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やはり気になるのは楽天アンリミットの通信速度
楽天モバイルの対応機種に関わる失敗談。大変なんで同じ失敗にはご注意を・・!
早速測定した楽天エリアでの速度
後でも書きますが、私の自宅は楽天エリア外なので楽天エリアに移動して測定しました。
一日の中でも通信速度が遅くなる夕方の時間にあえて測定した結果です。
下り39.3Mbpsでています!
ちょっとこの速度には驚きました。夕方の時間帯ということもあり10Mbps前後でていれば御の字かな・・。くらいの感じだったのですが、固定回線並みといっても過言ではない速度がでました。
場所を近隣で変えたり、何回か測定しましたがほぼ同じような結果がでました。
もちろん通信速度は水物で、環境や時間帯が変わればいくらでも変化するものです。
すべてのエリア・すべてのユーザーに適用される結果ではないことをご了承ください。
しかし、続々とアップされている同様の計測結果に関する記事でも同じように高速な測定結果が報告されていますので、ある程度信頼のおける結果といえるかもしれません。
まだ、300万名無料キャンペーンも継続されていますので、契約者数が少ないのも快適な通信ができている要因のひとつかもしれません。
楽天エリアならこの速度で使い放題
楽天アンリミットのウリの一つは楽天エリアであれば、通信制限なく使い放題ということです。
(正確には1日で10GB以上使うと最大3Mbpsに規制される制限もありますが・・)
しかし、一日10GBはなかなかの容量です。
そこはもちろんひとそれぞれなのですが、かなりの使い道があるのではないのでしょうか?
主要キャリアとの料金比較
そして大事なことは大手キャリアと比較しても遜色のないこの高速通信を格安で利用できることです。
楽天アンリミットの料金は月額2,980円。
主要キャリアの大容量プランの場合は
キャリア | 4Gプラン (容量) | 料金 | 5Gプラン | 料金 |
ドコモ | ギガホ(30GB) | 6,980円(定期契約なし) | 5Gギガホ(10GB) | 7,650円(定期契約なし) |
au | auデータMAXプラン(上限なし) | 7,480円(定期契約なし) | データMAX5G (上限なし) | 8,480円(2年契約) |
ソフトバンク | ウルトラギガモンスター(50GB) | 7,480円(定期契約なし) | メリハリプラン(最大50GB) | 8,480円(定期契約なし) |
大容量プランとよばれるプラン、またいよいよスタートした5Gのサービスでの大容量プランの料金です。
やはり料金の高さが目立ちます。
しかし、3大キャリアの通信品質の良さが加算されての料金であることも忘れてはなりません。
安定した高速通信を大容量で利用する場合は、どうしてもこのくらいの料金がかかるのが今の日本の通信の現状です。
これはあくまで基本料金です。
3大キャリアの場合、ここから様々な割引が適用されていくわけです。
『色々な割引で料金プランがわかりづらい・・。』
どなたにも経験があるかもしれません。
楽天アンリミットはデータ無制限を実現しながら、プランは一択料金2,980円のみとシンプルを極めました。
本格的に3大キャリアに殴り込みをかけたといっても過言ではない、大胆なプランです!
楽天エリアのはずなのに・・繋がらない。
ちょっと話をもどして、先ほどの楽天アンリミットの速度測定をしたときの状況を説明していきます。
とりあえず放浪の旅・・
私の自宅は楽天エリアではありません。
まだまだ都市部に限定されている楽天モバイルの設備。
楽天エリアであれば、先ほど紹介したような高速通信を無制限で利用できるわけです。
関東地方の楽天エリアのマップです。
ピンクの部分がすべて楽天エリアではありません。
濃いピンクの部分、東京の都市部とその近辺しかエリアがないのがわかります。
広範囲の薄いピンクの部分はauと提携している
『パートナーエリア』です。
こちらも高速で通信可能ですが、データ上限は5GBに制限されてしまいます。
『ウーン、狭い・狭すぎる・・。』
埼玉県南東部の我が家からなら、少し行くと楽天エリアに侵入することは可能です。
楽天エリアを探し求めてしばし放浪の旅です。
楽天エリアでも全然楽天回線に接続されない
この点についてはまたレポートしたいとおもいますが、不思議なことに濃いピンクの部分に入っても全然楽天回線に接続されませんでした。
『おかしいな・・。』
と近辺を不審者さながら、ウロウロするわたし。
結構近所にはエリアの境目みたいな部分があります。
マップではエリアのはずなのに境目みたいなところの場合は、まだ設備がしっかり拡充されていない場合があるようです。
車で東京に近いもっと全体ピンクのエリアに移動してみました。
APN設定を再度設定しなおす。
しかし、それでも繋がらない回線にイライラしてきました。
いくらなんでもおかしい。。
開通作業以来、自動で設定されたそのままのAPN設定を手動でいれなおしてみました。
楽天モバイルのAPN設定は以下のとおり。
APN名 | 楽天(rakuten.jp) |
APN | rakuten.jp |
MCC | 440 |
MNC | 11 |
APNタイプ | default,supl,dun |
APNプロトコル | IPv4/IPv6 |
APNローミングプロトコル | IPv4/IPv6 |
PDPタイプ | IPv4/IPv6 |
そうしたら・・
ついに繋がりました!
で最初の画像の速度測定です。
テンション上がって何回も実施していずれも悪くない結果を得ました。
これでデータ無制限は魅力的!
今いるエリアは楽天エリアなのか、サポートエリアなのか?
いままでつながった事がなかった楽天エリアですので、いくつかギモンが。
楽天エリアにいるのか、パートナーエリアなのかの判別はどうすれば良いのか。
my楽天モバイルでエリア通知をしてくれる
楽天エリアに入ったときのmy楽天モバイルの画面です。
赤枠の部分に『楽天回線エリア』って表示されています。
結構わかりやすく教えてくれます。
LTE Discoveryを利用する
どのエリアに繋がっているかを調べるなら、便利な
『LTE discovery』というアプリもあります。
LTE Discovery|今、スマホが使っているLTEバンドを確認できる
↑こちらを参考にさせていただきました。ありがとうございます!
検索画面をみると矢印の部分に掴んでいる通信バンドがいくつかが表示されます。
『band3』となっています。
楽天モバイルの通信バンドは現状band3にしか対応していません。
サポートエリアだとband18になります。
楽天エリアでのYouTube視聴
かくして高速通信ができることがわかったので、試しにYouTubeを視聴してみました。
スーパーホーダイでも最大1Mbpsで通信できて、標準画質なら止まることなく視聴できます。
”使い放題”の感覚で利用することが出来たわけですが、あくまで標準画質でのこと。
高画質1080pなんかは絶対に止まります。
最大1MbpsではYouTubeの視聴にある程度制約がかかります。
楽天エリアでYouTube視聴した時の様子です。
なんと高画質1080p視聴しても問題ありません。
全く止まることなく視聴することが出来ました。
音楽目的で聞き流すことが多くて画質にあまりこだわることがなかった私ですが、これならいろんな動画をストレスなく見る事ができます!
何度もいいますが、あくまで楽天エリアにいれる人はうらやましい!
使わない手はないと思います。
楽天アンリミットを使う上での注意点・今後の課題
というわけで、楽天エリアでの速度測定結果についてお知らせしてきました。
サービスが始まったばかりの楽天アンリミットについての注意点をまとめておきます。
注意点①楽天エリアはまだまだ狭すぎる
お伝えしたように楽天エリアはまだまだ狭いです。
高速で無制限の恩恵を受けられるユーザーはほんの一部であることを忘れてはなりません。
まぁ、『パートナーエリアであるau回線を上限5GBで使える』
くらいの感覚でお試しで契約してみるのもありだとは思います。
上限に達しても最大1Mbpsでの通信ができます。
このあたりはMVNOのときからのメリットが引き継がれている形です。
注意点⓶対応バンドは1種類しかない
先ほど初回した通信バンドの対応も今後の課題です。
楽天エリア・・・band3
パートナーエリア・・band18
この二つのみです。
band3は東名阪(東京・名古屋・大阪)で主にLTE通信に利用されるバンドです。
下り最大150Mbpsの高速通信を担う周波数帯。
反面、建物の中など障害物がある場所では繋がりにくかったり、エリアが狭く山間部や地方では対応していないなどのデメリットがあります。
band18はサポートエリアのauにおけるプラチナバンド。
band3より低速ではあるが、繋がりやすさで建物内や地下の通信をカバーする。
auのプラチナバンドなので、端末ではこのバンドに対応していないものも多いので注意が必要。
(私の失敗も手持ちの端末がこのバンドに対応していなかったからでした。)
対応バンドが少ないので、楽天エリアにいたとしても屋内にいるような場合は通信ができずに気づかないうちにパートナーエリアに繋がっていることもあるので注意しましょう!
注意点③1日10GB以上の通信には規制がかかる
本文中にも少し触れましたが、無制限とはいえ一日あたり10GB以上の通信があった場合は制限がかかります。
こちらは4月3日より1Mbpsから3Mbpsに改善されました。
最大1Mbpsはスーパーホーダイの時から重すぎる通信でなければ、ほとんどストレスなく利用できます。
それ以上の最大3Mbpsでの通信が補償されますので安心です。
規制がかかった場合でも、日付が変わればリセットされて解除されます。
無制限をうたっていますが、厳密にいえば完全に無制限というわけではありませんので注意しましょう。
特に無制限だからといって固定回線がわりに使おうとしている人は制限がありますので注意してください。
注意点④サポート体制が不十分
第四のキャリアとして出発して衝撃的プランで話題になっている楽天モバイルではありますが、サポート体制が十分とはいいがたいのが現状です。
楽天モバイルのチャット問い合わせを利用した驚きの対応レポート。サポート体制には不安あり!
☝こちらの記事もご覧ください。
対応機種について、楽天Linkの認証SMSについて、はたまた付与される楽天ポイントについてなど・・。
自分で乗り換え作業することに慣れていない方には、サポートがないというのは非常に不安なポイントになります。
乗り換えに対しての情報は事前によく収集してから望みましょう!
まとめ 今後の拡充に期待!
- 楽天エリアの拡充
- 対応バンドの拡充
悪く言えば”見切り発車”をした楽天モバイル。
課題は少なくないように思えます。
300万名1年間料金無料キャンペーンはまさにユーザーが判断をくだす期限といえます。
しがらみなく、既存の常識を壊していこうという理念には同意したいと思います。
今後の対応に期待したいと思います!