、地域によっては32にも分けた光回線がほぼ埋まってしまう状況です。
さらにNTT東西が提供している、『GE-PON』という方式は最大1Gbpsのサービスです。
記事の最初のほうで紹介したように、NURO光は『G-PON』という方式です。
最大2Gbpsと提供している速度は2倍です。
同じ数のユーザーが回線を分け合ったとしても、もとの回線速度が速いのでユーザーが多数いることによる遅延はNURO光の方が、影響は小さいのです。
さらにNURO光は、NTT設備の中の余っている部分(ダークファイバ―)を借りて運営しています。
光コラボはNTT回線の看板だけ変えて、事業者が独自のサービスを提供しているサービスでしたね‥。
つまり光コラボの回線の混雑状況は、まんまNTTの光回線のままなのです。
対してNTTの余った部分を丸ごと借り受けている、NURO光の回線にはNTTのユーザーが混ざることはありません。
いままでNTTユーザーが多かった地域だとしても、NUROのユーザーとNTTのユーザーが混ざることはありません。
ユーザーの多さでの遅延は、NURO光の方が小さくなる可能性が高いです。
注意しておくべきNURO光のデメリット

工事が2回入る=面倒くさい。
NURO光の場合、開通工事が2回入ります。
ひとつの家にいれるのになんで2回?
と普通思われるでしょう。
先ほど紹介したとおり、NURO光はNTT設備を借りています。
家の中はNURO光が配線をし、電柱側の配線はNTT側が配線をします。
イメージ図を参照しておきます。

NURO光のお宅には必ず、光キャビネットと呼ばれる責任分界点が設置されます。
ここから先はNTTが責任をもって工事をします。ここから先はNUROが責任をもって工事をします。というポイントとなる地点ですね。
それぞれをわかれて工事しますので、工事が2回入る必要があるのです。
ちなみに同じ日に工事を依頼することもできますが、別途料金5,000円がかかります。
さらにそれぞれの工事に立ち会いが必要になりますので、通常1度で済む工事立ち合いも倍必要なので、手間がかかります。
常識では考えにくいこの工事形態。
契約して初めてこのことを知る人は少なくありません。
頭に入れておくと良い部分ですね。
設備障害のときなどは復旧に余計に時間がかかる可能性がある。
これは先ほど言ったことの続きです。
分界点がはっきりわかれていますので、もし光回線が故障して繋がらなくなった時の対応もそれぞれが行います。
原因がはっきりしているなら良いですが、原因不明の時は基本的にNURO側が先に派遣されます。
ここで故障区間の特定をして、もしNTT区間の不具合だった場合そこから修理の依頼がかかります。
正直NTTの回線だったら、これも一度で済みます。
その場合NTTの修理班が最初から来ますので、外の故障でも中の故障でもその担当者が基本的にその日に直します。
過去私もこういった関係の仕事をしていたことがありました。
私は外の修理をする立場で現場に赴いたのですが、その時点で商売をされてりるユーザーの方はかんかんに起こっていました。
あまりに時間がかかりすぎる!というのが原因。
その方も故障になって初めて、そういった責任分界点が存在することに気付いたようです。
開通工事のことと一緒に覚えておいてください。
地上デジタル放送には対応していない。
NTTの光回線は地上デジタル放送に対応しています。(フレッツテレビ)
特定の専門チャンネルを視聴できる
『ひかりTV』とは違います。
いわゆる1チャンから7チャンまでの『地上波放送』ですね。
これはNURO光にはありません。(ひかりTVはあります。)
まぁ、そもそも光回線に故障が発生した時点でテレビも見れなくなってしまうフレッツテレビに対しては、私は否定的な方です。
しかしもともとNTT光でフレッツテレビを利用していた方は、別途テレビについて検討しなければなりませんので、こちらも注意しましょう。
エリアが全国区ではない
もうひとつデメリットといえる部分としては、エリアがまだ全国区ではないということです。
2013年…関東1都6県でサービススタート
2017年…関西・東海エリアにエリア拡大
2019年…九州エリアにエリア拡大
2019年12月…北海道にて受付開始
2020年現在、北海道で受付が開始された状態です。
今後まだまだ全国展開していくと思われますが、現時点では一部エリアにとどまっていますので、必ずエリア確認をしてください。
まとめ:申し込みには45,000円のキャッシュバックも忘れずに!

というわけで、ワイモバイル×NUROについての記事でした。
ワイモバイルがどうこうというより、単純にNURO光自体がおすすめの回線なわけで、そちらを選ぶためにはおうち割が適用されないのも仕方ない!
といったところです。(家族割が適用できるひとはしっかりもらってくださいね。)
色々メリットもお伝えしましたが、NURO光の最大のメリットといえばなんといっても高額キャッシュバック!
おすすめは公式キャッシュバックの45,000円還元!
現金還元は開通後6か月後と少し時間がかかりますが、ややこしい条件もなく貰える高額キャッシュバック!
今時なかなかそういった案件も少ないので、NURO光検討しているかたはお見逃しなく!