1月28日、楽天モバイル三木谷社長が楽天モバイルの新プランの発表記者会見を行い
ました。
現在、2020年4月より楽天アンリミットを利用している私も注目してみていました。
・どんなプランなんだろう?メリットは?デメリットは?
・他社が発表している新プランと比較して、どちらが良いのだろう。
・すでに楽天アンリミットを利用している人はどうするべきだろう。
あなたも気になりますよね。
特に楽天モバイルは2020年4月の、アンリミット提供と同時に『一年無料キャンペーン』
を実施しています。
初期から契約している人の、無料期間がそろそろ終了する時期が近づいている為、2021年4月までに、新プランの発表などの変化があるのでは…と予想されていました。
私も常に注目していました。
4月を迎えるにあたって、継続するのか・解約するのかを決めなければなりません。
私がどうするつもりかも、記事後半で紹介したいと思います。
使ってきて、色々メリット・デメリットがありました。
実際使った実感・体験をもとに今回の新プランをレポートしていきます。
楽天モバイルが激アツの新プランを発表。どんなプラン?

記者会見で現時点で明らかにされたプランから、なかなかチャレンジしたな‥という印象です。
そう感じたポイントをまとめてみます。
①データ利用量によって金額が決まる従量制。各項目の料金が最安級!

楽天アンリミットは通信無制限・通話無制限で2,980円のワンプランでの勝負でした。
分かりやすい反面、そこまで使わないので容量に制限があっても低容量・低料金の
プランが欲しいという声は少なからずありました。
このままいくと、そういった声の受け皿は大手3キャリアが発表した20GBプランになる
ところでした。
でてきた対抗プランは、使った容量によって金額が決まる従量制プランでした。
以下が料金プラン表。
通信容量 | 料金 |
0~1GB | 0円 |
1~3GB | 980円 |
3~20GB | 1,980円 |
20GB超過~無制限 | 2,980円 |
従量制プランって、結局通信料が多くなると高くなっちゃうんだよなぁ…
って感じがしてましたが、今回の『楽天アンリミットVI』は各項目の料金がすごすぎます!
どこをとっても最安級。
大手キャリアでやっている従量制だと、最終的な料金が結局5千円以上になってしまったり…なんてイメージもありますが、上限がそもそも2,980円なので仮に上限に達してしまっても大手プランと同額までに抑えられます。
大手プランで発表された主流の20GB/2,980円についても、
20GBまで1,980円なのでこの通信量帯においても大手を下回りました。
なんといっても驚きは1GBまでの通信量は、0円というところ。
さすがにこんなプランを出してくるキャリアは今までありませんでした。
サブ回線としてもっておいて、インターネット通信しないで楽天リンク(通話無料アプリ)のみ使うなら、固定回線がわりにほぼタダで使うことも可能です。
なお、2回線目以降は0GB~3GBまでが980円になります。
1GB利用でも料金は発生します。
これは、2回線目以降も同じようにタダにしてしまったら、データ利用量が少ないお客については何回線も契約して完全タダにできてしまうので、致し方ないかと思います。
②オンラインだけじゃない!店舗での申し込みでもOK!

大手キャリアの20GBプランでスタンダードになっているWeb申し込み限定。
楽天モバイルはここにも切り込んできます。
Webからの申し込みはもちろん、店舗での申し込みも可能なんです。
なにげにこの部分がネックになっていた人も多いのでは?
大手キャリアの20GBプランはすべてオンラインのみの申し込みなので、この部分においても差別化されたことになります。
③新プランも一年無料キャンペーンの対象!
これは本当に大きな決断でした。
楽天アンリミットは2020年年末時点で200万人の契約者を集めました。
これはこの一年無料キャンペーンによるものだと思います。
過去、高額のキャッシュバックや現金還元が常識だった時代、乗り換えだけで数万円
下手したら、10万円台の還元が得られた時代もありましたが、最近はそういった
ものは規制の対象になってしまいました。
そんな中でも打ち出してきたこの無料キャンペーンは、見逃せない激熱キャンペーンです。
このプランでも継続されるのは最高です。
2020年年末時点で、200万人申し込みが完了しているようです。
対象300万人までのこり100万人となっていますので、お見逃しなく!
新プランは4月からの提供ですが、現時点で楽天アンリミットVに申し込んでおいても4月の新プラン提供に合わせて、自動アップグレードするとのことですので、一年無料キャンペーンをぜひ利用したい人は今のうちに申し込んでおいてください。
楽天アンリミットVIのデメリット。データ低速モードの通信でもカウントされる。

今回の新プラン『楽天アンリミットVI』は、説明してきたとおりデータ通信料によって料金が変動する従量制の料金プランになりました。
そのことでデメリットもあります。
それが低速モードの通信も、データ利用量としてカウントされる点です。
公式HP上の注意事項にもこんな記載があります。
※毎月のデータ利用量によってプラン料金が変動いたします。データ利用量は楽天回線エリア、パートナーエリア(国内)、パートナーエリア(海外)すべてのエリアでカウントされます(データ高速モードがOFFであってもデータ利用量はカウントされます)。
最後の一文が問題。
楽天アンリミットには、『データ高速モード』のON/OFFの切り替えができる機能が搭載されていました。
my楽天モバイルにログインすると、ホーム画面上にデータ高速モードの切り替えがあります。
これをタップするだけで、低速モード=最大1Mbpsに制限されてその間の通信はデータ利用量としてカウントされなくなります。
節約モードといっても良いかもしれません。
今となっては主流となった最大1Mbpsの制限時の通信速度。
私はこれが好きです。
正直、私の使う通信においてはほとんどこの制限モードでまかなえるものです。
実質の使い放題の感覚で利用できるので、ずーっと利用してきました。
この実質使い放題の感覚がなくなるのは、残念でなりません。
たとえば、実際使っていると1Mbpsで物足りなく感じてしまうのは出先でアプリをダウンロードしなければならない時。
1Mbpsだとけっこう時間がかかってしまって、イライラするんですよね。
普段1Mbpsで使っていても、こういう時には『高速モード』に切り替えて使いたいんです。
通信容量を使い切っても1Mbps。だと…
高速モードに切り替えることは出来ません。
高速な通信が必要な状況に対応できなくなるんです。
最大1Mbpsの通信は、事前にモードで切り替える事ができてこそ使えるものだと感じています。
まぁ、従量制になった時点でこの変化は仕方のないことかもしれませんが、よくこの低速モードを利用していた方は注意してください。
他社の新プランとの比較。

まずは大手3キャリアの新プランと比較して表になります。
楽天アンリミットVI | ドコモ アハモ | au povo | ソフトバンクオンライン | |
0~1GB | 0円 | 2,980円 | 2,980円 | 2,980円 |
1~3GB | 980円 | |||
3~20GB | 1,980円 | |||
20GB~ | 2,980円 | ー | ー | ー |
表にすると分かりやすいですね。
20GBまで利用するとしたら、大手3プランより1,000円安くなります。
同じ金額だすのなら、無制限で使うことができます。
料金面で最安を更新したのがやはりおすすめポイント。
続いてauのサブブランドUQモバイル・ソフトバンクのサブブランドワイモバイルのプランとも比較してみます。
auのプランが『くりこしプラン』、ワイモバイルのプランは『スマホベーシックプラン』です。
楽天 | サブブランド | アンリミットVI料金 | くりこしプラン料金 | スマホベーシックプラン料金 | |
小容量 | 0~1GB | プランS 3GB | 0円 | 1,480円 | 2,680円(割引は考えず) |
1~3GB | 980円 | ||||
中容量 | 3~20GB | プランM くりこし:15GB スマホベーシックプラン:10GB | 1,980円 | 2,480円 | 3,680円 |
大容量 | 20~ | プランL くりこしプラン:25GB | 2,980円 | 3,480円 | 4,680円 |
サブブランドとの比較でも、各項目の料金で楽天アンリミットVIが下回っています。
ワイモバイルについては、スマホベーシックプラン以降の新プランが発表されていませんので、どうしてもプランでは劣るでしょう。
後出しが有利といわれるキャリアの新プラン発表。
先にだしたプランの料金を下回ったり、機能で上をいくものを発表することで
インパクトを演出できるからです。
楽天アンリミットでの一択プランなどもあって、ある程度頑固に譲らないところ
があるとちょっと不利かな…と思っていましたが、今回のプラン楽天アンリミットVIは根本的に考え方を変えて、すべてのデータ利用料の部分で最安級を実現しました。
これは評価に値します。
プランが優秀でも繋がらなかったら困る…。こんな場合は即解約!

楽天アンリミットはまだ通信エリアがすごく狭いって聞いたけど…
安くても繋がらない回線では困る…といった不安の声が上がっています。
当然ですよね。
楽天モバイルはMNOとして、自社エリアを整備し始めてわずか一年弱。
繋がりにくいという口コミは多くみられています。
さらに繋がりにくい屋内などのエリアをカバーするパートナーエリアも
随時、提携を解除していくようです。
そうなったら、エリア外の人・エリアに住んでいても家の中にいる時の通信が
出来なくなる可能性もあります。
現状、プラチナバンドを割り当てられていない楽天モバイルでこれは決定的に不利な状況になります。
これはまさに許せないリスクです。
今回のプラン優秀ですが、私自身もパートナーエリアが解除されてしまったら解約するでしょう。
当サイトでは楽天モバイルはサブ回線での利用をおすすめしています。

では、楽天は全く乗り換え先から除外するべきか…。
否。
私がおすすめする楽天モバイルの利用方法は、
サブ回線での新規契約です。
具体的には、2枚目のSIMカードとして契約してメイン回線と組み合わせて使うことを指しています。
近年のスマホでは、デュアルSIM対応のものが多くでています。
スマートフォン本体に契約の違う2枚のSIMカードを挿入し、操作によって切り替えることが出来る機能。
SIMカードを入れ替える手間・2台持ちする必要もなくなり、スマートにメイン・サブ回線を使い分けることが出来る。
デュアルSIM対応のスマホがなければ、キャンペーンによってポイント還元もされますので、新規に機種を購入してしますのも手です。
機種購入もキャンペーンによってお得にできるので、機種変更を検討しているかたも見逃せません。
こうすることで、自分の住んでいるエリアの繋がり具合を試すことができます。
また無料期間の一年でも、通信アンテナの拡充は相当に進むでしょうからどのくらい改善されるのかを無料で使いながら把握することが出来ます。
もし、安定して繋がる・速度も出るということであれば、一年後メイン回線にて乗り換え。ということが出来ます。
これは一年無料キャンペーンがあるからこそできること。
一年間無料で、まさにノーリスクで乗り換えたときの状態をお試しすることができるのです。
一年無料キャンペーンが継続されるとのことです。
検討のかたはお早めに…。
まとめ:すでに楽天アンリミットVを利用している人はどうするべきだろう。私は継続します。

4月から適用される今回発表の新プラン『楽天アンリミットVI』。
すでに旧プラン『楽天アンリミットV』で申し込んでいる人は、自動的にアップグレードされます。
私は昨年4月から使っていますので、楽天アンリミットVIに乗り換えて使い続けます。
他の新プランと比較しても、安い。
というのが理由です。
大手キャリアとの競合ライン20GBを制し、低容量帯でインパクトをのこしたUQモバイルをも制しました。
現時点では、解約する理由はなくなりました。
利用する上での注意点はただひとつ。
プラチナバンドが確保されない状況で、パートナーエリアが解除されてしまったら即解約!
わたしはこの基準で使い続けます。
ここだけは、気にしてみていく必要があります。
人口カバー率70%を超えた地域から順次、パートナー契約を解除することを検討していくようです。
この動きにだけは気をつけてみておきましょう。
とはいえ、現状のまま楽天エリア以外をパートナーエリアでカバーしている状態なら安定して使えますので、ぜひ1年無料の間に契約しましょう!